(無題)



イメージ 1



昔のホラー映画に出てくる宇宙人??

 ⇒頭上のオレンジ色の光が不気味



植物の種子??

 ⇒ちょっと雰囲気が違う



線香花火を撮影??

 ⇒背景が暗くない



単なる合成写真??

 ⇒そんなテクニックはない


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     ↓

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その正体は????


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(ちょっとだけ引っ張る)


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     ↓


オビガ幼虫(オビガ科)
イメージ 2
2017年7月19日 矢立峠・青森

多くの方の予想どおり、オビガの幼虫【注】

まばらにある真っ白な「長い毛」と、
各体節ごとにまとまった「やや短めの毛束」があり、
この独特の雰囲気が、オビガ幼虫の特徴だ。

普通に考えると、長いまばらな毛と、短い密な毛を、
併せ持つということは、何らかの異なる機能がありそうだ。

ただ、幸か不幸か、この子には毒針毛はないので、
興味ある方は、触っても大丈夫。

有毒植物ではないスイカズラ科植物の葉を食べるので、
体液が不味いということもなさそう。

この写真では、どっちが頭なのか、全く不明である。
それも、特定の捕食者に対しては、有効な防御手段なのだろう。








オビガ幼虫(オビガ科)
イメージ 3
2017年7月19日 矢立峠・青森

上の幼虫を、普通に正面から撮ると、
こんな感じに見えるので、最初の写真とは、
ちょっとだけ雰囲気が違う。

この子は、面白いことに、危険を感じると、
体を激しくゆすって威嚇する。

この行動に、反応する捕食者は、必ずいるはずだ。



・・・では、最初の写真は??







オビガ幼虫(オビガ科)
イメージ 4
2017年7月19日 矢立峠・青森

もっと近づいて、軽くツンツンすると、
頭とお尻を持ち上げて「U字型」になる。

このような不思議なポーズをとる幼虫は、
シャチホコガの幼虫に代表されるように、意外に多いのだ、
 
 ⇒普段とは違う静止姿勢をとることで、
  野鳥類などの捕食者からの攻撃を、
  一瞬だけ躊躇させることができるようだ。









オビガ幼虫(オビガ科)
イメージ 5
2017年7月19日 矢立峠・青森

これが、そのときの正面から撮った写真で、
アングルは、最初の写真とほぼ同じだ。




・・・ということは、

最初の写真は、単なるフォーカス・ミス!!


 


【注】オビガの成虫(蛾)は、まるで枯れ葉のように見える。
   枯れ葉に擬態する蛾は、翅を閉じて止まることが多く、
   左右対称の蛾の姿を見破られないためだ。

    オビガ成虫(オビガ科)
   イメージ 6
   2014年7月21日 ひたちなか市・茨城

   しかし、オビガは違う。
   前翅と後翅の微妙な重なり(開きの角度?)と、
   後翅後縁の膨らみが、葉っぱの形状そのものなのだ。

   明らかに、どの辺まで開けば(後翅を見せれば)、
   自分が、葉っぱに見えるか分かっているようである。

   【枯れ葉擬態 オビガ】
    ↓   ↓   ↓
    http://kamemusi.no-mania.com/Date/20140812/1/







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前回のトホシハムシ幼虫集団に続いて、
ミヤマハンノキ(多分)で見かけたハムシの幼虫集団。

ハンノキ属の植物の葉っぱには、ハンノキハムシや、
ルリハムシ、トホシハムシ、ミヤマヒラタハムシなど、
数種類のハムシ類が見つかる。

 ⇒ただ、この時期(5・6月)に、ハンノキ類で見かける幼虫集団は、
  ミヤマヒラタハムシか、前回のトホシハムシだ。
  





ミヤマヒラタハムシ幼虫集団(ハムシ科)
イメージ 1
2017年5月31日 白岩森林公園・青森

幼虫の体は、後方に向かって徐々に細くなっているので、
この子たちは、おそらくミヤマヒラタハムシの幼虫だろう。

 ⇒ハンノキハムシの幼虫に似ているが、
  出現時期が1ヶ月以上早いので、違うようだ。
  また、ルリハムシ幼虫とは、色彩や形態がかなり異なる。








ミヤマヒラタハムシ幼虫集団(ハムシ科)
イメージ 2
2017年5月31日 白岩森林公園・青森

ミヤマヒラタハムシの幼虫は、こんな雰囲気で、
体が後方に向かって細くなって、穴を開けながら葉っぱを食べる。

 ⇒ただ、あまりにも集団が大きくなると、
  穴(食痕)が繋がって、葉脈だけが残ることもあるようだ。







ミヤマヒラタハムシ幼虫集団(ハムシ科)
イメージ 3
2017年5月31日 白岩森林公園・青森

この写真でハッキリ分かるのだが、
ミヤマヒラタハムシ幼虫は、全く同じ環境にいるのに、
白っぽい個体と、黒っぽい個体がいて、
さりげなく色彩変異があるのだ。








そして、成虫の写真。


ミヤマヒラタハムシ成虫(ハムシ科)
イメージ 4
2017年6月24日 恐山・青森

そして、ミヤマヒラタハムシの成虫も、
幼虫時代と同様に、個体によって色が違う。

 ⇒幼虫時代の色彩と、関連があるのだろうか?






