放射能除去と防御ができる食事まとめ。内部被ばくの対策放射性物質の減らし方よく洗う
一番てっとり早いのは、「よく洗う」こと。
野菜や果物を扱うときは、大きなタライに浸して、しっかりすすいでから使いましょう。
半減期が長く、原発事故で主な問題になるセシウム137やストロンチウム90は水溶性です。
ナスやトマトでの実験では、しっかり洗うことで未洗浄の半分以上の放射性物質を取り除くことができました。葉もの野菜は表面積が広くて凹凸があるので、しばらく水に浸すと良いでしょう。
水に浸すことで、農薬や害虫、土砂なども多く取り除くことができます。
魚介類も、水洗いはぜひ行いましょう。魚介類を洗うときは真水ではなく、3%ほどの塩水で洗うと、うま味をしっかり残したまま取り除けます。
水洗いすることで内蔵や血などを取り除き、味が良くなる効果もあります。 茹でこぼす食物全般に言えることですが、茹でこぼすことで放射性物質をある程度除去できます。
野菜はもちろん、魚、肉など、幅広い食材に使える技です。野菜はよく水洗い+茹でることで、ダブルの除線効果が期待できます。
塩茹ですると更に効率よく除去できます。塩の浸透圧で内部の放射性物質が、水分とともに絞り出す効果が期待できます。 しかし、茹でることで大事な栄養素が水に抜けてしまいます。放射線を恐れ過ぎて栄養が偏り、栄養失調になるのは本末転倒です。
これらの処置は汚染の心配が懸念されるものに限り、汚染が比較的少ないとされる地域の食材は、余すことなくいただきましょう。 酢漬けにする
放射性セシウムとストロンチウムは水溶性ですが、水より酢のほうがより溶けやすい性質があると言われています。
酢漬けにすることで長期保存もできるため、他の放射性物質の半減期を乗り越えることも期待できます。
漬け込んだ酢は放射性物質が入っている可能性があります。もったいないですが、気になる時は再利用せずに処分したほうが良いでしょう。
ここもやはり産地を気にすることで避けられる問題でもあります。
放射性物質が集まる部分を知る(芯、皮、内蔵を除去)放射性物質は、核種によっても異なりますが、食品のある部分に集中して溜まる性質があります。
セシウムやストロンチウムは米ぬかや胚芽、魚介類の内蔵、えら、うろこ、骨に含まれることが多いと言われています。
骨ごと調理する料理はカルシウムをたっぷり摂取できて良いですが、ストロンチウムは骨に蓄積する性質があります。日常的に多量に食べるのは控えて、他の食材(海草や野菜)などからまんべんなく栄養を摂取すると安心です。
内蔵は、できれば取り除くほうが安心です。新鮮でない限り味も苦くて美味しくないので、しっかり除去しましょう。
精白する
米の場合、放射性セシウムは外皮の部分に集中して残ります。白米にするだけでも60〜90%も減らすことができます。
とはいえ精白すれば全く問題なく頂くことができるか?というとそうでもありません。
日本人の多くは、ほぼ毎日お米を食べるので、微量に残った汚染物質でも積み重ねるとよくありません。
毎日のことですので、ここは特に安全なものを選びたいものです。
また玄米には豊富な栄養があり、捨てるのはもったいものです。問題ないとされる産地のものを選ぶと安心でしょう。
玄米にはフィチン酸という体内の有害物質を排出する効果もあります。放射線除去にも大変良い働きをするので、時々は玄米で頂くこともおすすめします。
ただし、フィチン酸は大事な栄養素まで排出する副作用もあります。子供に過剰に玄米を与えるのは栄養失調の原因になるので、適度に留めましょう。 他にも放射性物質を排出しやすい食材はたくさんあります。 放射性物質を排出する栄養素ペクチン
ペクチンは植物繊維の一種で、ジャムを固める働きがあります。
整腸作用があり、便秘や下痢解消にも効果的。 ペクチンを含む食材はリンゴ、レモン、みかん、いちじく、桃、オレンジの皮、柿さくらんぼなどの果実や、キャベツ、大根、かぼちゃ、オクラ、人参などの野菜です。
意識してまんべんなく野菜や果物を食べると、必要な分のペクチンが摂取できます。
血糖値の急激な上昇を防ぎ、悪玉コレステロールを下げる働きがあるといわれています。生活習慣病改善にも効果的です。 放射性物質除去で有名なのは、アップルペクチンです。
チェルノブイリ原発事故で深刻な汚染を受けたベラルーシでは、子供にアップルペクチンを与えたところ、何もしない時に比べて多くの放射性物質(セシウム137)を排出することができました。そのため、東日本大震災の後には日本でも大いに注目されました。 しかし、過剰摂取するとビタミンや銅、亜鉛の吸収を阻害します。毎日少しづつ、程々の摂取に勤めましょう。
