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トランプ言行録

トランプ大統領の一挙一動が物議をかもしている。こんなに賑やかな国家元首は初めてだろう。

選挙公約だった、「メキシコ国境に高い壁を築き、その費用はメキシコに払わせる」は土台他国を馬鹿にした発言で、壁は出来ても、その費用をメキシコが負担しよう筈もない。

その選挙運動中、ポルノ女優と関係して補償費を払った、と言うが、アメリカ大統領選挙運動日程の殺人的過密さは有名で、その最中に、こんなことにまで励んでいるのは、矢張り、並外れた精力、と申すべきか。

北朝鮮の金正恩との論争、結果的には金がトクしている感じだが、一国の元首が、他国のそれを、例えそれが国家と言いうるのかの疑問も残る代物でも、「ロケットマン」などと罵るのは、許されないだろう。

共同記者会見の会場から、CNN等、彼に批判的なメディアを追い出したのも、言論の自由を標榜する国らしからぬ蛮行だ。私が毎朝ネットで読んでいる「ニューヨークタイムズ」(伝統的に民主党支持)も終始彼に批判的だが、当選後、ただちに、同社を訪問したのは、「これで手打ちか」と思わせたが、その後も、同紙の第一面、特に社説は、連日、彼批判を繰り返している。主要メディアとこれだけ不仲の政治家も珍しいけど、はて、どうなるこやら。

ハイチやアフリカ諸国を 、 汚い表現で罵ったのは 、 それら諸国及び広く欧州諸国からも 、 抗議の的となっている 。 この表現 、 日本各紙では 、 「 便所」とか 、 いろいろ様々な表現で紹介しているが 、 英語では 、” Shit hall”

「クソの穴」、最高の侮蔑表現で、大統領が使うべき言葉ではない。更に問題なのは、白人至上主義、クークックスクランの元幹部が、それを褒めそやしていることだ。KKKは、19世紀から20世紀初頭に活躍した団体で、黒人を縛り首にして殺害することで知られ、ケネディ以来の公民権運動の高まりと共に、姿を消した、とされていたが、現政権発足後、各州でその動きが復活しているのは、不気味である・

「エルサレムをイスラエルの首都へ」の主張、2000年前、そうだったのだが、その後パレスチナ系の人々が中近東に定着、10世紀前後、ローマ法王の呼びかけに応じて、欧州各国の王が、エルサレム奪還のための「十字軍」を次々に派遣した。宗教上の紛争はいつもそうであるように、これも酸鼻を極め、アラブ人だけでなく、ユダヤ人まで虐殺、強姦、略奪の憂き目にあった。その恨みは、今もってパレスチナ側に根強く、キリスト教史上の一大汚点ともなっている。だが、ユダヤ人側からすれば、そこは2000年前、彼等の王国の首都だったのであり、それをユダヤ人が奪還するのは当然、となる。エルサレムは、キリスト教、ユダヤ教のみならず、イスラム教の聖地でもあり、それぞれに言い分はあるし、私は、それをユダヤ人の首都、と定めながら、キリスト教、イスラム教との共存を図るしかない、思うのだが、その背景からして、パレスチナ側とジックリ進めるしかない、と信じるのだが、トランプは、娘婿が熱心なユダヤ教徒であることもあってか、「ただちに大使館をテルアビブから移す」と来たもんだから、紛争を拡大しそうな形勢だし、彼指揮下の国務省も、ただちに移転することには抵抗している。こんな点も大統領としての資質の問題だろう。

前大統領のオバマは、「アメリカが世界の警察官たることを辞める」と公言した。トランプの「アメリカ・ファースト」は、それを一段と無責任化しつぁもので、中国、ロシアは、攻勢を一段と強めている。中でも中国は、「一国二制度」を唱っていた香港への圧力を一段と強め、台湾も傘下に収めようとしている。その「一路一帯」なるものは、中国から欧州までを自国の経済圏としようとするもので、アフリカ諸国など、金に引かれて中国寄りの姿勢を強めている。

