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この夏に予想される電力供給不足に間に合うと思って話をするわけじゃないのですが・・・。
 
東日本一帯を襲った大地震によって起こった津波の影響を受け、東京電力福島第1原発が大きな事故を起こし、東電社長や政府の発表によるとおそらくこの1〜4号機あるいは1〜6号機全ての原子炉を廃炉にしなければならないという見解になったようです。
 
これを受けて関東地区では夏場のクーラー需要を見込むと大幅な電力不足が起こることが予想されということは、連日ニュースで報道されるとおりです。
 
昨日もテレビで紹介されていましたが、東京電力の持つ原子力発電所は、この福島第1・第2発電所と、新潟県の柏崎・刈羽発電所があります。
 
柏崎・刈羽発電所は現在7つの原子炉のうち4基が稼動していますが、他は点検等の状態によって休止中です。
 
すぐにでも話が出ると思いましたが、案の定
 
「柏崎原発の休止中の原子炉を稼動すればいいじゃないか」
 
という安易な発言をする方がいらっしゃいます。
 
しかし、今回福島原発の事故によって初めてその原発の特徴というものを知ることとなりましたが、使い終わった原子力の燃料棒をさっさとどこかにやって、新しい燃料棒を差し込む訳にもいかないようなのです。
 
燃料棒がどのくらい持つのかというと3年なのだそうで、それを安全に冷却するには10年もかかるというのだそうで・・・。
 
福島第1原発の4号炉が稼動していないないにも関わらず、使用済み核燃料を保管していたプールでも電気が止まるとこういう事故も起こるのだと初めて知り・・・。
 
簡単に稼動して電気をどんどん作ればいいというものでもないし、それができないのだとあらためて知ることとなりました。
 
しかも・・・、CO2も排出しないし、核燃料もリサイクルできるということで「地球に優しい発電」とされてきましたが、核のごみというものも出るわけで、それが年間1000トンになるといます。
 
で、現在青森県の六ヶ所村に建設中(試験運転中)の核燃料再処理施設の年間処理量が800トンなのだそうで・・・。
 
これが稼動したって毎年200トンの核廃棄物が発生します。
 
処理しきれないじゃん・・・。
 
そして処理して最終的に出た廃棄物もガラスと混ぜて固化するものの、その物質も放射線を出し続け280℃の熱を放出するそうです。
 
それが落ち着くまで30〜50年の間、どこかに保管しなければならない・・・。
 
しかも熱はこのくらいで冷めるものの、放射能が効力をなくすのに25,000年かかるそうです。
 
地中300メートルの地下に保管しようと、地震前までは引き受けてくれる自治体などを募る広告も流されていましたが、今は流せるわけないですよね・・・、こんな状態のときに。
 
「私は必要だと思います。」というキャッチフレーズですが、それも東北や新潟に引き受けてもらおうとしているのか?。
 
関東で使う電力を作るための原子力発電所を「安全だから」と言い切って地方に作りました。
 
この原子力廃棄物地下保管施設ももちろん「安全だ」と言い切っているんだから、ひとつ関東に作ってみてはどうだ?。
 
核のごみがどんどん出来て、自分の身近にある地下にどんどん溜めなければならない状況を見たら、
 
「休止している原子炉をどんどん稼動しろ」などとは簡単に言えないでしょう。
 
もっとも何か不測の事態が起こって保障をしなければならなくなったとき、人口密度の高い所への補償額は莫大になるでしょうから、結局は地方に作ることになるでしょう。
 
今この事故が起こっては、どこも引き受けるなどという自治体は出てこないでしょうね。
 
原子力による発電効率やCO2排出量など、我々はメリットばかり知らされて来ましたが、こういったデメリットの部分をあまりにも知ろうとしてこなかったのではないかと思います。
 
日本の原子力発電所を「トイレのないマンション」と揶揄する言葉もあるそうです。
 
そりゃぁ・・・、困るよね・・・。
 
こうなってから火力発電所を復活させようと躍起になっていますが、CO2の排出量の増加や化石燃料の高騰や枯渇化は問題点としてあるわけで、今中東情勢が不安定な状態ですのでこれに頼るわけにもいかないでしょう。
 
ところで・・・
 
ほぼ毎日目にしているのですが、各自治体にあるゴミの焼却施設。
 
毎日毎日ごみを燃やし続けているのでしょうが、この熱を使って発電するということはしないものなんだろうか・・・?。
 
もちろん発電効率や施設の建設費という大きな問題はあろうけれど、ただ燃やしてCO2を排出しているだけなんだったら利用しない手はないんじゃないだろうか?。
 
いろいろ調べてみると、ごみ焼却施設で発電を行っているというのも珍しくないようではあるみたい。
 
ところが、ごみを燃やしたガスには塩化水素ガスが含まれていて、これが金属部品を腐食させたりするので大きな圧力をかけることが出来ず、結果効率のいい発電量を得られにくいとか、発電出力が安定しにくいため高い価格で電力会社が購入してくれないなどの問題があるらしい・・・。
 
しかしどんどん技術開発が進めば、こういった問題も少しずつクリアしていくんじゃないだろうか?。
 
「原子力発電はやめろ」と言うだけでは片手落ち。
 
節電を積極的に行うとともに、原子力に頼りたくないと思うならば他に可能性のある発電方法を考えないといけないだろうと思うのだ・・・。
 
個人レベルで出来るとすれば、太陽光発電もひとつの方法ではあるでしょう。
 
ただし初期費用がかなりかかるけれど・・・。
 
ひとつのところに大きな発電施設を造れば、無駄を省けて効率もいいでしょうけれど、こうした不測の事態が起こり打撃を受ければ全てに影響が出てきます。
 
あちこちで発電するという風に分散化すれば、こういった影響も少なくて済むのかもしれません。
 
もちろん1ヶ所で大規模発電を行うよりもコストはかかるでしょうけれど、ここ最近大きな被害を受けるような災害に見舞われる頻度が多いような気もします。
 
ただただ効率化を推し進めるだけでは、影響も大きくなってしまうのではないかと思うのです。

閉じる コメント(4)

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「原子力発電はやめろ」と言うだけでは片手落ち。

まさに、その通り。

2011/4/7(木) 午後 0:03 [ 流浪人 ] 返信する

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松本勘玄さんいらっしゃいませ。

我々やはり電気を使っている者みんなの問題なんですね。
これも平和ボケなのかもしれません。

2011/4/7(木) 午後 1:51 パオ 返信する

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使用済み燃料は・・・東京湾の地下ってことで!
それにしても!いつまでも揺れるね!早く収まりますように!!! 削除

2011/4/8(金) 午前 10:39 [ 麺の怪人 ] 返信する

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一番なさそうな案ですねぇ・・・。
余震はいらないよぉ・・・。

2011/4/8(金) 午後 0:42 パオ 返信する

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