地球温暖化をテーマとした映画「不都合な真実」を観ました。
漆黒の闇の中にぽっかりと浮かんだ青い星、地球。
宇宙からこの星を見た飛行士たちは決まってこの地球を「かけがえのない星である」「この星を守らねば」と考えるといいます。
太陽から約1億4820万kmという絶妙な場所に位置しているということにより、大量の水と大気が存在できている地球。
そして、月という衛星の存在により潮の干満が生じ、生命を育むことができた星、地球。
私たちが住んでいるこの惑星は宇宙の中でも奇跡のような偶然によって生まれた星なのです。
その惑星が今、危機に瀕している!
公害、ゴミ問題、熱帯雨林の大規模な伐採、砂漠化。人間の経済活動によって様々な環境破壊が行われていますが、この映画ではその中でも最も重大な問題のひとつ、地球温暖化をテーマとしています。
映画は、先の大統領選挙でブッシュに敗れたアル・ゴア副大統領のプレゼンテーションがメインとなっています。
彼は60年代の頃から地球の将来に危機感を持ち、温暖化を警鐘する活動を行ってきました。
彼が壇上で紹介する地球の現状は衝撃的です。
キリマンジャロやヒマラヤの雪、グレーシャー国立公園やアルゼンチンの氷河がたった半世紀の間に驚くほど少なくなってしまっていること。
北極がこの40年間に約40%も縮小していること(もちろん南極も)。
温暖化による生態系の変化によって、過去の記録の1千倍にも及ぶ絶滅種が発生しているということ。
北極や南極の氷が溶けることによって世界の海面が上昇し、多くの地表の水没と大量の難民を生み出すであろうということ。
巨大なハリケーンや台風が大量発生し、その一方で他の地域では干ばつや山火事が増加するであろうということ。。。
わかりやすいグラフやデータ、比較写真を使って説明されるその事実は我々の頭にダイレクトに飛び込んできます。恐ろしい、ここまで危機的なのかと、私は驚愕してしまいました。
最近、私たちの目に見える形で異常気象が頻発しています。
カトリーナを始めとして、世界中で水害や干ばつ、熱波が報告されています。もちろん日本も例外ではありません。
2005年には観測史上最高の年間気温を記録したそうです。
もちろん、この50年は地球の歴史始まって以来の気温上昇率です。
これは間違いなく人間の経済活動による影響でしょう。
にも拘らず、世界の政治家たちはこの問題に真摯に取り組もうとはしません。
アメリカが最たる例です。
最大の二酸化炭素排出国が京都議定書にサインをしていないのです!
映画の中でゴアが金塊と地球を天秤に架けている図を示しましたが、国も企業も(もちろん我々個人も)、どうしても目先の経済活動を見てしまいがちです。
最近は企業もエコ商品を数多く開発し世間にエコの気運が高まってはいますが、自らの不利になるようなことはしません。
大規模な熱帯雨林の伐採(日本が大量に消費する割り箸などは、その一大原凶)、不必要なまでにリニューアルされる新商品(古い電化製品やパソコンは修理するよりも新しいものを買う方が安くつくため大量に廃棄される)、スーパーやコンビニでの消費期限切れ惣菜の大量廃棄。。。
もちろん、経済の循環を止めることができず、国家も企業も自らの生き残りのために車輪を回し続けなければならないというのはわかります。
しかし、地球の人口の大多数を占める発展途上国の人々が我々先進諸国と同じくらいの経済レベルに達したら。。。
二酸化炭素の排出は数倍にも膨れ上がり、地球の温暖化が加速し環境はさらに破壊されてしまうでしょう。
かといって発展途上国の人々を貧しいままにさせておいたほうがいいというわけではありません。
我々先進国の政府や企業は、率先して環境保護に取り組むだけでなく、経済活動の回転スピードをもう少しだけゆっくりするということも必要なのではないでしょうか。
ゴア氏は最後、この流れを食い止めることは可能だといいました。
個人や企業、国家がエコへの意識改革をすることによって二酸化炭素の排出量を減少できるというのです。
私は思います。節電や節水、ゴミの分別、車のアイドリングストップなどを心掛けると共に、できるだけ贅沢をしないようにするべきではないかと。壊れても直せるものは直して使い、無駄なモノは買わないようにするべきではないかと。
日本の景気の上昇にとっては悪ではありますが、世界中の人誰もがある程度の現代文明の恩恵をこうむることが出来るようにするためには、そんなことも必要な気がします。
このかけがえのない青い星、地球を守る。
それも、そこに住む全ての人、生き物がまっとうに生きられるようなやり方で……。
ああ、本当に、いつになってもこの青い星が漆黒の闇の中で輝いていられますように。
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ランダムから来ました。アメリカの態度には、不満です。そもそも、地球温暖化という言葉自体にも危機感が感じられません。いっそ、地球高熱化 とでも言ったほうがよいのでは・・・
2007/2/27(火) 午前 0:07
ご訪問&コメントありがとうございました。私も映画観ましたが確かに驚愕の事実の数々ですよね、しかし希望も見えました、おっしゃる通り一人一人が意識を少し変えてささいなことでも実行していけば大きな力になって良い方向に向かっていくと思います。私もさるみみさん同様いつまでも青く輝く地球であってほしいと思います。