本当に、困った時に困った大統領が出たもんだ。﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽

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星野仙一氏、逝く

学生時代、神宮球場東大の応援席に座ったことは数回しかなかった。長嶋茂雄率いる立教には手も足も出なかったし、他のチームにも連続ボロ負け、普通、こんな場合、下のリーグに墜ち、東大の場合、一度墜ちたら復活することはあり得ない、とされながら、留まり続けたのは、政、官、財界に同学の先輩が多くて、睨みをきかせていたこともあろうし、「東京大学抜きの東京六大学はあり得ない」と言った、ムードのせいもあったのだろう。だから、私より10年以上遅れて明治に入って大活躍し、その後中日のエースになった彼の事など全然知らなかった。初めてその名が目に留まったのは、確かアメリカの日本飯屋で、古い週刊誌を読んでいたら、彼が中日に入った紹介記事の中で、明治入学直度、一夜、近所の盛り場で、学生達数名を殴り倒して合宿に帰った所、彼等は同学の先輩だった、というもので、当時の学生スポーツ界では、先輩・後輩の別激しく、後輩が先輩を侮辱したりすれば大変な事態に発展すること、特に明治は、荒っぽい事で知られていたから、「それでどうなった?」と訝ったけど、雑誌は述べていなかった。当時の私は、アメリカ、欧州のとんぼ返りの日々で、プロ野球に接することもなかったけど、彼が中日に入り、巨人軍にはむき出しの闘志を燃やして、再々勝利を収めていることは、トラキチ、反巨人の私として、好意をもって眺めていた。

やがて中日監督に就任、鉄拳制裁を含む厳しい統治で、1999年、チーム初のリーグ優勝に導いた。名古屋財界が、一致して、彼に「自由に使える金」として、毎年一千万円を託した、という報道には、トヨタ一強の名古屋財界は、まとまるのが難しいことを見聞していただけに、「こいつ、勇ましい話ばかり先行しているかど、案外、人徳があるのかも知れんな」と思った。

2002年、阪神監督就任。「駄目トラ」と嘲られ、毎年最下位附近を低迷していただけに、就任後第一にやったのが、ミスター・タイガース第一号、藤村冨美男の墓参り、と聞いて、「こいつ、人使いが出来る男かも知れん」と期待に変わった。当時のタイガースは、先輩連中の口出し多く、「試合中のベンチにまで侵入して、選手に直接指図する者もいる」と聞いていただけに、ミスター・タイガースを先ず立てたことで、彼等に敬意を払うと共に、彼等の口出しを封じたのだろう。2003年、タイガースに久し振りのリーグ優勝をもたらして、去った。この時も、高血圧等で試合中に倒れることも数回あり、それを絶対隠しての指揮だった。監督就任に当たって、球団会長に、「駄目トラにしたのはあなたの責任だ」と直言、ベンチでの指揮権を彼に一任することを監督就任の条件としていたことも後で漏れ聞いた。

2010年、阪神を退団して、これまた万年Bクラスの楽天監督へ。2013年、東日本大震災で東北全体が落ち込み、楽天の本拠地仙台の落ち込み方がとりわけ著しい中で、同チームで日本選手権をもぎ取ったことは、東北全体を力づけた。彼の死去が、スポーツ面だけでなく、各紙の第一面、社会面でも大きく報ぜられたのは、この快挙で、彼が単なる野球人ではなく、日本を鼓舞する男、ともなっていたからだろう。

MLBでは、ゼネラルマネジャーが選手集め、チーム作りをやり、監督はその戦力で勝つことを請け合う。だが、日本ではゼネラルマネジャーは事実上存在せず、その役割は、球団オーナーとそのスタッフ、球団OB等が分担していた。然し彼は、先ず球団オーナーに当たる親会社会長に掛け合って、人事面、チーム作り面まで全部請け合う条件で監督に就任し、事実、この面で、自由自在に腕を振るうことが出来たのが、成功の一因だろう。通常の監督達が、この点に気づきながら、オーナーと掛け合うのを、またかような全面責任を取るのを避けていたのに、彼は完全とこの分野に挑戦し、そして成功したのだ。反面、かような責任の重さが、彼の死期を早めた面があったのかも知れなない。彼のかような生き方は、日本的会社の中でひたすら辛抱強く生きているサラリーマン諸氏に対しても、強烈な指針になるのではなかろうか?

