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思い出の中にでかい壁のような塊があって、その先にいけない。
懐かしかんでもしかたないことなのか、自己防衛なのか。
たかが一人の人生なので膨大というのも、大げさだがこれかの日常では忌々しい事柄はすべて個人の人生に
引っかかってくる。

一度やってしまったことは、思い出がある限り付きまとう。やられてしまったこともそうだ。
執念深く付きまとう輩の原動力もそこだ。二人ほど印象的な教師がいる。辱めをうけた経験と思い込めるそいつを、
植え付けた張本人だ。追いかけようにも、手がかりも暇もない。一瞬でもそう思ったことが、無駄のようだ。

かといって寝ても起きても嫌な気分として汚匂のようでまとわりついてくるのには、神経も鈍感になり、いつの間にか奴と同じような匂いのする人物になっているのだろう。

大人である自分自体が盾として完璧であると思い込んでいるのか自信があるのか、日々の振る舞いは常軌を逸脱しているように見えた。高校教師、飛田。化学を担当していた

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