朝8時15分、アルルからマルセイユ行きの列車に乗り込み、東を目指します。
マルセイユまでは約1時間。
そこでニース行きの列車に乗り換え。
車窓の右手にはコート・ダジュールの水色のビーチが広がっていました。
トップレスの女性を含めた大勢の白人たちがヴァカンスを楽しんでいる様子が見えます。
カンヌを過ぎ、ニースでイタリア国境の町ベンチミグリア行きの列車へと乗り換え。
風景はさらにリゾート度を増し、美しい家並みやプライベートビーチ、椰子の並木、ヨットハーバー、色とりどりのパラソルなどで溢れていました。
モナコを過ぎ、しばらくして国境の駅ベンチミグリアへ到着。
ここは既にイタリアです。
あまりに美しい海岸を眺めてきたので、一気にジェノヴァへ行ってしまうのが惜しくなります。
滞在するかどうするか考えをまとめるために、列車を一本遅らせました。
駅のレストランで食事をしましたが、イタリアはフランスよりも物価は安いようです。
駅からビーチへ向かって歩くと、金持ちそうな大勢の白人たちの姿がありました。
ここはイタリアン・リヴィエラです。
そんな中、シャネルのバッグをたくさん抱えた黒人の売り子たちの姿が印象に残りました。
結局、私は自分に不釣合いなこのリゾートをスルーすることにしました。
やってきた列車に乗り込み、ジェノヴァへと向かいます。
サン・マロを始めとしたリヴィエラをいくつも通り抜け、列車は夕方のジェノヴァに到着しました。
ジェノヴァは雨模様。
駅のインフォメーションセンターで宿を探してもらい、久々にユースではない「ひとつ星」のホテルに宿泊することに決めました。
ジェノヴァ。
この町では素敵な出会いがありました。
翌日の午前中、私はアクアリウムを見学した後、埠頭でぼんやりと海を見ていました。
すると、側にいたイタリア人のおじいさんが話し掛けてきたのです。
彼は英語が話せないのでお互いの意思があまり通じません。
けれども、じいさんはそれでも話し掛けてきて、いろいろな物のイタリア語の名前を教えてくれました。
そこに英語を話せそうな女性が通りかかりました。
じいさんは彼女を呼び止め、私とじいさんの間に座るように促しました。
はじめは断っていた彼女でしたが、しばらくするとじいさんの催促に負け腰を降ろしました。
彼女の名はクリスティーナ。
彼女が通訳となり、会話が始まります。
この町にどれくらい滞在するのか?イタリアは初めてか?イタリアのどこを見たか?
日本で何をしているのか?どこに住んでいるのか?次はどこへ行くのか?
いろいろ話した後、じいさんは「帰る時間だ」と言いました。
そして、彼女に何事かを話し、さよならを言って去っていきました。
「Very Kind People」
彼女はじいさんをこう評しました。
たぶん、じいさんは、
「この日本人にジェノヴァを案内してあげなさい」とでも言ったのでしょう。
彼女は私にジェノヴァを案内してくれることになったのです。
はじめに彼女は「ネプチューン号」という海賊船を紹介してくれました。
船からは港を守る城壁が見えます。
港の前にある建物は、中世の頃、ジェノヴァの銀行であったそうです。
当時のジェノヴァはヨーロッパでも有数の商業都市でありました。
現在(10年前)のジェノヴァは人口7万。
山に囲まれて土地が狭いので、この町は建物が高層化したのだそうです。
高い塔がいくつもありますが、かつては14もの塔が建っていたのだといいます。
次に案内してくれたのはジェノヴァ最古の教会。11世紀の建造だそうです。
大戦中、ここにイギリスの爆弾が落ちたのですが、不発だったそうです。
「奇跡だ」と彼女は言っていました。
「ジーザス・チャーチ」というルネサンス様式の教会にも行きました。
この教会にはリューベンスの絵が2枚あります。
写真はまた別の教会で「サン・ロレンツォ教会」といいます。
ストライプのファサードが美しいですね。
そこまで案内し終わると、彼女は、
「仕事なのでもう行かなければいけない」と言い、去っていきました。
忙しそうなのにわざわざ案内してくれた彼女に感謝!
