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書庫☆珠玉の転載記事☆

https://blogs.yahoo.co.jp/IMG/ybi/1/c3/55/naisugai77/folder/537454/img_537454_23155633_0?20080802130322

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日経新聞のインタビュー領空侵犯というオピニオン欄での、映画監督大林宣彦氏のコメントが印象的だったので取り上げようと思いました。
まずはその一部抜粋をご覧下さい。

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08.7.21 日経新聞 インタビュー領空侵犯 『専門家意識が国を滅ぼす』より抜粋

−−官僚などその道の専門家といわれる人たちの意識が問題だと指摘していますね。
「いわゆる専門家の物知らずが日本をおかしくしている気がします。
世の中全体、国民全体の幸せに心が向かず、自分たちの世界の中での効率とか特権を守ることなどに関心を集中さている。
このために、社会の基本となるべき情や思いやりの精神が失われてきたような気がします。」

−−それが、タクシー接待や食品偽装などの問題が起きる要因にもなっていると。
「そうです。(公務員のように)市民の大事な税を預かる人たちに税の重みを忘れさせたり、(食品関係の経営者のように)本来、市民を食の楽しさに誘う人たちにもてなしの心を忘れさせ、子どもの未来を育てるべき教育関係者が子どもを犠牲にする行いをしてしまう、という事態を招いているのではないでしょうか。」
「こうした現象は、専門家たちが夢を語ることができずに、自身とかかわりを持つ市民やお客、子どもなどの幸福を忘れてしまった結果ではないかと思います。」

−−今の日本で大切なのは、お互いを思いやる心だと強調していますね。
「僕は、早く結果を求めようとする効率主義が、個別のことだけに関心を向ける各論主義を生んだのだと思います。
それに対し、お互いを大切にしながらその関係を考え合うといのが総論主義ではないかと思います。
総論はわかりにくくてまとめにくいが、各論はわかりやすい。だからこそ、各論主義は危険だともい言えるのです。」

−−ご自身も専門家にはなるまい、との持論です。
「僕は映画作家として映画作りに携わってきましたが、映画の専門家になるまい、普通の人間として考えていこうと心がけてきました。多くの映画を作ってきたといっても、まだ知らないことも多い。専門家が何でも分かったつもりになると、次第に人の話を聞かなくなり世界が狭くなってきます。
だから、将来、映画作家を目指す若者には、普通の暮らしをして映画以外のことを学べと勧めます。
本を読め、音楽を聴け、芝居を見ろ、恋をして失恋の傷みを体験してみろと。
そして自分が作りたい映画以上に、誰かが見たい映画を作れと。」

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大林宣彦プロフィール
38年広島生まれ。
CMディレクターとして活躍後、77年「HOUSE」で劇場映画に進出。
「転校生」「時をかける少女」「さびしんぼう」の尾道三部作などの話題作を数多く製作する。
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監督が言われていることは全くその通りだとおもいますね。
人間としてのバランス感覚が今の官僚などの専門家には欠如していて、そうしたいわゆる頭でっかちのインテリ馬鹿がこの国をおかしくしているのではないかということでしょう。

またそのような専門家意識を助長させているものとして、自分の考えこそが何よりも正しいんだ思い込むようなエリート意識がその背景にあるのではないでしょうか、人間自らを神のごとく絶対のものと考え始めたた時、特にその人間が官僚などのように世間に影響力を持つ人間であった時悲劇が始まるのではないかと思います。

そうした意味では今の官僚、そして自民の一部にはカルト宗教的な臭いを感じるのです。
カルトと言っても色々ありますが例えばオウムのように、自らが属する狭い世界こそが絶対なものとなり、その世界を許容しないものは悪であり排除されるべしというような考えですね。

そしてカルトや官僚に共に共通するメンタリティが、ある意味での純粋性だと思うのです。
子どもっぽさ、世間知らずと言ってもいいでしょう。
そうした人間は何かのきっかけで黒にも青にもどんな色にも一色に染まりやすいと思うのですが、これは実は恐いことだと思うのです。
その処方箋として大林監督は、映画を観たり本を読んだり恋をしたりして、人間としての多様性・客観性を身に付けなさいよと言っているのではないでしょうか。

やはり人間みなどこか足りない部分があって、完全な人間などいないと思いますし、一人一人は実に微小な存在だと思うのです。
それを、我こそは突出した他の人々とは違う選ばれし者なのだから我に従うべし、などと考える勘違いした人が官僚などに増えてくると大林監督が言われるように国全体がおかしくなってくると思うのです。

人間みな自分の考えは正しいと当然考えたいものですし、自分の考え・行動に疑問を持ち、時に否定するようなことはしたくないしつらいことだと思いますが、官僚のように国の根幹の方向性を決めるような専門家にあっては、そのような謙虚な姿勢が不可欠ではないかと思います。

