記録男イチローがまたまた大記録達成!
プロ野球というものは、数あるプロスポーツの中でも異質なものであると言えます。
まず、プロ野球は他のプロスポーツに比べて試合数が多い。
たとえば、日本プロ野球は1チーム年間144試合、メジャーリーグに至っては年間162試合も行われ、プレーオフに進んだチームはさらに多くの試合を行います。
プロ野球は、長いシーズンを戦い抜く過酷なスポーツなのです。
けれども、毎年そんな過酷なシーズンを送るプロ野球選手ですが、選手寿命は他のスポーツに比べてかなり長いです。
野球という競技が運動量がそれほど多くはなく、瞬発力が重要となるスポーツであるということがその大きな理由のひとつなのですが、それにしても、一人の選手が20年以上も第一線で活躍できるスポーツというのは、他にはなかなかないでしょう。
年間144試合、または162試合を20年間、プロ野球選手は膨大な数の試合をこなします。
そしてここに、個々の選手の積み重ねられた「記録」というものが生まれてきます。
また、一打席一打席、相手と対戦する野球は、個人成績を記録しやすいスポーツでもあります。
他のプロスポーツでは味わえない野球という競技の醍醐味。
それが「記録を追う」という楽しみ方です。
そして、その「記録を追う」という醍醐味を最も我々に味あわせてくれる選手がイチローなのです!
現地時間9月13日、イチローは、9年連続200安打を達成し、それまでのMLB記録であったウィリー・キーラーの8年連続200安打を108年ぶりに更新しました。
2004年に、年間262安打を達成し、ジョージ・シスラーのMLB記録257本を84年ぶりに破ったことも記憶に新しいイチローですが、これら以外でもイチローは数々のMLB記録を塗り替えてきました。
↓はWikipediaに記載されていたイチローの記録です。
【イチローMLB記録】
* シーズン最多安打:262(2004年)
* シーズン最多単打:225(2004年)
* シーズン200安打・100得点・30盗塁:8回(2001年 - 2008年)
* シーズン200安打・100得点:8回(2001年 - 2008年)※タイ記録
* シーズン200安打・30盗塁:8回(2001年 - 2008年)
* シーズン230安打以上:3回(2001年、2004年、2007年)
* シーズン5安打試合:4回(2004年)※20世紀以降タイ記録
* シーズン月間50安打:3回(2004年5月・7月・8月)
* シーズン安打試合数最多:135(2001年)※タイ記録
* ロードゲームシーズン最多安打:145(2004年)
* 最多単打:8回(2001年 - 2008年)※タイ記録
* 2か月連続月間50安打(2004年7月 - 8月)
* デビュー以来8年連続200安打(2001年 - 2008年)
* 8年連続200安打(2001年 - 2008年)
* 8年連続200安打・100得点・30盗塁(2001年 - 2008年)
* 8年連続200安打・100得点(2001年 - 2008年)
* 8年連続200安打・30盗塁(2001年 - 2008年)
* 8年連続100得点・30盗塁(2001年 - 2008年)※20世紀以降対象
* 3年連続最多安打(2006年 - 2008年)※タイ記録
* 3年連続両リーグ最多安打(2006年 - 2008年)
* 8年連続最多単打(2001年 - 2008年)
* 5年連続両リーグ最多単打(2004年 - 2008年)
* 5年連続最多打数(2004年 - 2008年)
* 連続5シーズン安打1100本以上:4回
(2001年 - 2005年、2002年 - 2006年、2003年 - 2007年、2004年 - 2008年)
* 連続8シーズン最多安打:1805(2001年 - 2008年)
* 連続7シーズン最多安打:1592(2001年 - 2007年)
* 連続6シーズン最多安打:1355(2003年 - 2008年)
* 連続5シーズン最多安打:1143(2004年 - 2008年)
* 連続4シーズン最多安打:930(2004年 - 2007年)
【アメリカンリーグ記録】
* 外野手通算守備率:.994(2001年 - 2007年)
* シーズン打席:762(2004年)
* シーズン連続盗塁成功:39(2006年)
* 連続盗塁成功:45(2006年4月29日 - 2007年5月16日)
【その他】
* 最多安打:5回(2001年、2004年、2006年 - 2008年)
* オールスター出場:9回(2001年 - 2009年)※2005年以外は先発出場、
通算8度の1番での先発出場はオールスタータイ記録
* 新人から3年連続オールスター最多得票(2001年 - 2003年)※史上初
* オールスターでランニング本塁打(2007年)※史上初
* 通算打率現役2位:.331(2008年シーズン終了時)※アメリカンリーグの現役選手中では1位
* 通算盗塁成功率:.818(315盗塁70盗塁死)※300盗塁以上の現役選手中1位
* 連続守備機会無失策:443(2006年9月8日 - 2007年9月12日)
* アメリカンリーグ地区シリーズ5試合最多安打:12(2001年)※タイ記録
イチローのすごさにあらためて驚かされますね。
さて、今後、イチローはどんな記録を更新し、我々を楽しませてくれるのでしょうか。
