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インド、ダージリンの近くにある巨大なチベット僧院「ツプテン・サンガ・チョリン」。
巨大な本堂に鎮座する黄金の仏陀に挨拶をした後、私は本堂の横に併設されている小さな建物を覗いてみました。
狭い室内に大きなマニ車が5つ、並んでいます。
その前に5人の老僧が、どかりと腰を降ろしてマニ車の下部に取り付けられた糸を引っ張っていました。
糸を引っ張るとマニ車はぐるぐると回るようになっているのです。
「ぐるんぐるんぐるんぐるん」
オム・マニ・ペメ・フムという観音菩薩の六字真言の刻まれた黄金の車が回ります。
このマニ車を一回回すとお経を一回唱えるのと同じ効果があるといいます。
老人たちは真剣に、或いはぼんやり(?)とマニ車を回し続けていました。
この僧院では写真撮影は許可されていませんでした。
私は5人の老人の後方に胡座をかいて座ると、バッグの中から鉛筆とスケッチブックを取り出し、写生を始めました。
そのうち、小坊主たちがわらわらと私の周りに集まってきて、絵と私の鉛筆の動きをじろじろと眺め始めました。
後ろの騒々しさが気になり、ちらちらと何度も振り返る老僧たち……。
たとえ祈っている最中であっても俗事の面白さには惹かれてしまうようです。
小坊主たちは画用紙に描き出される、とぼけた老僧と実物とを見比べ、ゲラゲラと笑います。
しかし、老僧たちも別にそれをたしなめることなどしませんでした。後ろの様子を気にしながらも淡々と糸を引っ張り続けています。
そのうち何かの合図でしょうか。きらきらとした鐘の音が僧院中に鳴り響きました。
それを聞くや否や小坊主たちは、ワッと蛛の子を散らすようにどこかへと去っていってしまいました。
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光景が思い浮かびます。この絵の色、いいですね。
2006/5/16(火) 午前 0:11
ききょうさん、こんばんは!小坊主たち、とても可愛かったですよ。
2006/5/16(火) 午前 0:31
仕事の合間に癒されにきました〜面白くて、こちらまで大笑いです〜 良い雰囲気ですね〜(^^)
[ ソフィー ]
2006/5/17(水) 午後 2:11
ソフィーさん、小坊主たちの写真を撮れなかったのが残念。僕もめちゃくちゃ可笑しかったです。
2006/5/17(水) 午後 9:11