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俺の友達にこういう奴がいる。
小学校から同じクラスだった奴だ。
そいつはクラスでも暗くて、友達も1人もいないような
奴だった。俺はなぜかそいつのことが気になってしょうがなかった。
外見は細くて、顔も女みたいで、まるで俺とは正反対。だが、
なぜか気になってしょうがなかった。ある時、
そいつはクラスの奴にいじめられていた。俺はとっさに
そいつをかばった。俺はその時はクラスでも悪ガキだったので
すぐそいつらはどこかへ行った。俺はそのいじめられていた奴に言った。
「お前男だろ。悔しくないのか?」と。そしたらそいつは「だって僕弱いし・・」
俺は殴りたくなった。けどそこは我慢してそいつとの付き合いが始まった。
なせか俺はそいつを憎めなかった。今でもなぜかは分からない。
けど、付き合っていくうちに、そいつはだんだん俺に心をみせてくれるように
なった。話もしてくれるようになった。俺はその時こう思った。「なんだこいつ、
普通に話せるんじゃないか」と。学校帰りには遊ぶようになった。俺は野球を
してたから、そいつに野球を教えるようになった。一緒にキャッチボールをした。
細い体なのに、いい球を投げてきた。「おい、お前素質あるじゃねえか?」などバカ
語りながら。俺はなんだかんだいって楽しかった。そいつとそうしている時間が。
性格は違うが、なぜか噛み合った。そうして1年経った。
だんだんそいつは俺に似てきた。ケンカも普通にするようになっていった。
かなり変わった。弱いなんて語っていたのが嘘のようだった。
クラスではおとなしくて、真面目だった奴が、クラスでも悪ガキに変貌してしまった。
担任はびっくりしていた。そいつの中で何か変わったんだろうと思う。
けど、そいつの目は前とは違っていた。目に力がなかったのに、変わった。するどく
なった。男らしくなったというか。俺は嬉しかったが、何か違和感が残った。
・・・・続く
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