アラカンのオーボエ

リニュアル・オープンします\(^o^)/

音楽あれこれ

[ リスト | 詳細 ]

気ままな音楽日記。日々の音楽の話題はこちらから。
記事検索
検索

全84ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

16日(火曜日)の夕方、サントリーホールで東京都交響楽団第790回定期演奏会を聴いてきた。

当夜のプログラムは指揮者にアンドリュー・リットン氏を迎えて、
シェーンベルク:ピアノ協奏曲 op.42(ピアノ:ウィリアム・ウォルフラム氏)
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 op.27
というものだった。

ちなみに、最近までどちらの曲も聞いたことがなかったが、ラフマニノフは先日偶然乗った飛行機の機内サービスのプログラムに第3楽章が入っていて聞いた。良い曲だなと都響のプログラムを見たら、今月の定期に入っていて、ちょっとびっくりした。
ところで、この第3楽章は映画か何かで使われていませんか?どっかで聞いたことがあるような気がするんだけど。

で、感想です。
シェーンベルクは、この人の作品の多くが演奏が困難で演奏者に緊張と集中を強いることが多く、聴衆もかなり緊張して聴くという印象があるのだが、当夜の演奏ではピアノもオーケストラも事も無げに譜面通りに無機的に演奏したという印象を受けた。そのため、聴衆も過度に緊張することも無く普通に鑑賞できたのではないだろうか。
しかし、そうなるとシェーンベルクの音楽は縦横に関連性のほとんどない音の連続となってしまい、何か物足りないという印象を受けた。
それにしても、サントリーホールの2階センター席はコンチェルトのピアノが響かないと思う。ピアノの音だけが不自然にデットに聞こえる。

一方、ラフマニノフは思いっきりウェットな演奏だった。リットン氏が大柄な体を目一杯使って雄弁に表現するのに呼応して、都響も気持ちよくラフマニノフ特有の美味しいメロディーを歌い上げた。もともと、都響はロマンチックなメロディーを歌うのが得意だけど、当夜はまさにその本領発揮という感じだった。要所要所で現れる、弦のメロディーを支える金管のピアニッシモの和音がとっても綺麗だった。

当夜の演奏は、ラフマニノフのこの曲の演奏としては1つの完成形だと言っても良いだろうと思う。

もっとも、こういう演奏をすると「映画音楽みたいでけしからん」という人が必ずいる。でも、プロコフィエフの作品などでは映画のための作品がコンサートのプログラムに取り上げられることもあるわけで、「映画音楽」だから芸術性を欠くというステレオタイプの発想は止めた方が良いと思うのだが。



5月29日、サントリーホールで東京都交響楽団第789回定期演奏会を聴いてた。

今回は、指揮者にデンマーク出身のト−マス・ダウスゴー氏を迎えて、
現代フィンランドの女性作曲家のサーリアホさんのクラリネット協奏曲「D'OMLE VRAI SENS(人の真なる感覚/意味)」という2010年作の現代曲の日本初演と、デンマークの作曲家ニールセンの交響曲第3番「広がりの交響曲」
というもの。

クラリネット独奏は、この曲の世界初演を行ったカリ・クリークさん。

まず、サーリアホさんの作品だが、独奏クラリネットの驚異的な超絶技巧を軸に独奏者のボディーアクションや移動なども含めた饒舌な表現を駆使する作品だった。このクラリネットを支えるオーケストラにも木管楽器の重音奏法やフラッタリング、微分音などかなりの現代奏法を求めていたが、都響は普段どおりなんの問題なく演奏していた。
そのような不思議な音楽空間になんとも言えない興奮を感じた。

次にニールセンだが、この曲はベートーベンの田園のような明るい感じの曲というイメージで進んでいって、終楽章になると明るく元気になる応援歌のような印象で、聞く人を前向きにしてくれる曲だった。
ダウスコーさんはさすがにお国物のニールセンだけに全曲を手に入れてそれを都響に明確に理解させて演奏していたように感じた。
なお、2楽章にソプラノの半田美和子さん、バリトンの加耒徹さんのボカリーズが入った。

それにしても、都響の演奏は素晴らしかった。この演奏機会の少ない曲を完全に手の中に入れて、何度も演奏した曲かのように慣れた調子で演奏していた。今回も本当に素晴らしい演奏会だった。

聴音のお勉強

随分前に今は閉店してしまった、某有名楽器店のお店でふと見つけて衝動買いしたのが、このドリル。

イメージ 1

そのまま放置してたのだが、ふと思い立って始めてみた。これまで生まれてから聴音なんてまともにやったことがないので、かなりドキドキしながら始めた。
もっとも、「小学生低学年から」というレベルだから、最初は全音符で「ド・レ・ミ・ファ・ソ・ファ・ミ・レ・ド」なんて感じ。