こんなことも!!


ミヤマヒラタハムシの横暴?
イメージ 5
2013年6月25日 十和田湖・青森

交尾中のルリハムシのカップルに、
何故か、さりげなくチョッカイを出している雄成虫。

 ⇒植物が、多分ミヤマハンノキなので、
  両種のハムシの同定は間違いないだろう。







ついでなので、前回のトホシハムシの成虫の写真も・・・・


トホシハムシ成虫(ハムシ科)
イメージ 6
2017年6月19日 白岩森林公園・青森

このような黄色やオレンジ色に黒い模様のある、
ハムシやテントウムシの仲間は、意外に多い気がする。

 ⇒当然、防御物質や不味成分を体内に持っているので、
  典型的なミュラー型擬態なのかもしれない。







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ハムシ類の幼虫の同定については、
姿かたちだけではなく、餌植物の種類や食痕の状態、
さらに、出現時期や地域などの情報があれば、
写真だけの同定も、ある程度可能である。

以前このブログで、ダケカンバにいた黒い幼虫集団が、
いくつかの状況証拠から、トホシハムシの幼虫であることを推定した。

【虫たちの親子-33 トホシハムシ】
  ↓   ↓   ↓
 http://kamemusi.no-mania.com/Date/20151208/1/






今年も、ほぼ同じ時期に、同じ場所で、幼虫集団を見つけた。


トホシハムシ幼虫(ハムシ科)
イメージ 1
2017年6月18日 酸ヶ湯温泉・青森

この子たちは、真っ黒な身体に横線(シワ?)が沢山あって、
体の後方が明らかに太くなっているので、
おそらくトホシハムシの幼虫だろう。


同じ時期に、ダケカンバの葉っぱを食べるハムシとして、
次回紹介する予定のミヤマヒラタハムシが良く知られている。

 ⇒ただ、ミヤマヒラタハムシの幼虫は、
  体が後方に向かって細くなり、
  葉っぱに穴を開ける食痕が特徴的なので、
  さりげなく識別可能である。






・・しかし!!!


トホシハムシ幼虫(ハムシ科)
イメージ 2
2017年6月18日 酸ヶ湯温泉・青森

ちょっとだけ遠目から、同じ集団を撮ると、
左側の赤矢印の先に、蛹のようなものが見える。

これまでの経験から、多くの場合、
「幼虫のいる隣の葉っぱに蛹も見つかった!」
という状況で、一件落着なのだが・・・

しかし、トホシハムシ幼虫の場合は、
そのまま葉っぱで蛹化することはなく、
地面に降りて、土中まで蛹になることが知られている。

 ⇒だから、少なくとも赤矢印の蛹は、
  トホシハムシのものではないのだ。







・・・ということは・・・?


もしかしたらミヤマヒラタハムシの蛹かも??
イメージ 3
2017年6月18日 酸ヶ湯温泉・青森

前述のように、ミヤマヒラタハムシの幼虫は、
トホシハムシと同様に、ダケカンバに集団を形成し、
葉っぱに穴を開けて食べ、葉上で蛹になる。

 ⇒ただ、あまりにも集団が大きくなると、
  こんな雰囲気で、穴(食痕)が繋がって、
  葉脈だけが残ることもあるのかもしれない。


しかし、ネットで写真を検索すると、
ミヤマヒラタハムシの蛹とは、微妙に違うようだ。







翌日、幼虫集団のその後の状況と、
蛹の状態を確認するため、もう一度、
同じ葉っぱを見に行ってみた。


トホシハムシ幼虫(ハムシ科)・・・中央
イメージ 4
2017年6月19日 酸ヶ湯温泉・青森

中央部にいた6匹の幼虫集団は、1匹だけになっており、
周辺には、新たな蛹の姿は見つからなかった。

おそらく、地面に降りて、土中で蛹になったのだろう。

 ⇒だから少なくとも、この幼虫はトホシハムシで間違いなさそうだ。








多分ハムシ類の蛹(ハムシ科)
イメージ 5
2017年6月19日 酸ヶ湯温泉・青森

また、左側の蛹の集団の数や状態には、変化はなかった。
だから、「前日の写真がトホシハムシの前蛹で、
翌日に地面に落下する」という可能性は消えた。

 ⇒やっぱりミヤマヒラタハムシの蛹なのか???