転載元転載元: ■ 【よのなか観察日記】(時事・社会問題・映画・本のブログ)■

  • 顔アイコン

    ナイス害さんからの転載記事です。
    偏らないこと。それが大事だと思うんですね。
    人は子供から大人になるにつれて、生きていくために何かの専門分野に特化して生きていくことになります。だけど、専門分野に特化する前に広く浅い土台があることが大事だという気がするんですね。これは知識・教養というよりも、多様な見方、いろいろな立場からの視点があるとことへの認識だと思います(専門分野に特化するとその専門分野特有の思考回路になると思われる)。
    昔と違って今は核家族化が進行し、家庭で子供に影響を与えるのは親だけ、地域のコミュニティーも機能しておらず、多様な価値観や視点に接する場が少ないです(人は似た者同士で付き合うものですし)。
    いろいろな事件や不正などが起こる昨今ですが、子供のうちから人間としての多様性・客観性を育むこと、そして、自分のいる狭い専門世界とは違う見方の思考を持てるということ。それが大事な気がします。

    さるみみの見た世界

    2008/8/2(土) 午後 1:41

  • 顔アイコン

    学生時代に大林監督が講演に来たことがありました(内容は忘れてしまいましたが・・・汗)
    官僚や公務員の不祥事が大々的に報道されるので目立ちますが、ちょっとした組織であれば自分たちの専門性や組織益に自然と拘るようになってしまうような傾向は見られますよね。
    それが蔓延すると大企業病なんて言われて、組織全体が硬直して身動きが取れなくなってしまう。
    企業であればお客様のため(そうでないところもありますが)、官僚や公務員であれば国と国民のためという依って立つところを見失うと、途端に迷走を始めてしまうのだと思います。

    それから僕から見れば自民に限らず公明や社民、共産の皆さんも充分にカルトだと思いますが、皆さん自分たちが絶対に正しいと思って譲らない部分については共通していると思いますよ。

    [ BARRY ]

    2008/8/2(土) 午後 2:08

  • 専門家=自分だけの狭い世界に閉じこもってる と とっても
    プライドが高くなり他を寄せ付けなくなったり受け入れられなくなったりしますよね。
    おっしゃるとおりひとつの道を極めるにしても
    いろんなジャンルの本を読み、映画、イベント、
    美術展など世界のすばらしいものから得るものって
    たくさんありますよね。
    どれだけ吸収したかによってひとつの道の輝きも
    違ってくるように思います★
    感動とともにお勉強させていただきました、ありがとうございます。
    ポチ (*・・)σ【】ぽちっとな♪

    [ - ]

    2008/8/2(土) 午後 8:00

  • 顔アイコン

    大林宣彦氏は素敵な監督だと思っていましたが、
    “普通の人間として考えていこうと心がけてきました”という
    言葉に、深い人間性を感じました。
    専門の枠を超えて全体を眺めることは大事ですが、
    氏がおっしゃるように、まず専門家としてのプライドをわきに
    置いておくことから始めることが重要なのかな、と感じました。
    それによって、他の分野から学ぼう、吸収しようという
    気持ちも働くのでしょうから・・・。

    mie**tro*e

    2008/8/2(土) 午後 8:07

  • 顔アイコン

    バリーさん、官僚や公務員の中には国と国民のために依って立つということを忘れてしまった人も多いと思うんです。
    だけど、怖いのは、自分の考えが絶対だと信じ込み、自分では国と国民のために命をかけているのだけれど、それが結果的には国や国民のためにはならないという場合です。世界中に民主主義を押し付けるアメリカだって、イスラム原理主義者だって、自分たちの思想こそが世界をよくすると考えているのだと思いますから(そして、そういう純粋な人々を周りにいる禿鷹が利用し、自らの利を得ようとする)。
    おっしゃる通り、自民に限らず、公明も社民も共産もカルトですね!

    さるみみの見た世界

    2008/8/2(土) 午後 10:01

  • 顔アイコン

    ねえねさん、上のバリーさんのコメントにも繋がりますが、専門家、ひいてはカルトも世の中には必要だという気もするんです。
    例えば、イチローなんてありゃあ、かなりカルトな人間ですよ。そして、そういう極端な専門家やカルトな人間が世の中を進歩させてきたのだとも言えます。
    だけど、そういう人間ばかりになってしまったら、なんだか怖いですよね。
    最近の日本の教育は世界に通用する専門家を多く輩出することを目指していたと思うし、世の中の風潮もゼネラリストよりもスペシャリストが礼賛されるようになってきたと思うんです。
    ひとつのことに注力するカルト的な人がいるのはいい、だけど、それが変な方向に向かうのを軌道修正できる広く浅い人ももっと評価される方がいい。組織全部が強力な一人のカルトリーダーの色に染まると恐ろしい気がします。

    さるみみの見た世界

    2008/8/2(土) 午後 10:20

  • 顔アイコン

    Mielさん、官僚などのエリートも、学者とか研究者もそうだと思うんですが、他の分野や素人の意見に聞く耳を持たないと、どんどん閉鎖的になってカルト化していくように思うんですね。

    私も氏の“普通の人間として考えていこうと心がけてきました”というところに感銘を受けました。
    各論主義に陥らないこと、それは、世界の多様な考え方を知ることが第一歩だと思うんですね。

