彷徨える法の支配

司法改革過渡期における軋轢の考察録

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 昨日、帰宅後にネットサーフィンをしていたら、以下の記事に遭遇しました。つい最近、私自身言及テーマとかぶり、とても他人事とは思えなかったので転載させて頂きます。私が一部編集しています。
 
 こうした提訴は、まさに「無理が通れば道理が引っ込む」というか、形式的には適法でも、実質的には提訴者が気に食わない一般市民の発言を弾圧・蹂躙する目的で行った「弱い者いじめ」以外の何物でもないとの感を禁じ得ませんでした。
 
 いくら「裁判を受ける権利」が日本国憲法32条で保障されているといっても、このようなシカーネ(害意)を有した訴訟提起(提訴)権の行使は、やはり権利濫用(参照:日本国憲法12条後段および民法1条3項)の類の提訴、すなわち濫訴(提訴権の濫用)ではないでしょうか。
 
 なお、正当な権利主張(クレーム)を萎縮ないし断念させる意図で非行弁護士や自称人権派弁護団がなしたスラップ(嫌がらせ訴訟)による被害を受けている元・依頼者の方々や懲戒請求者・その呼び掛け人の方々の参考にもなれば幸甚です。
 
 
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ブラック企業はここにも? 「本当は恐ろしい大企業」
 
2011/7/ 7 16:06
 
 就活生の「大企業志向」が止まらない。リクルートは学生の価値観が多様化したなどとして「就職人気ランキング」の公表を中止したが、給料が高くて休みが多く、雇用も安定している人気大企業へエントリーする学生は圧倒的に多いようだ。
 
   逆にいえば中小企業には、給料が安く休みも少なく、長時間労働で使い捨てにされる「ブラック企業」の割合が高いということだろう。しかし一方で、カネにモノを言わせた「ブラック大企業」の恐ろしさは、中小企業の比ではないと指摘する人もいる。
 

セクハラ被害の女性が大企業に訴えられる

 
 違法行為のもみ消しや不当な圧力――。企業小説か、古いテレビドラマの話かと思われるような世界が、実は水面下でいまでも続いていると指摘するのは、ブラック企業アナリストの新田龍さん。
 
   学生の就職支援サービスも行う新田さんの下には、さまざまな企業の良い情報、悪い情報が集まってくる。
 
「最近耳にして衝撃的だったのは、自社に都合の悪い社員を辞めさせるために、人事部と産業医が結託して『メンタルヘルス不全』のウソの診断書を作成し、退職に追い込んだケースです。誰もが知っている大企業なのですが…」
 
   大企業の産業医は、多額の報酬で安定的な仕事を委託されている。中には職業倫理よりも、企業側の都合におもねってしまう人もいるのかもしれない。
 
   セクハラやパワハラのもみ消しも、よく聞くケースだという。ある広告代理店勤務の女性Aさんが、クライアントである大手シンクタンクの男性から強制わいせつ行為を受けた。そこで男性の会社に被害を訴えたが、まるで取り合ってもらえない。
 
   そのうち、キャビンアテンダントなど多くの女性が、同じ男性から被害を受けていたことが判明。Aさんは「被害者の会」を結成し、再び会社にセクハラ行為の事実確認をしたところ、会社はAさん個人に対して損害賠償訴訟を起こしたという。
 
   実際の訴状を見たという新田氏は、大企業の訴えのずさんさと悪質さに憤る。
 
1000万円の損害賠償というが、損害の算出根拠が不明。立場の弱い女性を狙い撃ちし、脅かす意図が明らかだ。証券系の会社には、かつて総会屋対策などウラの仕事を一手に引き受けてきた部隊がおり、この種のもみ消しはお手の物だと聞くが、とても看過できない。有名企業だが、自分が教える学生には就職先として決して推奨できない」
 

日本にもできるか「反いやがらせ訴訟」

 
 
   大企業から高額の損害賠償を請求されれば、個人には精神的なプレッシャーだけでなく、弁護士費用などの金銭負担や、訴訟対応の物理的負担がのしかかる。「セクハラの件は、いっそ泣き寝入りしようか」と追い詰められても不思議ではない。
 
   海外事情に詳しい須田洋平弁護士によると、大企業がおどしやいじめ目的で、立場の弱い個人を訴える「いやがらせ訴訟」は、欧米では「SLAPP(スラップ)訴訟」と呼ばれているという。
 
   勝訴判決を得ることが目的ではなく、企業に対する権利要求を取り下げさせることがねらいだ。このような行為を制限する「反SLAPP法」は、すでに米国の複数の州で制定されており、日本でも制定を呼びかける声もあるようだが、ことは簡単ではないらしい。
 
「反SLAPP法を制定しても、企業や個人が裁判を受ける権利や、表現の自由を不当に制約しているのではないかという指摘があります。そのため、特定の訴訟をSLAPPだと退けることは簡単ではなく、法を機能させるには困難が伴うわけです」
 