まず、更新確実なのが、シーズン200安打回数記録。
MLB記録はピート・ローズの10回ですが、今のペースでいくなら再来年には更新するはずです。
そして、期待したいのが、通算安打記録の更新です。
MLB記録保持者のピート・ローズの通算安打数は、4,256本。
MLBのみの安打数では、イチローは2,005本ですから、さすがに更新はムリでしょうが、NPBも併せたら3,283本打っているので可能性は高いです。
同様に通算最多単打記録の更新もNPBの記録と併せれば期待できます。
(MLB記録はピート・ローズの3,215本。イチローは現在1,630本、NPBも併せると2,556本)
月間最多安打記録は、タイ・カッブの67本が最高ですが(イチローは56本)、イチローは、2004年の7月18日から8月17日の間に67本打っているので、可能性はあります。
月間50安打回数記録は、ジョージ・シスラーの10回が最高でイチローはまだ4回ですが、2004年には年間で3回も月間50安打を達成しているので、可能性はなくはないです。
連続盗塁成功記録は、ビンス・コールマンの50が最高ですが、イチローは2007年に45連続盗塁成功させているので、もしかしたら更新するかもしれません。
難しいのは、連続試合安打記録。
MLB記録は伝説のジョー・ディマジオの持つ56試合連続安打(イチローは27試合連続安打)。
この記録はアンタッチャブルと言われているので、さすがのイチローでも厳しいと思われます。
同様に、1941年のテッド・ウィリアムス以来一人も達成できていない打率4割についても、打席数が多く四球が少ないイチローにとってはかなり難しいと言えるでしょう。
また、守備においては、イチローはゴールドグラブを8年連続で受賞。
MLB最多受賞は、グレッグ・マダックス投手の18回が最多。外野手ではウィリー・メイズとロベルト・クレメンテの12回が最高です。
連続受賞回数では、ジム・カート投手とブルックス・ロビンソン三塁手の16回連続が最多。
イチローは彼らにどこまで迫れるのでしょうか。
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イチロー、サイコー!
人との競争にピリオドを打ったというので、できれば、このまま誰にも破られないイチローの記録を更新し続けてほしいです。
2009/9/16(水) 午前 7:55
とにかくこの人に対してはどんな讃辞も物足りないように感じてしまう・・・本当に凄い人ですね。
でも米国ではあまりこの記録が話題になっていないとか。やはり米国人にとってはドッカンドッカンHRをかっ飛ばすようなマッチョ風味が好みなんでしょうか。
そういえば今年46歳の工藤投手もとてつもない人だと思います。
[ - ]
2009/9/16(水) 午前 8:08
イチローやりましたね!
現代のメジャーで「試合に出る、ヒットを打つ」を9年間も続けてきたイチローは本当にすばらしいと改めて感じました。
ただ今年は2度に渡って欠場したようにイチローの身体にも不安が出始めてきましたので、今後は盗塁や内野安打が減ってくるはずです。
なのでこれから先のイチローに期待したいことは、ピート・ローズの持つシーズン200安打10回に並ぶこと、そして殿堂入りを確実なモノとするために通算3000安打だけはなんとしても達成してもらうことの2点です。
イチロー、がんばれ!
※トラックバックさせてもらいました。
2009/9/16(水) 午前 11:08
イチローは日本の誇りですね。レジェンドですねぇ。もう還暦まで現役でやって欲しいです。レーザービームの名シーンの数々、鳥肌がたちます。イチローの返球をキャッチし、ホームベースを死守するのが城島というのがまた感動します。
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2009/9/16(水) 午後 5:22
さるみみさん、こんばんは!
この記録は抜かれることはなさそうですね^^
細かく見るとイチローが塗り替えた記録は、とんでもない量なんですね^^;
レーザービーム集は圧巻です。イチローより肩がいい選手はいっぱいいても、ここまで正確なコントロールを持ってるのはイチローだけだと思います。
この先、まだまだ記録を塗り替えて、必ず殿堂入りを果たしてほしいと思います^^
2009/9/16(水) 午後 10:15
イチローだから・・・と済ませてしまう事も多いのだけれど、こうやって改めて紹介されると、ひょえぇぇ〜!!!驚いてしまいますね。
[ hajmo_rakija ]
2009/9/17(木) 午前 8:42
偉大なる記録を打ち立てたイチロー選手。
しかも、コメントがさらにクールでしたね。
[ dix*0*2331 ]
2009/9/19(土) 午後 2:39
K3さん、そうですね。アメリカのファンに、パワーだけではない「打って・走って・守る」野球本来の魅力を再認識させたことは、大きな功績ですよね。
フォアザチームは重要ですが(イチローがフォアザチームでないというわけではありませんが)、何よりもファンに球場に足を運ばせることができる選手だということが一番大切だと思います。
みんな彼のプレーが見たいんです。
2009/9/19(土) 午後 9:54
スーニーさん、ありがとうございます。
懐かしい名前、マダックス?ビンス・コールマン?
