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こんにちは。
前回、憲法の最大の目標は人権保護にあり、民主主義はそのための手段に過ぎないということについて少し説明しました。
この事は本当に重要なことですので、忘れないようにしてください。
さて、では憲法の勉強を続ける際、その重要な人権から勉強していくことになると思います。
ただ、何も意識せずに漫然と基本書を読んだり問題をといても、ポイントが分からないことだと思います。
人権編を攻略する際に意識すべきこと、それは「権利・自由が侵害されてるか、いないか」という事に尽きるといえます。
法令や条例が、国民の人権を侵害しているのかどうか、その判断力を養うことが重要です。
中学で習う公民レベルでは、表現の自由が大事だとか、学問の自由は保障されているなどという、条文レベルの勉強で終わってしまっていたことでしょう。もちろん、改正後の試験でも条文そのものの重要性は変わらないでしょう。(高校の現代社会レベルになると、内容も高度になってきますが、全員が履修するわけではないので、習っていない人は多いかな。)しかし、今後は、実際に起こった憲法上の具体的な争いが、どのようにして解決されたのかという事をしっかりと学ぶ必要があります。
そこで必要となるのが、判例の学習です。憲法の条文は抽象的な表現なので、実際の事件解決の際には解釈をする必要があります。判例は、正に最高裁判所裁判官の方方の解釈で成り立っていますので、学ばないわけにはいきません。
また、具体的な事件とは、1つのストーリーともいえます。憲法のような抽象的な科目を勉強する際には是非、具体的なイメージを掴む必要があります。判例学習は正にうってつけなのです。これは憲法のみならず、民法など他の法律全般にいえることです。
ただ、いきなり有斐閣の出している「憲法判例百選」を読んでも大変ですので、資格予備校などが出版している判例の要旨をうまくまとめた参考書を使うのが良いと思います。辰巳法律研究所の出している、4コマ漫画の本は結構イメージ作りにいいかも。司法試験対策のコーナーにあることが多いと思います。(辰巳は司法試験専門のイメージが強いので。)
憲法の学習とは直接関係のないことですが、例えば行政書士の試験を受けるからといって、行書のコーナーだけを見て、他の資格(司法試験や司法書士など)のコーナーは素通り、なんて事はしないほうが言いと思います。他の資格でも科目がかぶっていれば参考になる本は結構あります。司法試験は難しいというイメージがあり手もつけたくないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、択一問題集の基礎レベルの問題(基礎レベルかどうかは問題集によって示されていることが多いです。)を解く事もかなり役立つと思います。
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