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あのー、ですね。
うちの子(9歳)がですね。 急に、自分の服に手をしまって手を短く見せて 「パパー!見てみて!障害者」 て言ってきたんです。 あ、怒らないでくださいね。 9歳ぐらいだと、こういうことてわからず言ってしまうことあったりするもんで。 私ね、叱ろうと思ったんです。 よくないよ。ダメだよ。と。 でも、叱る前に なんでこれ、てよくないことなんだろう、て自問したんですね。 そしたらね、 自分の中で明確な答えを出せなかったんです。 なんとなーく、いけないことだとはわかるんです。 でも、ハゲやデブなんかを笑いに変えることはあって(まあ、それすらも良くない範囲であると言う人ももちろんいますが)、 なんで私は39歳にもなって、障害があることをいじることを明確に言葉にして怒れないのか、わかんなくなったんですね。 娘は私の顔色を見て、空気を察知したのかすぐやめたんですが このままで終わらすのはお互いよくないと思い テーブルに座らせました。 んで、 「いい?聞いて。パパは、障害者をそういう扱いにするのは良くないと思う。だけど、パパはなんでそれが良くないのか、はっきりとはわかんないのね。」 と話し始めました。 娘は真剣に聞いてくれてました。 「今から、お前は"障害を笑ってもいいと思ってる人"。で、パパは"障害を笑っちゃいけないと思ってる人"として5分間話し合おう。 5分したら、今度は逆になって話しあってみよう。いいね。」 と提案しました。ディベートてやつですね。 娘は、ずっと喋らなかったです。 私はまず障害者を擁護する立場で話し始めたんですが 途中から娘はうっすら涙を浮かべ始めました。 その涙はなんの感情から生まれたものか、定かではありません。 5分しないうちに、逆の立場にかえてみまして 今度は私は"障害を笑ってもいいと思ってる人"として喋り始めました。 でも娘はずっと黙ってました。 浮かんできた涙が頬を伝い始めたので、もうディベートはやめにしました。 僕も、よくわからない、うまく表現できない感情になってしまいました。 頭ごなしに叱ってしまったらよかったのか。 この方法で話しあってよかったのか。 今もよくわかってません。 でも、娘はもう障害者をそういう風な扱いにはしないんじゃないかと思います。 これを読まれた方も、いろいろご感想を持たれるかもしれませんが、 私はどうするのが正解だったんでしょう。 自分は言葉を使うのが商売なのに、 こんなときになにもうまいことが言えないことを未熟だな、と思います。 うちの近所に 障害者さんの施設がありまして、 たまに駅にズラッといる時があるんですが あるときその人たちの会話を聞いてたら 「おいデブ」「おいチビ」なんて言い合ってたりもしてるのです。 この人たちはこの人たちの世界で 蔑みあうこともあるのか、とも思いました。 僕らは「道徳」を学校や親から学んできたはずですが、 「道徳」とは誰を基準にしてるのか。 いまだにわかりません。 わかりませんが、 正しさに導ける言葉が欲しかった。 |

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