2007/2/27(火) 午前 0:39
さるみみさんこんにちは。TBを2件させていただきました。一つめは、気温が2度上昇すると、もう手がつけられなくなるという東京大学生産技術研究所の山本良一教授の話。もう一つは「不都合な真実」では論破されていたCO2悪玉懐疑論ですが、CO2悪玉論は企業の陰謀であると仰る方が記事にコメントを寄せています。リンク先を見ると学者さんのようです。さて、素人には学問的なところまで判断しかねますが、興味深い対比と思いましたのでご紹介します。
[ BARRY ]
2007/2/27(火) 午後 0:34
この映画、観たいと思ってます^^でも、田舎だから〜来るかしらぁ><。アメリカってずるいですよねー。京都議定書にサインしないし、いっつも世界で一番っ顔してる〜><。。ゴアが大統領になれば、アメリカも良くなりませんか?宇宙に飛ばすことばっかり目を向けないで、自分たちの母船(地球)を愛さないとね。。。
2007/2/27(火) 午後 7:04
気になる映画です。地球温暖化・・・今は、どこでも耳に入る言葉ですね。田舎の人を見習って、贅沢をせず、無駄のない世の中にしていきたいですね。。。美しい青い地球を守るためにも。
[ - ]
2007/2/27(火) 午後 10:50
ムジナさん、はじめまして!ご訪問&コメントありがとうございます。地球高熱化、確かにそうなのかもしれませんね。これからもよろしくお願いします。
2007/2/27(火) 午後 11:05
ナイス害さん、ささいなことの積み重ねですね。宇宙から見た地球は本当に美しいですからね。大切にしたいものです。
2007/2/27(火) 午後 11:06
バリーさん、トラバ2件もありがとうございます。見てみますね。私もCO2悪玉論は企業の陰謀であるという意見、聞いたことがあります。エコ商品を買わせたい企業の思惑もあると思います。ただCO2を個人レベルで抑制することはして損はないことだとも思いますね。
2007/2/27(火) 午後 11:10
桜子さん、選挙による不正がなければブッシュではなくゴアが大統領になっていたかもしれないんですよね。そうしたら随分世の中は変わっていたのかもしれません。
2007/2/27(火) 午後 11:11
かずさん、昔は自給自足で生きるのに必要なものだけ消費していたんですものね。今の世の中は過度に消費しすぎです。美しい地球、守りたいですね。
2007/2/27(火) 午後 11:13
中国やインドと言った人口の多い国の発展はますます環境を悪化させるでしょうね。。ブッシュは環境問題にまったく興味のない方ですからね・・・でもゴアがここまで環境に興味があったのもとってもびっくりでした。アメリカ人で権力のある人が環境に熱心なことはとてもよいことだと思います。イメージアップ作戦とかではないと良いですが。。
[ mou*a*ue ]
2007/2/28(水) 午前 0:05
ゴアさんが環境意識の高い人だということは、最近まで知りませんでした。大統領になっていたら、どうなっていたんでしょうね。暗殺ってこともあったかもしれないけど。__例えば中国や東南アジアの庶民すべてが、冷房完備の生活をし始めたらと思うと、手遅れになる前に、世界中の意識改革が必要だと思います。(贅沢は先進国だけのものにしたいと言いたいのではないですよ。化石燃料を燃やして、一方で熱い熱を放射しながら一方で冷やすということの無理さを考え直したいのです。)
2007/3/1(木) 午後 8:23
ピノコさん、ゴアは学生の頃から環境問題に関心があったみたいですよ。今年のノーベル平和賞の候補だとも言われてますね。
2007/3/2(金) 午前 0:33
caviarさん、ゴアが大統領になっていたら暗殺ですか。。。恐ろしい。排出権のこととか、政治家や企業も色々と考えてはいるみたいですけどね。
2007/3/2(金) 午前 0:35
ツバル島が温暖化による海面上昇で島を失ってしまうなんて・・・住んでいる住民が代々の故郷を失うのは辛いなあ・・・と思います。
2007/3/2(金) 午前 5:30
『もったいない』という言葉をアフリカの(名前は忘れましたが)著名な女性が国連で使ってましたね☆我々日本人は『もったいない』という言葉を失くしてしまったようですね。
2007/3/2(金) 午後 7:37
豆鯛さん、ツバル島の人は先進国のCO2排出のせいで国を失ってしまうのですよね。ほんと、何とかしないといけないと思います。
2007/3/3(土) 午前 0:23
まさおさん、ワンガリ・マータイさんですね。随分前ですが、「もったいない」の記事を書きました。http://blogs.yahoo.co.jp/samberasam51/1093685.html?p=3&pm=l
2007/3/3(土) 午前 0:25
私は きっと田舎的な生活をしても 楽しい暮らしを満喫できる自信があるからかもしれません 現代に慣れてしまった人間の行く末・・・・生きている間に よい方向へ向かう兆しでも見れれば・・・嬉しいですよね
[ MIY ]
2007/3/3(土) 午後 9:25
せぴさん、賞を獲ったのはゴアさんですよ。たとえそれが遥か遠い道のりだとしても、よい方向へ改善していくことを諦めない。それが大切な気がします。
2007/3/4(日) 午前 1:28