しかし、ここで大問題が発覚した。

間近で見ると、このような細長い蛹は、
絶対にミヤマヒラタハムシのものではないのだ。

現場で、もう少し確認すべきだったのかもしれないが、
特に上部に写っているのは、真ん中にくびれがあるので、
幼虫の脱皮殻と蛹の脱皮殻の2連になっている可能性もある。

 ⇒ネット検索すると、北海道にいるウズマキハムシのイメージで、
  右半分が幼虫の脱皮殻で、左半分が蛹の脱皮殻なのかも・・・?





・・・ということは、

これらの蛹は、ダケカンバを餌とする他のハムシ類のものなのだろう。

 ⇒ハンノキハムシは、出現時期が1箇月ほど遅いはずだし、
  蛹の形態も全く異なる。

 ⇒同じくハンノキ類を餌とするルリハムシも候補だが、
  蛹は、クルミハムシのような葉裏に懸垂されるタイプだ。

 ⇒もう一種、やや小型のムナグロツヤハムシという種類がいて、
  今の時期(6月頃)にハンノキの葉っぱを摂食する。
  ただ、蛹の写真は、ネットで確認できなかったのだが、
  とりあえず、最有力候補になってしまう・・・【注】



もちろん、話がややこしくなるだけだが、
ダケカンバを餌植物としないハムシ類も候補かもしれない。

そういえば、すぐ近くでヤナギハムシの成虫を見かけたし、
もしかしたら、他のハムシ類が、たまたま、
この場所で蛹になったのかもしれない。

 ⇒ヤナギハムシの蛹も、懸垂タイプなのだが・・・





【注】消去法を採用した場合には、今回のように、
   消去する対象が限られてしまうと、
   様々な理由で消去できないものが、
   その時点で、最有力候補になってしまう。

   ムナグロツヤハムシは、ツヤハムシ亜科に属するので、
   これまでのハムシ亜科の種類ではない。
   蛹の形態の情報不足により、消去できる理由が少なく、
   上記の好例になってしまったのだ。
  




 
   

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自宅から、車で10分ほどの林道わきのヨモギで、
茎の部分にいた初見のツノゼミに出会った。

 ⇒ちょうど、ヒメジンガサハムシの幼虫を撮影中だったので、
  たまたま小さなツノゼミを発見することができたのだ。
  おそらく、歩きながらでは、見つからなかったと思う。


もちろん、カメムシの仲間とは言っても、昔は、
間違いなくスルーしてたはずの虫なのだが・・・

 ⇒写真を撮るようになって、初めて知った世界???







モジツノゼミ(ツノゼミ科)
イメージ 1
2017年6月26日 座頭石・青森

いつも見かけるトビイロツノゼミに比較すると、何となく違和感があった。

 ⇒ツノ(前胸背の側突起)の形状と、
  全体の色彩が、明らかに異なっている。








モジツノゼミ(ツノゼミ科)
イメージ 2
2017年6月26日 座頭石・青森

帰宅後にネット検索すると、多分モジツノゼミらしいことが分かった。

学名は、Tsunozemia paradoxa (Lethierrt) であり、
種小名が mojii  とかになっていないので、
モジは、人名に由来するものではなさそうだ。