アルギン酸
アルギン酸は水溶性食物繊維の一種。ペクチンと同様に整腸作用があり、放射性物質や余計な成分を排出する力を高めます。
アルギン酸はカルシウムと結合する力が強く、カルシウムに近いストロンチウムと結合しやすい性質があります。そのため、ストロンチウムを取り込みにくくし、排出を助ける作用があります。
動物実験ではアルギン酸ナトリウムを10g摂取し、20分後にストロンチウムを摂取すると、体内に残ったストロンチウムを1/8まで減らすことができました。
アルギン酸は昆布やワカメを筆頭に、こんにゃく、麦、わらび、ぜんまいなどに豊富に含まれます。和食だと摂取しやすい食品ばかりなので、ぜひ和食中心の献立を心がけましょう。
こんにゃくは腸内の掃除にも役立つので、日頃の健康にも役立ちます。
アルギン酸も過剰摂取すると栄養失調を引き起こします。サプリメントに頼らず、食品から適度に摂取しましょう。
ジピコリン酸
味噌に多く含まれるアミノ酸です。特に、長期熟成させた本格醸造の味噌に多く含まれます。
味噌には放射性ヨウ素やセシウムを排出する作用が高いことが知られています。
放射線防護の面でも優れた作用があり、動物実験では高線量放射線を浴びても腸の細胞を温存させる働きがあることが分かっています。 あらかじめマウスに味噌を餌に与え、10Gyの強い放射線を浴びせた実験があります。すると、マウスの小腸粘膜幹細胞がふつうの餌を与えたマウスに比べ生存しやすいことが分かりました。
普段から味噌を食べていると、この効果があることも分かっています。
他の実験では、あらかじめ味噌を与えていたマウスにヨウ素131を投与したところ、通常の餌を食べるマウスよりも多くのヨウ素を排泄することが分かりました。
毎日でなくても良いので、味噌汁を飲む習慣を付けると良いでしょう。減塩味噌でも効果は同じですが、長期熟成味噌がお勧めです。
フィチン酸玄米の皮や胚芽に含まれる物質で、強力な排出効果があります。この排出作用で体内の放射性物質も外に出すのではないかと考えられています。
大腸がんの発生を抑え、細胞の酸化を防ぐ働きがあります。
血液凝固を抑えるため、血栓予防の効果もあります。コレステロール値を下げる効果も。 良いことづくめに見えるフィチン酸ですが、多量に摂取するとミネラル吸収を阻害すると言われています。長期間、玄米ばかりを食べるのは控えたほうが良いでしょう。
フィチン酸はごま、小麦、いんげん豆、トウモロコシにも含まれています。
子供は玄米を受け付けにくいことが多いので、嫌がるなら無理に与えないようにしましょう。トウモロコシやごまなら子供も食べやすい食材です。
食用炭炭はたくさんの穴が空いた構造で、浄水機からエアフィルターまで様々なものに利用されています。
ロシアやウクライナでは民間療法で、毒を過飲したときに炭を飲む習慣がありました。チェルノブイリ事故の際、子供に炭を与えたところ、放射性物質を多く排泄できたという話があります。
食用炭は味がないので食べやすい食材です。パンなどに混ぜて焼くと口を汚さず食べられます。
玄米の炭は解毒作用が高い食材として有名です。そのまま食べても良いですが、湯に浸した「玄米コーヒー」は手軽に飲める飲料です。
ケイ素ケイ素は今もっとも注目されている物質のひとつです。
ケイ素は生命にとって重要な役割を果たす物質である。とドイツの研究者アドルフ・ブテナント氏が提唱していることでも有名です。
ケイ素はミネラルを吸着する働きがあることがわかっています。
セシウムなどもミネラルに属すことから、ケイ素が放射性物質を吸着して体外に排出してくれる作用が高いと言われています。
実際に今や日本で一番著名な医師、内海聡氏のエピソードで、娘さんの内部被ばくの数値が高いことがわかり、濃縮ケイ素などを摂取したところ3か月で6分の1まで数値が下がったそうです。
他にもケイ素はコラーゲンの生成にも関わり、また髪の毛や爪にも多く含まれています。血管内のコレステロール付着も防いでくれることから動脈硬化の予防にも役立つと言われています。
放射性物質を取り込みにくくする栄養素排出だけでなく、体に取り込みにくくする栄養素もあります。しかも日本では馴染み深い食品ばかり。
美味しく食べながら防衛できます。 ヨウ素(ヨード)昆布など海草に多く含まれるヨウ素は、放射性ヨウ素の体内吸収を邪魔する働きがあります。