でも、少しずつ難しくなって、音符も四分音符や休符が出てきたり、使われる音もドからドまでのオクターブになったり、ヘ音記号がでてきたり。
出来た、間違ったと一喜一憂しながら進んでいくと・・・・・、
イメージ 2

ついに来ました、二段楽譜。

単旋律でも四苦八苦しているのに、二段楽譜とは(-_-;)
とにもかくにも、少しずつ地道に練習していきたいと思います(笑)

映画「セッション」

ハリウッド映画の「セッション」が話題になっている。かなり、話題にもなって評価も高いようだ。

でも、私は予告篇を見ただけで行く気がなくなった。鬼教師であるフレッチャー(J・K・シモンズ)が主人公の若いドラマーのニーマン(マイルズ・テラー)に対して罵倒するシーンが、自分がレッスンやいろんな場面で先生から指摘されるシーンに重なっていたたまれなくなるから。

もちろん、私が教えていただいている先生方は、どなたも皆、優しくて親切で、あんなひどいことはもちろんしないし、私にも判るように一生懸命工夫しながら指摘してくださる。

でも、「速い」とか「遅い」とか、音程が「高い」とか「低い」とか、言われると自分で「間違った」と思って居る時はいいのだが、自分では正しいというか「言われるほどじゃないでしょう」としか思っていない時は、どうして良いのか判らずにパニックになってしまうこともある。

指導してくださる先生方の様子を見ていると、パニックにならないように違っていることを自分で分かるように辛抱強くいろいろ練習方法を工夫してくださるのがよく判る。なにより、委縮させたり過度に緊張させるようなことがないように考えていることも良く判る。
「指摘されてパニックになる割には冷静に見ている」なんて指摘しないでくださいね。人のやることや言うことの裏を読む力は、私、音楽よりもはるかに才能があるみたいなので。でも、それが日ごろに人付き合いに生かせないのが最大の問題で・・・・。

結局、音楽って心の表現だから心が自由にならなければ良い音楽や楽しい音楽にはならないわけで、その中でどうやって正しく導くかということに日々努力しているミュージシャンから見ると、この映画はかなり違和感を覚えるのではないかと思う。
昨日(8日)、上野の東京文化会館で東京都交響楽団の第787回定期演奏会を聴いてきた。今回も大野和士さんの音楽監督就任記念としてマーラーの交響曲第7番「夜の歌」を取り上げた。

都響は、これまでも何回もマーラーを取り上げ交響曲全集も出していて、都響を代表するレパートリーの1つ、何人もの巨匠とともに名演を繰り広げていた。その都響の音楽監督就任にあたってマーラーを取り上げた大野さんの意気込みが感じられる。
大野さんのプレトークでその辺りのことを言うのかと思ったら、曲の背景や曲のイメージについての説明を、かなり熱く語るものだった。

私もマーラーの7番は、都響=インバル氏で2007年に聞いている(その時の記事はこちら)。

で、昨夜の感想だけど、あんまり作為を感じない自然に音楽が流れている感じの演奏だったと思う。そうやって演奏されると、この曲が持つなんとも不条理な雰囲気が一層強調されるように感じて、まるでシュールレアリズムの絵画や映画を見ているような気持になりながら聴いていた。

もちろん、シュールレアリズムは1920年代後半からの芸術運動だからこの曲が作曲された1904〜5年の随分先の話なので、この曲自体にそういう影響があるわけがないのだが・・・・。

この演奏には賛否さまざまな意見があるようだ。少なくとも今までの「夜の歌」のイメージとは随分異なるように思う。これまでの演奏は、このまとまりのない何ともとらえどころのない曲を、なんとかまとまった構築物のように構成しようと努力して演奏していたように思う。それに対して昨夜の演奏は、この曲をあえてワーグナーやそれ以前のロマン派の曲を演奏するように演奏してみせることによって、マーラーが楽譜に込めた不条理な非現実的なあれこれを強調しようとしたのかもしれない。

聴き終わってから大野さんのプレトークを思い出してみると、曲のイメージをかなり具体的に説明していたことやシュールレアリズム運動の思想的な背景となった精神分析医のフロイドとマーラーの関係に言及したことは、これから流れるつかまえどころの無い夢の世界の伏線だったのかもしれない。

全84ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]


.
sakurita1956
sakurita1956
男性 / A型
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

Yahoo!からのお知らせ

過去の記事一覧

検索 検索

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事