   新田氏は、日本でも大企業が関わる「SLAPP訴訟」と思われるものがあるという。実際に法で禁ずることはできなくても、発達したインターネットのコミュニティを通じて就活生の耳に入るようになれば、「大企業にダマされるな」と警戒する流れができるかもしれない。
 
 
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 また、これに関連して検索したところ、以下の事も判明しました。参考までに紹介させて頂きます。これらも私が一部編集しています。
 
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○スラップ―Wikipedia
 
スラップとは、
  1. SLAPPStrategic Lawsuit Against Public Participation)のこと。訴訟の形態の一つ。本項目で述べる。
  2. ソフトボールで俊足の左打者が主に使う打法。右足をホームベース方向に踏み込んだ時の体の捻りを利用してバットを出してボールに当て、そのまま一塁へと走る。ソフトボールではセーフティバントと並んでよく用いられる。
  3. ベース(弦楽器)の奏法 スラップ奏法を参照。

スラップ: SLAPP, Strategic Lawsuit Against Public Participation恫喝訴訟)は、訴訟の形態の一つで、原告が勝利判決を勝ち取るのではなく被告に対する嫌がらせを主な目的に起こす訴訟である。
 
経済的に力のある団体が原告となり、対抗勢力を被告として恫喝的に行うことが多い被告となった反対勢力は法廷準備費用・時間的拘束等の負担を強いられるため、仮に原告が敗訴しても、主目的となるいやがらせは達成されることになる。そのため、原告よりも経済的に力の劣る個人が標的にされやすい。表現の自由を揺るがす行為として欧米を中心に問題化しており、スラップを禁じる法律を制定した自治体もある。日本でも近年企業と個人ジャーナリストの間でこの形態の訴訟が見られ、この用語と共に概念を浸透させる動きが見られている。
 
 

日本における実例 [編集]

出典・脚注 [編集]

外部リンク [編集]

【出典】
 
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近所にできるマンションの建設反対運動に参加する。環境・自然破壊の恐れがある開発行為に反対する運動を起こす。見聞した事件・事故、不正や腐敗について報道機関の取材にこたえる。ブログやウエブサイトで批判する。

みなさんの周囲でも、こうした「公的な発言」をする機会は多いのではないでしょうか。

いま、そんな「公的な問題についての市民の公的発言」を妨害するための民事訴訟が各地で起こされています。こうしたいやがらせ目的の訴訟仕掛けてくる側は、被害者に比べて資金・組織・マンパワーなどで優位に立つ組織や団体(企業、労働組合、公共団体、自治体)であることが特徴です

そんないやがらせ目的の裁判のせいで精神的・肉体的・経済的に疲弊させられ、追い詰められる被害者が各地で続出しています。また、こうした「見せしめ」で虐待される被害者の姿を見て、他の人々も批判や反対を控えるようになるのも危険な兆候です。

こうした「いじめ目的」の民事訴訟を欧米では「SLAPP(スラップ)」といいます。米国では50州のうち25州にSLAPP被害を防止する法律があります。

ところが日本にはSLAPP訴訟を防ぐ法的措置がありません。法律の抜け穴を利用して、日本国憲法第21条が保障する「言論・表現の自由」(=市民が公的に発言する権利)を踏みにじる民事訴訟の悪用が堂々とまかり通っています。

私たちはこうしたSLAPP訴訟の被害者をネットワークする全国組織です。

*SLAPP
訴訟の危険性を社会に知らせていきます。
*
新たな犠牲者を出さないための対策を政府・立法機関に求めていきます。
*
被害者が孤立しないよう助け合います。
*
新しいSLAPP訴訟の動き、対策の動向を世論に知らせます。
*
学識者、法律実務家はもちろん、問題意識を持つ市民を広くネットワークしていきます。

SLAPP
訴訟被害被害者の参加をお待ちしています。そのほかSLAPP問題に関心のある一般市民、学生、学識者、法律実務家のみなさんの入会を広く歓迎しています。

私たちはいかなる政党・政治・宗教・思想団体とも無関係であることをここに明言します。一方、私たちの趣旨に賛同してくださる方々との連携にドアを開けています。

なお、私たちは企業などに敵対することが目的ではありません。SLAPP訴訟当事者の反論を歓迎します。サーバー、ブログをそちらでご用意のうえ反論を掲載してくだされば、リンクを張ります(容量の限界のため当サイトには反論を掲載できませんのでご了解うださい)。

みなさんの参加をお待ちしています。どうぞご連絡ください。
 
 
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【参照文献】
 
①橋下徹氏が光市母子殺害事件弁護団を返り討ちにした事件(民事裁判)
②上記事件の関連報道を紹介した拙稿
 
③丸正事件(弁護活動について名誉棄損罪の成立を認めた刑事裁判) 
 
④弁護活動の許容範囲に関する判例・裁判例を紹介した拙稿
 

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内緒さん、コメントとポチありがとうございます。

そうですか…。それはとても心配です。
強者が弱者を踏みにじる所業ですね。
許されざることです。怒りを覚えます。

2011/8/14(日) 午後 7:12 [ フットマン@LAW ]


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