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・南インドとムンバイ
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★ 大都会と楽園 【ムンバイ・ゴア・南インド】
インド最大の商業都市ムンバイ。 そこから南下していくと、イスラムの影響を受けた北とはまた違ったもうひとつの「インド」がありました。
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コメント(22)
楽園の風景をとくとお楽しみください。
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インド最南端カニャ―クマリから西海岸を北上すると、そこはケーララ(ヤシの木)州でした。10月下旬、雨季真っ盛りの東海岸、タミル・ナードゥ州から西海岸のここ、ケーララへと入ると雨はなく、からりとした青空が広がっていました。 標高約1500mの西ガーツ山脈の存在により、両岸の雨季の時期は異なっているのです。 ケーララ州はインドの三角形の南西の端に位置する細長い州です。 ケーララとは地元の言葉で「ヤシの国」の意。 アラビア海に面したこの地域では古くから交易が盛んで、紀元前の時代からエジプトやフェニキアなどといった国と活発に交流がありました。 そのせいか、ここケーララにはイスラム教徒、ユダヤ教徒、そして、キリスト教徒もたくさんいます。 古くからの交易により、様々な文化や宗教が流入していたのでしょうね。 特に、キリスト教流入の歴史は古く、十二使徒の一人である聖トマスがここに来て布教を行ったという伝承が残されていて、現在でもその末裔がいるのだそうです。 彼らは聖トマス・クリスチャンと呼ばれているのだといいます。 また、ここには原初のキリスト教だけでなく、ザビエルらの布教によるカトリックやイギリス植民地時代の布教によるプロテスタントの信者もいます。 ケーララのキリスト教人口は全体の約20%ほどだそうです。 政治的な面でいうと、現在この地域では共産党の力が強いそうです。 その共産党の政策によって、ケーララ州は教育水準がかなり高くなっているのだそうです。 なんと識字率は約100%! ケーララ州で話されている言語はマラヤ―ラム語。文字は丸まっちい字です。タミル文字やスリランカのシンハラ文字ともまた違った感じの文字です。
カラリパヤット 出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 YOU TUBE カラリパヤット動画 |
インドの最南端、カニャ―クマリで日の出を見ました。ムリダンガムの単調なリズムと、それに合わせた女性シンガーの狂的な歌声が聴こえます。 スピーカーから何度も何度も繰り返される音割れしたそのキンキラ声。 寺院から流される祈りの歌声でしょう。窓の外に目をやると、空は漆黒ではなく濃い群青色に変わっていました。 朝です。今日という一日がもうすぐ始まろうとしているのです。 宿を出た私は海に向かって歩いていきます。目指すは海岸沿いのガート(沐浴所)。そこで日の出を見るというのが私の早起きした目的でした。 ここはインド最南端。海から昇った太陽が、また海に沈む所、カニャ―クマリです。 アラビア海とインド洋、そして、ベンガル湾という三つの海が出会うこの岬は、インド最南端の聖地としても知られています。 この町はガンジス川沿いの聖地、バラナシのような猥雑と喧騒はありませんが、のんびりと落ち着いて祈りの風景を楽しむにはいいところです。 ガートへと向かって歩いていくと方々から人々が集まってくるのが見えました。皆、日の出を拝み、朝の沐浴をしにいくのでしょう。 ふと、顔を上げると既に空が明るくなってきていました。 ガートに着いて驚きました。人が多い! ガートとその周りの海岸沿いが人で埋め尽くされているのです。どこにこんな大勢の人が隠れていたんだろう。。。 そう思えるほど海岸は混雑していました。 私は大勢のインド人に混じってガートの端っこに腰掛けました。 打ち寄せる波。海の色はまだ深い藍色です。水平線と空の境を見やると、そこは、ぼんやりと赤みを帯びてきていました。 もうすぐです! 浜辺を埋め尽くす人々は皆、今か今かと日の出を待ち続けていました。 空がオレンジ色に輝き始めます。海の色が紫色になり、沖合いに浮かぶヴィヴェーカーナンダ岩の建物の輪郭がはっきりとしてきます。 雲に朱色の光線が当たって、そのうち、真っ赤な火の玉がヴィヴェーカーナンダの建物の影からひょっこりと姿を現しました。
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