まさかピート・ローズ?
よもやディマジオやテッド・ウィリアムスってことはないでしょうけど。
2009/9/19(土) 午後 9:55
はらっぱさん、イチローは本当にファンを楽しませてくれる選手ですよね。マリナーズ以外のチームのファンであっても、イチロー個人のファンである人は多いと思います。オバマ大統領のように。
2009/9/19(土) 午後 9:58
ノアローさん、イチローは日本人にとってはMLBで記録を更新し続けるオンリーワンの存在ですが、アメリカではワンオブゼムです。
9年連続3割30本100打点を続けるアルバート・プホルスを始め、偉大な選手はたくさんいますからね。
だけど、イチローはMLB史上最高の選手のひとりであり、毎年オールスターに選ばれていることからも、ファンからも球界からもかなり評価されている選手だと思いますよ。
2009/9/19(土) 午後 10:03
パケットさん、9年間継続するということがすごいですよね。
本当に将来、我々は思い出すことでしょう。「あの時代はイチローという名選手がいた」と。
MLB史の2000年代から2010年代にかけて、イチローはプホルスらと共に歴史に刻みこまれることでしょうね。
TBありがとうございます。
2009/9/19(土) 午後 10:07
クシピーさん、打撃の数々の記録は素晴らしいですが、イチローは記録だけではなく記憶にも残る選手となりそうですね。
レーザービームを始めとした守備の美しさ。打撃と甲乙つけがたいイチローの魅力です。
守備だけでも生で見てみたいと思わせる選手ですよね。
2009/9/19(土) 午後 10:10
グリーンライトさん、例えばF1のアイルトン・セナ、ゴルフのタイガー・ウッズ、相撲の朝青龍、K1の魔裟斗、ボクシングのマイク・タイソン、サッカーのクリスチアーノ・ロナウド、陸上のボルトなどなど。観ている観客に「なんてすごいんだ!」と思わせる存在。「どんなことをしでかしてくれるのか」とワクワクさせてくれるような存在。
何と言ってもそれが一番価値があることだと思います。
必ず殿堂入りすると思いますよ。
2009/9/19(土) 午後 10:18
ラキアさん、すごいですよね。イチロー。
彼は清原や松井のような、体格的にはいわゆる野球選手のエリートではなく、天才でもなかったですが、継続して努力できる天才、自分の才能を最大限に引出し、高められる天才なのだと思います。
2009/9/19(土) 午後 10:22
Kさん、イチローは、清原や松井、王さんといった「王道」をいく選手とは違う選手。プレースタイルも性格もかなり異端児的ですよね。松井やジーター、グリフィーなどとは違って誰もに愛されるような存在ではありません。
けれども、いろいろな雑音や批判を受け続けてきたイチローですが、数々の記録を打ち立て結果を残すことによって、全ての人を納得させてしまうようになりましたよね。
2009/9/19(土) 午後 10:29
ほんとうにすばらしい選手だ!
やっぱりオーソドックスでないですね。
どこか求道者的な匂いがぷんぷんします。
こんにちは 旅行作家の杜泉新生です。
'''「オアシスの湖を舞い飛ぶ水鳥たち」'''を公開したら、写真がすばらしいと大好評でした。
トップ公開を延長しましたので、お立ち寄りください。
もうご覧になっていたらごめんなさい。
執筆や講演、毎日のブログ更新におわれていますが、またお邪魔します。
[ moriizumi arao ]
2009/9/21(月) 午前 11:55
杜泉さん、ご訪問ありがとうございます。普通ではないところがイチローの魅力ですよね。求道者的なところがありますよね。
ご紹介ありがとうございます。
2009/9/24(木) 午前 6:02
ご無沙汰しております^^
4割をなんとか達成してほしいと願います。
やはり四球がカギを握るのでしょうね・・・
2009/9/26(土) 午後 3:14
リボルバーさん、ご無沙汰です。
イチローは、ボール球でもヒットにする積極的な打撃スタイルなので、四球を増やそうとしたら、力が出せなくなってしまうかもしれないですね。1番バッターなので打席数も多くなってしまいますし、厳しいと思います。
2009/9/27(日) 午前 9:17