    さるみみの見た世界

    2008/8/2(土) 午後 10:42

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    さるみみさん、転載ありがとうございました。そしてさるみみさんをはじめ、バリーさん、ねえさん、Mieiさん、この記事に関心を寄せてくれたことを大変うれしく思います。各人が絶対と考える正義や善意というものは実は一歩間違えば悲劇に転化する危険をはらむものだと思うんです。例えばヒトラーにしてもポルポトにしても彼らは自分の行いを悪いことなどと考えておらず、彼らにとっての善意でもって正義を全うするために多くの人を虐殺したわけですから、オウムにしたってそうですよね、多くの人は悪意でもって人を大量虐殺できるほど強くないですから、しかし善意や正義という理由があるとそれを燃料にどこまでも突っ走ってしまう、現在ではブッシュのやっていることも同じ類のものでしょう、だからこそ監督の言われるバランス感覚、視野狭窄にならないものの見方はとても重要だと思うのです。人間どうし国どうしが、自らの主義・主張に固執するばかりでなく、違う考え、違う価値観、違う文化を認め合うということが現在ますます重要になってきている気がします、世界がもっと良くなるためにも。

    カッツー

    2008/8/2(土) 午後 11:50

  • 顔アイコン

    ナイス害さん、「人間どうし国どうしが、自らの主義・主張に固執するばかりでなく、違う考え、違う価値観、違う文化を認め合うということが重要」
    おっしゃる通りですね。それが一番大事な気がします。

    さるみみの見た世界

    2008/8/3(日) 午前 1:00

  • 顔アイコン

    大林監督は人間的に好きです、私の中では不思議なチカラを持つ方です。雑誌に大林監督ご自身が寄せた記事で「メガネのネジが緩んでいることに気付き、エレベーターに乗ったら偶然乗り合わせた男性が小さなドライバーを持っていたので、その場でお借りしてネジを締めた」とありました。監督いわく、いつも自然体で居ることが偶然のラッキーを生むそうです。こちらの記事を拝見し、監督が多面的な視野を持ち合わせ普通の人間として自らバランスを取っていることも、偶然のラッキーを引き寄せるチカラになっているのかも〜と思いました。

    豆鯛(mametai)

    2008/8/4(月) 午前 11:49

  • なるべく大きな視野で物事を見つめなくてはいけないですよね。
    そしてときには自分のフィールドから飛び出してみないといけないし。
    モラルとゆう面では当然ながら自分のされたくないことは他人にしてはいけないし、、、

    ところで↑のバリーさんのご意見で「自民に限らず公明や社民、共産の皆さんも充分にカルト」とありましたが、選挙活動をする団体はそのように思われるのでしょうか、それとも1人のリーダーを中心に周りの人間が同じ行動をとっていることがそうなのかしら?

    [ ☆chikori☆ ]

    2008/8/7(木) 午後 10:36

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    豆鯛さん、乗り合わせた人が小さなドライバーを持っていたとはすごい偶然ですね。
    いつも自然体でいること、なかなか難しいことですが、そうありたいものです。
    多面的な視野を持つことは人間として大事ですよね。違った視点から見る、相手の立場に立ってみるということで、多くの争いや不和が解消されていくような気がします。

    さるみみの見た世界

    2008/8/8(金) 午前 0:51

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    ちこりさん、日本人は単一民族に近いため、小さい頃から全く違った考えや立場の人と接するということに慣れていないですよね。異民族が身近にいる場合は、共存するために相手の立場や考え方に思いを巡らし、うまく折り合いをつけていくことが自然に培われていくのだと思います。日本人が本当の意味で国際化されないのは、自分とは全く違った人を認め、うまく折り合いをつけるという経験が少ないからなのかなと思ってしまいます。自分もそうですが。

    「自民に限らず公明や社民、共産の皆さんも充分にカルト」というのは、たぶん、その組織がひとつの思想に支配されていて、それが絶対的なものになっているということなんじゃないかと思います。
    でも、自民も公明も社民も共産も民主も、いろんな考え方があると思いますけどね。

    さるみみの見た世界

    2008/8/8(金) 午前 1:05

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    民主党はカルトではないのですか?? 不思議な考えですね。

    単一民族、素晴らしいですよ。 どうして日本人は自分を貶めたいのでしょうかしらね。マゾかしら? 日本が外交音痴だということは認めます。それは単一民族のせいではなく、平和ボケになってしまったからです。
    欧米など世界はお互いに侵略しあってきたから混じってしまったのです。多文化共生主義など絵に書いた餅。 イスラム国家など同じ国民なのに、スンニ派とシーア派で殺し合いしている状態。 これをどう考えるのか?とおもいます。中国なんて少数民族を無理やり侵略虐殺制圧して自分の領土だと主張しているし。

    [ みどり ]

    2011/3/7(月) 午後 2:16

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    みどりさん、ネットの発展によって世界はグロ−バル化し、今後世界は企業も労働者も流動化していくと思います。イスラムも中国もいずれはその流れに呑み込まれていくと思います。グローバル経済の流れに日本も乗っていかないと日本自体がどんどん没落していくと思います。

    さるみみの見た世界

    2011/3/15(火) 午後 11:49

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