放射性ヨウ素(ヨウ素131)は原発事故直後に最も問題になる放射性物質で、半減期はわずか8日。早い勢いでどんどん壊れ、強い放射線を生み出します。 チェルノブイリ原発事故では、放射性ヨウ素に汚染された牛乳を飲んだ子供に多く蓄積され、甲状腺がんを引き起こしました。これは公的機関に唯一認定された放射能汚染被害です。 ヨウ素は昆布やワカメ、イワシ、サバ、かつおなど海産物に多く含まれます。日本のような海洋国ではまず不足の心配はないと言われていますが、インスタント食品などに偏った生活をしていると不足しがちです。
むしろ、日本では過剰摂取の副作用を心配すべきです。過剰なヨウ素摂取は甲状腺を痛め、橋本病(甲状腺機能低下症)を引き起こします。 一度弱った甲状腺は二度と復活しません。過剰摂取は厳に慎みましょう。昆布を毎日たくさん食べるだけでも、過剰摂取を引き起こします。 カルシウムとビタミンD骨の形成に欠かせないカルシウムは、ストロンチウム90を寄せ付けず、排出を進める作用のある栄養素です。
骨の新陳代謝を進めるので、傷ついた細胞修復にも大きく役立ちます。ぜひ日常的に摂取したい栄養素です。 ビタミンDはカルシウム吸収を促進する栄養素。カルシウムを体内で活性化するのに欠かせない名わき役です。
日光浴をするだけで体内で生成できます。1日20分ほど日光の下にいるだけでも生成できますが、食品から摂取もできます。 しらす干し、サーモン、いわし、あんこうの肝などに多く含まれます。 鉄分鉄分を十分に補給すると、プルトニウムを体内に蓄積しにくくなると言われています。
プルトニウムは重い物質なのでセシウムのように広範囲に飛散しません。知識の一つとして押さえておく程度で良いと思います。 しかし、鉄分は健康に欠かせない栄養素。ぜひ日常的に摂取しましょう。
レバーなど動物性食品に含まれるヘム鉄、ほうれんそうなど青菜に含まれる非ヘム鉄の2種類があり、特に非ヘム鉄は吸収しづらい栄養素です。 ビタミンCと一緒に食べると吸収率が上がるため、青菜のお浸しに柑橘類の汁を搾ると効果的。無農薬の柑橘なら、皮を加えるとさらに効果が上がります。さわやかな酸味でくせになる味です。
ビタミンB12コバルト60に近い動きをするため、コバルト60を体内に取り込むのを防ぐと言われています。
コバルト60は肝臓に蓄積しやすい性質があり、肝臓がんを誘発すると言われています。
海苔に多く含まれ、煮干し、貝類、レバーなどからも効率的に摂取できます。
放射線などで傷ついたDNAの回復を進める栄養素自然の中にも放射線は存在し、生物のDNAを常に傷つけています。
ほかにも紫外線やストレス、甘いものや脂っこいものなどの偏った食事などでも体内に活性酸素が生まれ、DNAが傷つくことはよくあります。 そのため、生物は傷ついた細胞やDNAを修復する機能が備わっています。傷ついた箇所だけ取り外し、そこに修正を加えることでDNAを修理する力があります。
まれにDNAの修復時に手違いもありますが、その際は分裂をストップさせるか、自ら死んでいきます。それでもまだ生き延びたものがガン細胞ですが、免疫機能でガン細胞のほとんどは排除されます。
ここでは、傷ついた細胞やDNAの修復をスムーズに進める栄養素をご紹介します。
ビタミンC新鮮な野菜や果物にたっぷり入ったビタミンCは、抗酸化作用の強い栄養素。アンチエイジングや抗炎症作用、免疫力アップなどで人気の高い栄養素ですが、放射線で傷ついたDNA修復に大いに役立つことが分かっています。
防衛医大の研究グループは、強い放射線に被爆した直後のマウスにビタミンCを大量投与させると放射線障害が軽減することを発表しました。(被爆直後と、24時間後の2回投与)
福島第一原発事故の放水の際も、自衛隊はビタミンCを服用してから現場に駆けつけています。 放射線を浴びると体内に活性酸素が生まれますが、これがDNAをはじめ、体内を傷つけます。ビタミンCはこの活性酸素を消す作用があるため、放射線障害を軽減できたと言われています。
普段から新鮮な果物や生の野菜、ピーマンなどの緑黄色野菜、緑茶、浅漬けなどを、少量づつ頂きましょう。夏の暑い時期なら、手作りの野菜ジュースもお勧めです。
ビタミンA夜盲症や肌の改善に役立つビタミンAは、がん予防にも効果の高いビタミンの一つ。
