【男たちの大リーグ】デイビッド・ハルバースタム著 常盤新平訳 宝島社ピュ―リッツァー賞受賞作家、ハルバースタムのもうひとつの「ベスト&ブライテスト」。 この本は、1949年、ディマジオ擁するヤンキースとテッド・ウィリアムスのいたレッドソックスの伝説的な死闘を描いています。 テレビや飛行機が登場し始めた「古きよきアメリカ」の終焉という時代背景の中を生きた最後のヒーロー、ジョー・ディマジオ。彼の描写が素晴らしいです。 当時の選手たちやその取り巻きの様子もとても面白い。 さすが、ハルバースタムですね。 ベトナム戦争に於ける彼の功績は↓のリンクから。http://blogs.yahoo.co.jp/samberasam51/24517729.html 【ドジャース、ブルックリンに還る】デイヴィッド・リッツ著 小菅正夫訳 角川書店愛すべきドジャースをブルックリンに戻す。 それを成し遂げる二人の男たちの奮闘を描いたエンターテインメント小説です。 作者のブルックリン・ドジャースへの愛と、ブルックリンの人々がいかにドジャースを大切に思っていたかが伝わってきます。 まさにアメリカらしい夢の物語。ハリウッド的な分かりやすいドラマですが、そこが痛快です。 【シューレス・ジョー】W.P. キンセラ著 永井淳訳 文春文庫「きみがそれを作れば、彼はやってくる」 ご存知、映画フィールド・オブ・ドリームスの原作です。 1919年の八百長事件(ブラックソックススキャンダル)で永久追放されたシューレス・ジョー・ジャクソンが現代に蘇るというファンタジーですが、本当に心の底から「野球っていいなぁ」と思える作品です。 映画を見たせいもあるのでしょうが、読んでいて一面に広がるトウモロコシ畑と、その中にポッカリと佇む球場の姿が目に浮かんできました。 【くたばれ!ヤンキース-ダース・スタインブレナーとピンストライプの悪魔たち 】ジム・ケープル著 河野騎一郎訳 バジリコ抱腹絶倒!憎き悪の帝国ヤンキースをとことんこき下ろします。 アンチヤンキースファンは必読。アンチでなくてもかなり楽しめます。 読んでいる途中に思わず笑ってしまうこともしばしば。 これを読むと、レッドソックスとヤンキースの骨肉の争いをよく理解することができます。 ヤンキースとレッドソックスの争いについては↓のリンクもどうぞ。http://blogs.yahoo.co.jp/samberasam51/32440813.html 【マネー・ボール】マイケル・ルイス著 中山宥訳 ランダムハウス講談社年棒総額がヤンキースの3分の1なのに成績は大して変わらないアスレチックス。 そのGMであるビリー・ビーンの革命的なチーム運営の手法が描かれたノンフィクションです。 統計学の手法を用いて今までの球界の常識を覆していくビーン。 目からウロコが出るとはこのことですね。 野球に興味のない方が読んでも面白い読み物だと思います。 マネー・ボールのブックレヴューは随分前に書きました。↓リンクです。http://blogs.yahoo.co.jp/samberasam51/2898982.html 【僕のトルネード戦記】野茂英雄著 集英社二宮清純氏の構成で作られた野茂英雄本人が書いた本です。 メジャーへ行くまでのいきさつ、メジャーと日本の違い、夢の舞台であるメジャーで投げた感動が野茂自身の言葉によって語られています。 これを読むと、「ああ、野茂はやっぱり偉大だな」とつくづく感じます。 野茂の記事は↓リンクです。http://blogs.yahoo.co.jp/samberasam51/32043130.html?p=1&pm=l 【メジャーリーグの愛され方】冷泉彰彦著 日本放送出版協会アメリカの野球をリトルリーグなどの裾野、アメリカの家族や女性に於ける野球の位置付けなどを材料に考察していて、とても興味深い本です。 メジャーリーグがなぜアメリカで愛されているのか。この本を読むとそれがよく理解できます。 【奇跡の隻腕―ジム・アボット物語】ボブ・バーノータス著 武田薫訳 ベースボールマガジン社隻腕でありながらもメジャーリーグにまで登りつめたジム・アボットについてのノンフィクションです。 彼の考え方、両親やチームメイトの彼への接し方、彼が成し遂げたことによる世の中への影響。 いろいろなことを考えさせられます。 アボットの記事は↓のリンクです。http://blogs.yahoo.co.jp/samberasam51/29432432.html 【大リーグ雑学ノート】福島良一著 ダイヤモンド社メジャーリーグおたくである福島良一氏のメジャー入門書です。 過去の名選手やメジャー史上の様々なドラマについてわかりやすく纏められています。 メジャーのうんちくを知る上ではこれ以上の本はないですね。 第二弾もあります。 【長谷川滋利のメジャーリーグがますます楽しくなる観戦術】長谷川滋利著 ワニブックスシアトル・マリナーズに在籍したシギーのメジャーガイド本です。 