インド最南端カニャ―クマリから西海岸を北上すると、そこはケーララ(ヤシの木)州でした。
10月下旬、雨季真っ盛りの東海岸、タミル・ナードゥ州から西海岸のここ、ケーララへと入ると雨はなく、からりとした青空が広がっていました。
標高約1500mの西ガーツ山脈の存在により、両岸の雨季の時期は異なっているのです。
ケーララ州はインドの三角形の南西の端に位置する細長い州です。
ケーララとは地元の言葉で「ヤシの国」の意。
アラビア海に面したこの地域では古くから交易が盛んで、紀元前の時代からエジプトやフェニキアなどといった国と活発に交流がありました。
そのせいか、ここケーララにはイスラム教徒、ユダヤ教徒、そして、キリスト教徒もたくさんいます。
古くからの交易により、様々な文化や宗教が流入していたのでしょうね。
特に、キリスト教流入の歴史は古く、十二使徒の一人である聖トマスがここに来て布教を行ったという伝承が残されていて、現在でもその末裔がいるのだそうです。
彼らは聖トマス・クリスチャンと呼ばれているのだといいます。
また、ここには原初のキリスト教だけでなく、ザビエルらの布教によるカトリックやイギリス植民地時代の布教によるプロテスタントの信者もいます。
ケーララのキリスト教人口は全体の約20%ほどだそうです。
政治的な面でいうと、現在この地域では共産党の力が強いそうです。
その共産党の政策によって、ケーララ州は教育水準がかなり高くなっているのだそうです。
なんと識字率は約100%!
ケーララ州で話されている言語はマラヤ―ラム語。文字は丸まっちい字です。タミル文字やスリランカのシンハラ文字ともまた違った感じの文字です。
州都トリヴァンドラム(ティルヴァナンダプラム)の中心、バドマナーバスワーミ寺院です。
ここはかつてのトラヴァンコール藩王国の首都でありました。
正面のゴプラム。ケーララの寺院は本来インドには珍しい木造建築が主なのですが、あれは石造のタミル式です(マドラスのゴテゴテ寺院と同じ形ですね)。
寺院の内部にはルンギー(インドの男性が巻く腰巻)でないと入れないようで、この時、ルンギーを巻いていなかった私は入ることができませんでした。
写真の右下に歩いている人の格好、あれがルンギーです。
寺院の参道にはケーララ様式の木造建築が並んでいました。
この地域は雨季は雨がかなり降るようで屋根の勾配がかなりきつくなっています。
これはネピエル博物館。
コロニアル様式とケーララの木造建築の様式を融合した素晴らしい建物です。
英植民地時代、R・F・チザムという建築家が建てたそうです。
切妻屋根と西洋風の窓、壁のピンク色のレンガの装飾も綺麗ですよね。
内部にはシヴァやヴィシュヌなどの彫像やハンディクラフトが多数展示されていました。
それから写真はないのですが、トリヴァンドラムでは、駅前にある円筒形で内部が螺旋状になった「インディアン・コーヒーハウス」という喫茶店に行きました。
螺旋状になっているため階段がまるでない、不思議な建物でした。
ここで食べたマサ−ラ・ドーサとコーヒー、うまかったな〜。
また、これまた写真がないのですが、インドの古武術「カラリパヤット」の道場へ行き、練習風景を見学しました。
カラリパヤットとはその成立が14世紀にまで遡るといわれる古武術で、少林拳の始祖、達磨大師もここの出身だという話もあります。
昔、大ジャンプしてキックするアリナミンのCMがありましたね。
あれです!
しかし、残念ながらその日は大会が終わった後だったようで、簡単な基本と移動練習しか見ることができませんでした。。。
下はカラリパヤットのWiki記事リンクです。
カラリパヤット 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
YOU TUBE カラリパヤット動画
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ちょっとインドと東南アジアが混ざったような雰囲気ですね☆ところで、さるみみさんの記事はどれも詳細ですが、どうしてそんなに何を食べたとか、どんなことがあったかなどを詳しく覚えているのですか??日記をつけてらしたんですか??(・ω・)
[ mou*a*ue ]
2007/1/3(水) 午後 11:05
すみません、昨日間違えて「ジェイ」と書きましたが、どっちも私です(笑)今年もよろしくお願いします。ケーララ州に関しては・・・カタカナの名前がたくさん出てきて覚えられなかったので(笑)また読みに来ますm(__)m椰子の木の国って何だか素敵な響き〜☆
[ ソフィー ]
2007/1/3(水) 午後 11:36
ピノコさん、日記つけてましたよ。一日の終わりか、疲れた日は次の日の朝か、日記は必ずつけてました。今日いくら使ったかとか、そういう収支表もつけてました。
2007/1/4(木) 午前 1:08
ソフィーさん、ジェイさんはソフィーさんだったのですね。今年もよろしくお願いしますね。
2007/1/4(木) 午前 1:08
こういうところは歩いているだけで なんか・・こう・・・いいです(;´▽`A`` 何が言いたいのだろうかw
[ MIY ]
2007/1/4(木) 午前 2:24
興味深い場所ですね。
2007/1/4(木) 午前 4:58
せぴさん、歩いているだけでいいですよ。私は南の国が好きです。
2007/1/4(木) 午前 9:19
Bessaさん、興味深いです。
2007/1/4(木) 午前 9:20
「インディアン・コーヒーハウス」、私も行きましたよ〜^ ^ 懐かしいです。マサラドーサ、私も大好きです。あの独特なパリパリ感、たまりません。
[ aurora ]
2007/1/4(木) 午後 9:58
auroraさんも行きましたか。マサラドーサ、おいしいですよね〜。日本でも流行ればいいのに。
2007/1/4(木) 午後 10:44
ケーララ州は初めて知りました。インドの中でキリスト教20%は驚きです☆共産党だけでなくこのことも関係があるのでしょう、識字率100%は驚きました☆
2007/2/3(土) 午後 7:21
まさおさん、ケーララ州はかなり教育レベルが高いようでIT技術者もたくさん輩出しているようですよ。
2007/2/4(日) 午前 0:35
インドにおける教育レベルは、他の国と比べたら高そうですよね。世に出ている数々のインド人がそのレベルの高さを証明しています。
今、混迷を極めている日本だが、日本を良くしようと思ったら、インドとタッグを組むのも手だと思えるようになって来ました。
で、頭がいいなぁなどと思えば、今度はカラリパヤットだし。彼らは一体幾つの顔を持っているのだろう。恐るべし。
2007/7/29(日) 午後 1:50
黒丸さん、ここケララ州の教育レベルは高いのですが、インド全体で見るとかなり低いと思いますよ(そもそも貧困のため学校に通えない人がとても多い)。優秀なのは上層部のほんの一握り。だけど、それがとてつもなく優秀であるようですけど。
インドはカーストという切っても切れないものが存在するので、なかなかやっかいであるようです。
2007/7/29(日) 午後 6:24