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新春に思う

明治150年スタート。

アメリカのトランプ政権。政治任用官僚の任命進まないまま、国務長官等、もっとも長期安定を求められる幹部の早期変更が続いている。与党共和党とも睨み合いのまま。これでは、指導力なんて生まれる筈もない。

「アメリカ・ファースト」も裏目に出て、国際指導力低下、世界はますます混迷の度を深めることだろう。

それを更に加速させるのが、北朝鮮。イランも、最高指導者糾弾、という未曾有の段階に入った。どうも、今年の見通しは暗いものばかり。ニューヨーク・ダウは高値を示し続けているが、これも、全然根拠のない高騰で、私が予測している大暴落は、年内に始まる可能性が高まりつつある。スペイン、イタリア等の分裂は、国家消滅の続発をも予測させる。まことに多難な明治150年、その中で自民党総裁選を9月に迎える。いろいろ蠢いている男女もあるようだが、安倍晋三氏再選は間違いない。こんな国際環境の中で、日本への期待は高まる一方だろうが、それに応え、世界をリードするためにも、武力強化、核武装は避けられない。安倍さんには本当にご苦労だが、憲法改正も含めて、頑張って戴くしかない。今や、核武装は、国際発言力を持つ必要条件となっており、日本もこれを持つ事が、平和維持のためにも必要なのだ。ここは、避けて通れない。北朝鮮は、今年も、話題を提供し続けることだろうが、自国壊滅必至の核戦争を仕掛けて来ることは、実際にはあり得ないし、核を持つ強い日本が、すぐ近くで睨みを効かせることが、これを更に保証する。

 私はとうとう80歳を過ぎて、もう少し生きそうである。最早取り立てて望みもないが、ただ、安倍さんの手で、憲法改正の第一歩が始まることを確認してから目を瞑りたいものである。

老いる、とは身動きしづらくなることで、もう国内にも海外にも、行こう、と思う所はない。行きたい所は行ったし、やりたいことはほぼ片付けた。「老いの楽しみ」なんて言う人もあるが、老いるとは、自活力が低下し、人様に負担かけるのが増えることで、この意味でも、適当な辺りで、失礼すべきなのである。

それが明治150年に起こるか、もう少し後になるか、前記の憲法改正第一歩の確認以外、取り立てての望みもない。葬式は、家族だけで簡単に済ませることを遺言しているから、皆さんが、遠路はるばるお越し戴く必要もない。そして、何回か紹介した、熊本の小峯墓地でのんびり眠るだけである。

 極めて多事な1年が始まった。お互い、なるべく平穏に逝きたいものだが、これだけは、神様次第で、どうなることやらわからない。

やりたいことの大半を、全力でやり尽くした満足感があるのが、せめてもの救いである。

 私が23年間勤めた川重バイク部門関連の、東大卒役員諸侯、認知症になって逝かれる例続出、「次は誰だろう?」と私の顔を見てニンマリする向きもあるけど、私は脱藩者で、役員とは関係なかったし、認知症も

ご免だ。この中で一番親しかったのは副社長まで務められたY氏。晩年は認知症で奈良県奥での病院暮らし。

奥さんの葬式に、当然喪主として黒衣装で列席されたが、周囲で何が起こっているか、もご存知ないまま、列席者を眺められるだけの彼に、往事の頭脳明敏、弁舌爽やかだった副社長の面影いずこ、と涙を催した諸兄も多かった由。

私も、後僅かの余生、認知症などで家族に更なる迷惑をかけたりせず、素直に逝きたいものである。

 

 