 ⇒もしかしたら、北九州市の門司なのかもしれない。

・・・もちろん、注目すべきは属名で、
個人的には、こういうのは好きである【注】






もう少し、写真が撮りたくて、10日後に同じ場所に行ってみた。
ところが、出会ったのは別種のツノゼミのように見えた。


多分モジツノゼミ(ツノゼミ科)
イメージ 3
2017年7月6日 座頭石・青森

同じヨモギで見つけたこの子は、
ツノ(前胸背の側突起)の大きさと形状が、
上の写真のモジツノゼミとは明らかに異なっていた。

 ⇒ただ、ツノ先端の鋭さの程度がかなり微妙だ。
  もっと先端が鋭く尖っていれば、
  珍品のただのツノゼミなのだが・・・








多分モジツノゼミ(ツノゼミ科)
イメージ 4
2017年7月6日 座頭石・青森

正面からの写真も撮ることができたが、
何となくネコの顔を連想する・・・

 ⇒この写真でも、耳(=ツノ)の形状が、
  ただのツノゼミのようにも見える。
  
  しかし、同じ場所に、2種が混生するとは考えにくいので、
  やっぱり、この子もモジツノゼミなのだろう。







比較のため、最も普通に見られるトビイロツノゼミの写真も。


トビイロツノゼミ(ツノゼミ科)
イメージ 5
2015年6月6日 だんぶり池・青森

この子は、こんな雰囲気で植物の新芽のように見える。

 ⇒トビイロツノゼミのツノ(前胸背の側突起)は、
  上記2種(?)に比較すると明らかに小さい。


本種の寄生植物は、多くの種類が知られているが、
ややこしいことにヨモギで見つかることもあるようだ。

・・・ということは、ヨモギには、
今回紹介した3種のツノゼミがいても、
おかしくないことになる。





【注】念のため、手持ちの古い図鑑を調べてみると、
   モジツノゼミの学名は、
   Tsunozemia mojiensis Matsumura
   となっていた。

   おそらく(!)、松村先生の日本語の属名は生きており、
   和名のモジの由来は、当時の昔の門司市で、
   種小名 mojiensis がシノニムだったようだ。

   




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久しぶりに、矢立峠の旧道(青森県側)を歩いていると、
遠くに、ハチか?、アブか??、か???
という雰囲気の不思議な虫を見つけた。




ハチ? アブ?? 蛾???
イメージ 2
2017年6月18日 矢立峠・青森

葉っぱの陰にいるので、正面から撮りにくい!!!

 ⇒歩きながら、虫を見つけて、いざ写真を撮ろうとすると、
  こんな状況は、よくあることなのだが・・・


アングルを変えた瞬間に逃げられてしまうこともあるので、
とりあえず1枚目のシャッターを押しておく。









クロスキバホウジャク(スズメガ科)
イメージ 1
2017年6月18日 矢立峠・青森

よく見ると、数年前に一度だけ出会ったことのある、
クロスキバホウジャクのように見えたので、
上にかぶさった葉っぱを、そっとずらしてみた。

 ⇒そして、下の1枚を撮った後、
  予想どおり(?)見事に逃げられてしまった!!



帰宅後に確認すると、間違いなくクロスキバホウジャクだ。

近縁種に、ただのスキバホウジャクがいるが
手元の図鑑によると、スキバホウジャクは、
前翅の外縁部にある暗色部分が、内側に鋸歯状に切れ込むので、
境目がハッキリしているクロスキバホウジャクとは、
簡単に識別可能である。







以前撮った写真の個体が、微妙に黄色っぽく見えたので、
もしかしたら、(ただの)スキバホウジャクなのかもしれないと思って、
前翅の外縁部にある暗色部分を、以下の写真で再確認してみた。


クロスキバホウジャク(スズメガ科)
イメージ 3
2011年7月3日 白岩森林公園・青森

確かに、ちょっとだけ黄色っぽい印象がある。

しかし、前翅の暗色部分との境目がハッキリしているので、
この子も、クロスキバホウジャクで間違いなさそうである。

 ⇒それにしても、この楕円形のボテボテの身体に、
  まるで飾り物のような華奢(*)な透明の翅で、
  本当に飛べるのかと思わせる姿だ。

  (*)・・・「きゃしゃな」とタイプしたら、こんな漢字に変化された・・・








クロスキバホウジャク(スズメガ科)
イメージ 4
2011年7月3日 白岩森林公園・青森

ちょっとだけ不思議なことに、いや、ある程度当然のこととして、
昼間飛ぶスズメガ科の蛾は、オオスカシバ、ホシホウジャク、
ヒメクロホウジャクなど、クマバチやハナバチ類に擬態しているようだ。

 ⇒もちろん、大御所のセスジスカシバに代表されるスカシバガ科の蛾は、
  みんな「これ以上似せなくても!」というレベルのミラクル擬態で、
  静止時にも、飛翔時にも、完全にスズメバチなのだ。

  【そこまでやるか? セスジスカシバの擬態】
    ↓  ↓  ↓
   http://kamemusi.no-mania.com/Date/20160111/1/









クロスキバホウジャク(スズメガ科)
イメージ 5
2011年7月3日 白岩森林公園・青森

個人的には、この写真がよりハチに見えるのだが・・・

もちろん、飛んでいるときの方が、
本当に、ハチと間違えるほどで、
かすかに『ブーン』という翅音も聞こえるのだ。





・・・というわけで、タイトルどおりの、
クロスキバホウジャクの微妙なハチ擬態でした。


以下の記事に、近縁種の飛んでいる写真があります。

【ホバリングする蛾 ホシホウジャク(2016)】
   ↓   ↓   ↓
 http://blogs.yahoo.co.jp/sallygenak/archive/2016/11/7 







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