元選手ならではの、ブルペンやダグアウトの様子、移動のキツさや選手間の暗黙のルールなどが、紹介されていて興味深いです。 メジャーと日本野球、どちらにも偏ることなく、それぞれの違いや良さをなるべく公平な観点で説明しているところが好感持てます。 【野球と歴史】 アメリカ・メジャー・リーグ。 アメリカの国民的娯楽「ナショナル・パスタイム」としてこのスポーツは約1世紀半の間、人々に愛され続けてきました。 その間に様々なドラマが起こり、数多くの記録が打ち立てられたことは言うまでもありません。 野球は「記録」のスポーツだといいます。 世の中に数多くのスポーツがある中で、これほど「記録」が重要視されるスポーツは他にないといっていいでしょう。 「記録」は「歴史」を生み出します。 1シーズンで打ち立てられた記録のみならず、その選手が生涯に渡って積み重ねた「記録」。 イチローがジョージ・シスラーの持っていたシーズン最多安打記録を破ったことは記憶に新しいことですし、今シーズンはバリー・ボンズの通算本塁打記録の更新が確実視されています。 毎年毎年、選手たちの「記録」の更新、「歴史」の塗り重ねに、見ている私たちは一喜一憂することができる。 これぞ、他のスポーツにはない、野球の魅力であると私は思います。 メジャーリーグを見ることが日本で一般的になったのは、つい最近のこと。 私たちはイチローや松坂が活躍する現在のメジャーリーグは知っていますが、その「歴史」についてはあまりよく知りません。 たとえ「歴史」を知らなくても、選手たちの美しいプレーを見ているだけでもメジャーリーグを充分に楽しめることは事実です。 けれども、もし、重層的に積み重ねられたその「歴史」について知ることができたら、メジャーリーグを数倍も楽しめるのは間違いありません。 私もメジャーの歴史についてもっと造詣を深め、よりMLBを楽しんでいきたいなと思います。 まだまだ、MLB関連の書籍はたくさんあると思うので、面白い本を知っている方がおられたら教えてくださいね。 読後、この記事に加筆していきたいと思います。 |
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ハルバースタム、残念なことに今年亡くなっちゃいましたね・・・。今度ジュンク堂行って↑の本買ってみます。それにしても「くたばれヤンキース」・・・今年は昔のような憎たらしいヤンキースじゃなくなったのは悲しい・・・(今はメッツに傾いてます)
[ ATSUSHI ]
2007/6/3(日) 午後 11:45
あつしさん、ヤンキースは憎たらしいほど強くいて欲しいですよね。
絶対的に強いヤンキース。それをぶちのめした時のカタルシスが最高なんですよね。1995年のプレーオフみたいに。
2007/6/4(月) 午前 0:58
こんばんは。↑の「男たちの〜」は読みやすかったですか?今度買ってみます。Rファーカル調子上がってきました。
[ ATSUSHI ]
2007/6/4(月) 午後 8:51
あつしさん、読みやすいですよ。一気に読めます。
ハルバースタムはこれ以外にもミッキー・マントルやボブ・ギブソン、カート・フラッドなどの時代を描いた「さらばヤンキース」という本もあるので読んでみたいと思っています。
2007/6/5(火) 午前 7:09
野球はあまり見ませんので、よくわかりませんが、野茂がメジャーへ行ってから、次々と日本人選手が海外で活躍するようになりましたよね。それから、ニュースでも取り上げられることが多くなったので、気にするようになりました☆ スポーツの世界は、しかもメジャーは、ものすごく過酷でしょうけど、それだけに達成感もありそうですね。まるでチョモランマに挑戦する人のようです☆
2007/6/5(火) 午後 11:28
大杉さん、そうですね。異文化の中で戦っていくのはそれだけで大変だと思います。
最初に挑戦した野茂は偉大ですよ。
2007/6/7(木) 午前 7:28
こんばんは。ブックメーカーUPしました、頑張ってください(解答ちょっとめんどうですが・・・)。マリナーズいいですねえ(エンジェルスが相変わらず強いけど)。プレーオフ行けそうなら補強するのかなあ・・・
[ ATSUSHI ]
2007/6/11(月) 午前 0:38
あつしさん、お伺いしますね。
マリナーズには投手陣の補強をお願いしたいですね。
2007/6/11(月) 午前 7:08
結構興味深い本ばかりですね!早速近くの書店で探してみます!
[ - ]
2007/9/13(木) 午後 5:32
あと、長谷川滋利投手著の「メジャーリーグを楽しむための観戦術」(だったと思います)もオススメです!
[ - ]
2007/9/13(木) 午後 5:35
バーネットさん、面白いのでぜひ読んでください。
長谷川の本は興味ありますね。
2007/9/13(木) 午後 10:55