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新しい戦争

“The Violent American Century -War andterror Since world war 2 “という題目が示す通り 、 第二次大戦後の戦争を取り上げているが 、 その前提として其れ以前のアメリカ絡みの戦争にも幅広く触れている 。 著者は 、 マサスセッツ工科大学教授で 、 戦争関係の著作を多数出している 。 アメリカの過去の戦争全てに批判的で 、 民主党系の学者かと思われる 。John Dower氏 。 「 アメリカ 、 暴力の世紀」として和訳も出ている 。 従来何度かやったように 、 本書全体を紹介したかったのだが 、 歴史書して極めて優れており 、 その全体を要約して伝えるのは 、 著者に対して礼を失することになるので 、 「 第7章 、 9/11と『新しい種類の戦争』」のみ要約して示すことにしたい 。 興味ある方々は 、 上記原書か和訳をアマゾンにでも注文されたい 。

戦争とは、国家対国家の争いで、ここ数百年の間に、それに最小限のルールを設けるべく、主として欧州で発達した「国際法」の文字通り、国家間の争いを裁くためのものだった。然るに、9/11以後の紛争は、国家ではないテロ集団が、諸国相手に展開しているもので、それだけに、ルールのない争いなのである。

9/11以降、対策に乗り出したアメリカも、当初、航空機も持たないテロ集団なんぞ、簡単に片付くつもりで、イラク、アフガニスタンに派兵したのであり、ラムズフェルド国防長官は、「500億ドルで片付ける」と表明、「その2倍から4倍はかかっている」と新聞に漏らした経済官僚がクビになる騒ぎもあった。また、彼は、「5日か5週間で片付ける」と誇ったが、実際には、アフガニスタンなど、10年以上経ってまだ紛争中である。これらは、アメリカ、テロ相手の戦いに関する理解が全然無かったことを示す。更に、イラク派兵の目的は、「核兵器、化学兵器の発見、除去」とされたが、実際には、こんな兵器は見付からず、アメリカが情報戦でも完敗だったことを示している。アメリカ派兵への抵抗運動として、アルカイーダ等が発足、遂にISは、シリア、イラクに跨る国家樹立を宣言するようになった。これは一先ず押さえ込んだようだが、こんな運動は、国家と違って、どこへでも自由に移動出来るのが特徴で、中近東で押さえ込めば、次はアフリカ北部に拠点移すことは、もう始まっている。核兵器も髄分発達して、ジープで運べるような代物も既に完成している由で、こんな物が、諸制裁で追い込まれて、いよいよ金に窮した北朝鮮(これ自体、国家よりはテロ組織に近い)から諸テロ組織の手に渡れば、テロの威力は更に増大する。

対テロアメリカ軍で目立つのは、軍隊に属さない民間人の比率が、従来の戦争に比べて異常に多いことである。通訳等、民間のプロに頼らざるを得ない分野もあるが、掃除、洗濯、炊事等、従来兵隊がやっていた仕事まで丸投げし、捕虜尋問、即ち拷問まで民間に委託している始末で、軍に寄生している企業群は大繁盛の由である。これは、アメリカ軍が、人集めに難渋してのことだろうが、そこには必ず、癒着、汚職が生ずることにもなる。

対テロ戦争のアメリカ戦死者数は、従来の戦争に比べて、非常に少ない。これは、米軍が、コンピューターを操作しての遠隔戦に頼っているからで、こう見て来ると、テロ戦の兵隊は気楽な稼業とも見えるが、反面、帰国後、精神異常を来たす者の比率は、従来戦に比べて、格段に高い。テロ組織は、元々相手に恐怖感を与えて追い込むプロだから、メディアで報じられてない分も含めて、髄分神経をやられる面もあるのだろう。

 我々日本人にとって、差し当たっての問題は、北朝鮮の核である。これ以上追い込めば、かつての日本のように、一か八かのバクチに出て来る可能性も十分あり得る。ま、そんなことにはならないよう念じながら、

