彷徨える法の支配

司法改革過渡期における軋轢の考察録

犯罪被害者等施策

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犯罪被害に遭われた方々の保護・救済に関する記事です。

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 犯罪被害者本人やその家族・遺族の方々が事件で負った心身の傷は何年経っても簡単には癒されないことが伺えます。加害者の更生など現況に関する情報の被害者側への開示拡大や、継続的な経済的補償の実施および拡充も必要でしょう。
 
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「加害者に変化」 神戸児童殺傷から14年、父親が手記
20115202042
 
 神戸市須磨区の住宅街で小学生5人が相次いで襲われ、うち2人が殺された1997年の連続児童殺傷事件から14年になる。同年5月24日に小学6年生の土師(はせ)淳君(当時11)を亡くした父親の守さん(55)が20日、弁護士を通じて朝日新聞社などに手記を寄せた。事件当時14歳だった加害男性(28)から今年も手紙が届いたことに触れ、「この1年の間に、良い意味で彼自身が大きな変化をしたことをうかがわせる」と感想をつづった。
 全文は次の通り。
 今年も5月24日がやってきました。子供が亡くなってから14年が過ぎました。どれほどの年月が経とうとも、子供への想(おも)いは変わることはありませんし、悲しみもなくなるものではないと思います。
 弁護士を通じて、5月12日に前年と同様に加害男性からの手紙を受け取りました。手紙の内容については公開することができませんが、この1年の間に、良い意味で彼自身がかなり大きな変化をしたことをうかがわせるような内容だと感じました。
 また、(医療少年院の)本退院後の加害男性の状況については、現在も十分な情報を得ることはできていません。難しいことだとは思いますが、少しでも情報を得ることが出来ればと思っています。
 今年は(犯罪被害者等)基本計画の見直しがありました。2004年12月に犯罪被害者が望んでやまなかった犯罪被害者等基本法が成立し、翌年基本計画が決定され、その後、裁判への被害者参加制度を認めた刑事訴訟法の改正等、審判傍聴を認めた少年法の改正や公訴時効を見直す刑事訴訟法の改正など、各種の法改正や施策が講じられ、犯罪被害者を取り巻いている状況は非常に改善してきたと思います。
 しかしながら補償制度はまだまだ不十分なものだと思います。
 犯罪被害者等給付金が、前回の改正で引き上げられましたが、金額的には甚だ不十分なものです。最高額はかなり引き上げられましたが、条件が厳しいため、この額をもらえる人はごく一部の被害者のみでしかありません。また、一時金を引き上げることも重要ですが、何よりも大事なことは継続的な支援です。
 医療費補助にも、現在は上限が定められています。身体的な治療に加え、精神的なケアも必要となり、長期間に及ぶ医療が必要となることが多く、この場合の経済的負担は非常に大きなものです。また一家の大黒柱が被害を受けた場合には収入が激減してしまいます。日々の暮らしにもことかくようになってしまうことも多く見受けられます。以前の生活を取り戻すまでの、継続的な経済的補償はぜひとも必要と考えます。
 最後になりますが、阪神淡路大震災を経験した者として、この度の東日本大震災における被害の大きさには心が痛みます。被災された地域の皆様、関係者の皆様に心よりお見舞い申しあげます。お亡くなりになられた方々のご冥福を祈るとともに、ご遺族の方に心からお悔やみを申し上げます。そして被災地の一日も早い復興をお祈り致します。
【出典】
 既に放映後となりましたが、オンデマンド(有料)で視聴可能です。本当に、14年間、お疲れさまでした!以下、NHKのウェブサイトからの転載となります。
クローズアップ現代「遺族の声が司法を変えた〜犯罪被害者・岡村勲さんの闘い〜」
チャンネル:総合/デジタル総合
放送日:2011年 2月24日(木)
放送時間:午後7:32〜午後7:58(26分)
ジャンル:ニュース/報道>特集・ドキュメント
ドキュメンタリー/教養>社会・時事

突然の事件で妻の命を奪われ、被害者が「カヤの外」に置かれた司法の現実を知った弁護士の岡村勲さん。被害者の権利獲得のために闘い続けた14年と、残された課題を描く。

 
【出演】常盤大学理事長…諸澤英道,【キャスター】国谷裕子

 
常盤大学理事長…諸澤英道,  【キャスター】国谷裕子

2011年 2月24日(木)放送
社会問題 事件・事故 人物

遺族の声が司法を変えた

 〜犯罪被害者・岡村勲さんの闘い〜
(NO.3008)