そして、彼女に案内を頼んだあのじいさんにも感謝したいです。
こういうことを経験すると、日本に来た外国人にもっと親切にしなきゃなぁと感じますね。
宿泊したホテル「HOTEL MAYOR」です。
近くの酒屋でワインを一瓶買い、ちびちびと飲みながら地図を広げ、
次はどこへ行こうかなどと思いを巡らせておりました。
詳しい地図で見る
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ステキなおじいさまですね、そして女性も親切だし、一気にイタリアのイメージが良くなりました(笑)。
2007/7/23(月) 午前 5:57
旧西ヨーロッパでイタリアだけはいったことないんです 友達家族がフィレンツエにいるんですが いってみたいな〜♪ 街綺麗ですね〜
2007/7/23(月) 午前 6:32
おじいさんも女性も素晴らしい方です。
国民性なのでしょうか??日本でも見習わないとですね。でも英語が。。
私は韓国で道を聞こうとしたら何やらすごい勢いで文句?を言われ、怒りながら?去っていかれました。
嫌われてるな〜、日本人。
[ ちび太 ]
2007/7/23(月) 午前 11:08
この教会の建物、見事ですね。
2007/7/23(月) 午後 11:19
豆鯛さん、それまではイメージ悪かったのですか〜。
2007/7/24(火) 午前 6:12
もん介さん、フィレンツェに住んでいらっしゃるお友達がいるんですか〜!
羨ましいです。いいですね、フィレンツェ。
2007/7/24(火) 午前 6:19
ちび太さん、それはいったいどういう理由なんでしょうね。
でも、世の中にはいろんな人がいますからね。たまたまそういう人に出会ってしまったのでしょう。日本を嫌っている人もいるのだとは思いますけどね。
2007/7/24(火) 午前 6:22
ベッサさん、見事でしょう。
2007/7/24(火) 午前 6:23
ハイ、イメージが悪かったと言うか、友人が体験した話によれば、ジプシーに囲まれてカバンを取られ、危うく日本へ帰れなくなるところだったと聞きました。その時の友人は運が悪かったのでしょうね・・・。こんなステキなイタリア人も居るのに (^-^;)
2007/7/25(水) 午前 1:49
素敵なお話ですね♥だから旅ってやめられない?!そこまで親切に案内できるか自信ないな〜でも日本も外国人客にいい印象残したいものです。黒人の子たちシャネル何処で仕入れたんでしょう。
[ hig*ma7*p ]
2007/7/25(水) 午後 7:52
豆鯛さん、私もイタリアではジプシー集団によく遭いました。ジプシーならまだしも、イタリアにだって悪い人はたくさんいますので、注意は必要ですよね。
2007/7/26(木) 午前 7:47
ひぐまさん、黒人たちのシャネルはバッタ物かもしれませんね。この国の格差を現すような光景でした。
2007/7/26(木) 午前 7:49
町並みが やっぱり素敵ですね♪
どうしてこんなに暗い場所でも明るく感じるのか^^
イタリア人が明るい性格から来ているのか・・・ 不思議ですね♪
[ MIY ]
2007/7/26(木) 午後 5:11
良い出会いがあったのですね♪
私もイタリアに行った時、親切なおじいさんがバスの乗り方を教えてくれて、最後は一緒にバスに乗って運転手に行き先を告げてホテルまで連れて行ってくれました☆
ところでトップレスの女性って、恥ずかしくないんでしょうか・・・
[ モチコ ]
2007/7/27(金) 午前 0:26
やっぱり さるみみ さんが 泊まるHotel なんというか 興味あります。
しかし 不思議な じいさん ですね、それと 案内した 女性?? なんか 不思議ですね
[ 建築や ]
2007/7/27(金) 午前 4:45
せぴさん、イタリアは南欧ですからね。夏は結構明るいですよ。10年前だからずいぶん忘れかけてますが、この宿の雰囲気はよかったですよ。
2007/7/27(金) 午前 6:30
ピノコさん、旅をすると親切な人に必ず出会いますよね。ほんと、旅人って人の親切を食って生きているようなものです。
トップレスの女性は、よほど自分の体に自信があるのでしょうね。それか、見せることが普通という文化的背景を持っているのか。
2007/7/27(金) 午前 6:33
建築やさん、じゃあ、今度「旅先の宿特集」でもしましょうかね。写真があまりないのが難ですが。
このジェノヴァの一件は10年前のことですが、ヨーロッパでこんなに親切にされたのは他にないです。私も学生でしたから、女性であるクリスティーナにもあまり警戒されなかったというのもありますが、面倒だろうによく案内してくれたと思いますよ。じいさんの意気に絆されてという感じでしたけどね。
それにしてもあのじいさんは親切でしたね。
2007/7/27(金) 午前 6:44
おじいさんも女性も猿耳さん謝礼を要求したりしなかったんですか?もしそうなら日本人ではここまで案内するなんて考えられませんね☆ニュースでやっていたんですが、トップレスビーチは今水着を着る人が多くなったそうです。インタビューで女性がいうには「恥ずかしいから」「肌を焼きたくない」とか言ってましたね。
2007/8/11(土) 午前 10:40
まさおさん、お年を召すと優しくなる人が多いですよね。日本人もシャイなだけで、実際はこういう親切な老人は多いと思います。
2007/8/11(土) 午後 8:29