お互い、いい年を迎えたいものである。

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わが愛するヒーロー達

前に述べた通り、このところ、司馬遼太郎の全作品と、英語の小説で特に気に入った諸作の読み返しをやっている。その合間に、新聞の書評や広告で、面白そうなものがあれば、取り寄せて読んでいる。司馬については、多くの読者がご存知だろうから、ここでは、後者の主なものを紹介し、次回、その他の中から、特に面白い物を取り上げることとしたい。

1. ジャック・ヒギンス

 英国人。トラック運転手やサーカスの雑役等、いろんな職業を転々した後、大学で社会学を専攻、作家として登場した。シーン・ディロンを主人公とする連作が特に面白い。彼は、舞台俳優を目指して、ロンドンで修行していたのだが、父が、故郷アイルランドへ帰り、そこで英国軍に射殺されたことから、反英国、アイルランド独立を指向するIRAに入り、その殺し屋として売り出すが、やがてIRAに失望して、独立した殺し屋となり、イスラエル、アラブ諸国、等、手当たり次第に注文主を見つけては活躍する。射撃の名人たるに加えて、飛行機操縦、ダイビング等にも長けている。ある日、飛行機で中近東へ向かう途中、撃ち落とされ、銃殺寸前、イギリス首相直属の反テロ組織を率いる秘密機関の長に助けられ、その下で働くことを条件に、それまでの前科を全て抹消される。議会などの制約を一切受けない、実際にはあり得ない機関だが、そこで、各国のテロリスト等と戦い、敵は全て殺すが、彼自身は必ず生き伸びるのは、鞍馬天狗に同じである。欧州、アメリカ、中近東、アフリカ等で戦い、私自身、その多くを訪れているのも興味を増す。

2. トム・クランシー

米国人。主人公ジャック・ライアンは、元々、海軍史を専攻する学者志望だったのだが、妻の父が率いるメリル・リンチ(実在の証券会社)で、わずかの間に巨万の富作り、ロンドン駐在中、偶然の巡り遭わせで英国皇室の一員をテロリストから救って、ナイトの称号を授かり、こんなことが機縁で、CIAで働き、世界各地でテロリストと戦う。彼の一子分・ジョーン・クラークは、そのガールフレンドが麻薬ギャングに集団強姦の上殺されたのに怒り、そのギャング達を一人ずつ、結局全員殺して終う。その腕がジャックの目に泊まって、かれが作った大統領直属の組織のリーダーとなる。アメリカらしいのは、彼が政界に出て。副大統領の時、JALの747を操縦するパイロットが、議事堂等ある、キャピタルヒルに落下、大統領以下主要人物が全員死んで終い、ジャックは、憲法の定めによって、大統領になる。このキャピタルヒルに自爆が、アルカイーダの目に泊まり、9・11へと繋がる次第は以前述べた。

3. フレデリック・フォーサイス

英国人。上の二人よりちょっと古く、1970年代に活躍した。二人と違って、一作ごとに舞台、主人公が変わる。第一作「ジャッカルの日」は1971年刊行。主人公は、フランス大統領ドゴール暗殺を企み、失敗するのだが、契約後、欧州各地でパスポート運転免許等、偽造、暗殺のための特注銃入手など、暗殺に向かって着々と準備を進める。対するフランス治安機関も、この企てを察知、最も敏腕の刑事を配して、ジャッカルを追う。この駆け引きだけでも一読の値打ちがある。彼は続いて、傭兵達にアフリカの独裁国を転覆させる「戦争の犬達」、元ナチスの精鋭SSが、旧ナチスの残した膨大な資金を活用して、世界各国に分かれてナチス再興を計るのを根気強く一人々追い詰めて遂に壊滅させる。この3作で彼は大金持ちになり、作家を辞めて世界漫遊を試みるのだが、離婚と投資失敗で全財産を失い、生活のため、やむを得ず、これらにも勝る数作を残してくれたのは、我々読者には有り難い次第﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽﷽してくれたのは、我々読者には有り難いしだだった。

それにしても、こんなに面白い国際スリラーは、日本からはなかなか生まれないことだろう。

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