 

 
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先月、「全国犯罪被害者の会(あすの会)」の設立以来11年にわたり代表を務めてきた元日弁連副会長の岡村勲さん(81歳)が退任した。14年前、事件で妻の命を突然奪われた岡村さん。遺族として初めて法廷の柵の外側から見た裁判で、被害者や遺族が無視されていると痛感した。そして、「明日の犯罪被害者のために司法を変えなければならない」と、被害者の権利獲得に奔走してきた。その訴えは社会を、そして司法関係者の意識を大きく変え、被害者が裁判で被告に直接質問できる制度の実現など、欧米より20年遅れと言われた日本の司法を変貌させた。しかし、今なお、経済的補償や精神的被害の回復など、残された課題も多い。犯罪被害者を社会はどう支えていくべきか。国による5年ぶりの見直しと、岡村さんの闘いの軌跡を通して考える。

 

  • 諸澤 英道さん(常磐大学理事長)

 

【出典】
 
 
 本来ならば、当然に犯罪被害者およびその家族・遺族の方々は救済されてしかるべき存在だと思うのですが、実際には、被害者の方々が自ら立ち上がって、行動しなければならないという厳しい現実があります。
 
 そんな中で、11年にもわたる長い間、犯罪被害者およびその家族・遺族の方々の権利確立のために苦闘の先頭に立ってこられたのが岡村弁護士でした。
 
 本当に、お疲れさまでした。
 

犯罪被害者、苦しみまだ…岡村代表が退任へ

読売新聞 1月13日(木)3時5分配信
 
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 全国犯罪被害者の会(あすの会)で11年間代表幹事を務めてきた岡村勲弁護士(81)が、23日の大会で退任する。

 12日、東京・霞が関の司法記者クラブで岡村さんが記者会見して明らかにした。14年前に妻を殺害された岡村さんは、同会を設立して刑事裁判の被害者参加制度を実現させるなど、被害者の権利を大きく前進させた。「まだ多くの被害者が苦しみの中にある」とし、退任後も司法制度の改善に個人的に取り組んでいく決意を語った。

 「会としてほとんどの要望を実現できた。健康面の問題もあり、第一線で引っ張るのは終わりにしたい」。12日の会見で、岡村さんは時折声を詰まらせた。

 日本弁護士連合会の副会長を務めるなど、加害者側に尽くす「人権派」の弁護士だった。だが1997年、仕事に絡んで岡村さんを逆恨みした男に、妻の真苗さん(当時63歳)を刺殺された。岡村さんの留守に自宅で応対した結果だった。

 傍聴席から見た法廷は、柵の内側で知っていたものとは違っていた。被告が妻をおとしめる発言をしても問いただせず、公判記録も閲覧できない。死刑を望んだが、99年9月の1審判決は無期懲役(2審で確定)。「被害者の痛みに目が向いていなかった」と悔やんだ。

 2000年、あすの会を設立。家族を奪われた遺族ら5人で活動を始め、裁判参加などの法制化を国に求めた。法曹界の抵抗は激しかったが、03年に56万人分の署名を集め、04年12月、被害者参加制度の検討を促す犯罪被害者基本法が成立。「連日街頭に立った被害者と国民の声が政府を動かした。一番うれしかった」と振り返る。
 
最終更新:1月13日(木)3時5分
 
 
 
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アサヒ・コム(朝日新聞ウェブサイト)

「犯罪被害者の会」岡村代表退任 被害者参加制度に尽力

2011年1月12日17時2分
 
 犯罪被害者の法的権利を求める運動の中心になってきた「全国犯罪被害者の会」(通称・あすの会)の岡村勲・代表幹事(81)が、23日に都内で開かれる第11回大会を最後に代表を退くことになった。
 
 岡村さんは、かつて日弁連副会長も務めた弁護士。1997年、逆恨みした男に妻を殺害され、法廷の記録の閲覧もできず、傍聴席でこらえるしかなかった被害者の状況を知った。ほかの犯罪被害者らと連絡をとり、2000年1月に「あすの会」を結成した。寄付で集めた資金をもとに、弁護士らとヨーロッパに行き被害者の刑事裁判参加の状況を視察。日本で被害者参加制度を実現させる要になった。
 
 もともと体が丈夫でなく、10年を節目に退任を考えていた。「まだ経済的補償の課題が残っているが、刑事手続き上の地位は一応確立された。82歳になることもあり、顧問に退くことにした」と語る。(編集委員・河原理子)
 
 
 
 
横田めぐみさんが北朝鮮に拉致されてから、15日で33年になる。めぐみさんの両親は「進展がない状態がいつまで続くのか」と心境を語り、あらためて一刻も早い救出を訴えた。
当時13歳のめぐみさんは77年11月15日、中学校の部活を終え、新潟市の自宅に帰る途中、北朝鮮の工作員に拉致された。
めぐみさんの父親・滋さんは「早くしなくてはという気持ちがありますから、イライラさせられます。制裁も必要ですけど、チャンスをみて、交渉して取り返さなければ」、めぐみさんの母親・早紀江さんは「体力がなくなるんですね、年がいくと。亡くなった方もありますし、誰か順番に長引けば長引くほど、そういう風になっていく可能性が大きいからね」と話した。 (NNNより転載)

 
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愛しい我が子に会いたい・・・ただそれだけの想いが叶わない。
もう何度聞いたか分からない、しかしもう一度、母のこの切実な声に
耳を傾けて欲しい・・・
 
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          ●「ただいま」を聞くまで・・・。母・横田早紀江の祈り
          クリック⇒http://bbs.trycomp.com/report/inori.html
 

転載元転載元: 半径1メートルの世直し

 全国犯罪被害者の会(NAVS【あすの会】)のウェブサイトのトップページに、犯罪被害者及びその家族・遺族の方々を保護・救済するために刑事訴訟法で新設された、被害者参加制度(刑訴法316条の33〜同法316条の39)に基づく存在である、【被害者参加弁護士】に係る弁護過誤トラブルについて言及がなされています。いわゆる犯罪の【二次被害】です。やはり、日弁連は不誠実な対応をしていることが窺われます。
 
 私の記憶が確かならば、上記の刑事訴訟法改正の際にも日弁連が抵抗勢力と化していました。また、かつて上記「あすの会」が日弁連に対して公開討論会を呼びかけたところ、「一民間団体の要請に応じる義務はない」というロジックで日弁連が拒絶したと聞き及んでおります。
 
 最近の日弁連は、給費制維持運動において「市民の声の代弁者」といわんばかりに街頭デモに繰り出していたわけですが、どうやら本当は「権威主義者の牙城」みたいですね。都合の良い時だけ「市民派」をアピールしておきながら、都合が悪くなると「素人は引っこんでろ」と言わんがごとき、ある種の誤ったエリート意識というか、専門家・聖職者であることを強調して排他的な態度をとる…。矛盾は火を見るより明らかです。ハッキリ言って、偽善以外の何者でもないでしょう。
 
 以下、上記トップページにおける関係箇所を転載します。

日弁連から当会へ質問状がまいりました。

2010年3月19日、日弁連から事務総長名で当会の第10回大会決議に関する質問が寄せられました(注-1)。

それに対して
3月21日当会事務局からその質問を窘める返答をしました(注-2)。

その結果
3月31日に会長名で再度質問状が寄せられました(注-3)。

4月14日岡村代表から質問に答えるに際し、確認しておきたい6項目について、日弁連宛質問しております(注-4)

5月18日日弁連から、当会からの4月14日付け質問に対して、回答を差し控えたいとの返事がまいりました。(注-5)

5月26日岡村代表幹事は、再度質問をいたしました。(注-6)

6月26日岡村代表幹事は、回答の催促をいたしました。(注-7)

11月4日岡村代表幹事は、再度回答の催促をいたしました。(注-8)

当会はこれまで、被害者参加制度実現のために多大な労力を割いてきましたが、これに対しことごとく反対をしてきた日弁連に対して公開で討論することにしました。

応答はすべて本ホームページ上に掲載いたします。

 
 このように、「あすの会」は日弁連に対して公開質問状をやり取りすることによって、正々堂々と白黒つけようとなさっておられます。そして、今月4日(一昨日)に発した質問状では、これが到達してから1週間以内の回答を日弁連に求めておられます。理由は、今月28日開催の「犯罪被害者週間全国大会2010」において報告することに間に合わせるためだそうです。
 
 以上、取り急ぎ報告させて頂きました。
 

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