ビタミンAはいくつか種類がありますが、βーカロテンには活性酸素を取り除く作用があると言われています。そのため、ビタミンC同様に放射線障害の対策になります。 放射線実験でも放射線障害を予防する効果が発見されたと言われています。 βーカロテンが豊富なのは、人参です。ほかにはレバー、鶏卵、モロヘイヤ、ホタルイカなどに多く含まれます。
ビタミンE優れた抗酸化作用のあるビタミンEは、若々しい体作りに欠かせないビタミンです。細胞膜を保護し、悪玉コレステロールを下げ、生活習慣病を予防する作用もあります。
体内の活性酸素を除去し、放射線で傷つくのを抑えます。
アーモンド、アボカド、植物油、西洋かぼちゃ、魚介類などに豊富に含まれています。
ビタミンEは油溶性なので、体内に長く止まります。過剰摂取しやすいので、摂取はほどほどに控えましょう。
ビタミンA、C、Eをバランスよく摂取すると、健康に大いに寄与すると言われています。
茶カテキン茶カテキンとは、お茶の渋み成分の元。緑茶などに多く含まれます。
茶カテキンも強い抗酸化作用があり、DNAを破壊する活性酸素を除去する働きがあります。 放射線は体内に入ると、タンパク質や核酸、脂質などにエネルギーを与えます。
この働きで体内物質は壊れ、活性酸素が生まれます。活性酸素は細胞のDNAを攻撃し、傷つけてしまいます。 活性酸素は紫外線や食品添加物、ストレスなど様々な原因で生まれる困った存在。がんの原因物質になるとも言われ、老化の元凶とも言われています。 しかし、世の中には活性酸素を除去できる「抗酸化物質」がたくさんあります。積極的に抗酸化物質を摂取し、元気な体を作りましょう。
アンチエイジングにも役立ちます。 茶カテキンは発酵しない緑茶や、低発酵茶の烏龍茶などに多く含まれます。ただし、多量に飲むと胃腸を荒らします。さらに緑茶は体を冷やす作用もあります。
暖かいものをたしなむ程度に心がけましょう。烏龍茶は程よく体を温めるので、冬にお薦めです。 魚魚はなるべく日本海や九州地方の天然魚を選んでいました。養殖魚は食べません。
まず放射性物質は水に沈む性質があります。
なので底魚は選ばず、表面上を泳ぐ魚を中心に選ぶようにしてます。
放射能の生態濃縮の可能性もありますので大型魚かつ魚食性の魚は選びません。(マグロやタラとか)
なのでイワシやアジ、サバなど青魚を好んで食べています。
ダシ用の煮干は瀬戸内のモノを使っていました。
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8月上旬、太平洋を航行中の漁船が世にも奇妙な光景に出くわしました。 名無し火山
これだけの軽石が吐き出されたのです。相当大きな火山活動が起こったことは確か。ただ、どの山なのかは海底なのでわかりません。 やっと衛星から観測して初めて辿り着いた出元は、海底火山「名無し」(スミソニアン博物館の正式名称)。 見た目ほどの実害はない
軽石いかだは豪東海岸に向かって移動中で、途中いくつかの島を経由します。港も湾も軽石で溢れかえることが予想されます。スミソニアン博物館国際火山研究プログラムで火山データベースを管理しているEd Venzkeさんに話を聞いてみたら、水際という水際は警戒が必要とのこと。域内ボートも無縁ではなく、早くも現地からは 軽石は生き物の箱舟
火山爆発というと世の中が終わるイメージがしますが、メリットもあり、これで助かる生き物もいるのだと、同国際火山研究プログラムのJanine Krippnerさんは話しています。海藻や軟体動物にとっては巨大な母艦が出現したようなもの。すわっと飛びついて陸を目指します。日本の津波のときも、漂流船や瓦礫に乗って米西海岸に漂着した外来種は300種近くにのぼるとされますもんね。 最終更新:8/28(水) 19:01
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凄まじい廃仏毀釈。鹿児島がとりわけひどかった。江戸末期には1066もの寺院があったのに0になった。僧侶が2964人いたのに0になった。完全に消滅させられたのです。今ではもちろん復興しています(江戸末期
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凄まじい廃仏毀釈。鹿児島がとりわけひどかった。江戸末期には1066もの寺院があったのに0になった。僧侶が2964人いたのに0になった。完全に消滅させられたのです。今ではもちろん復興しています(江戸末期の半分位)。明治初期のこの暴力性は日本の負の歴史ですが、しっかり押さえておかねばならない
「明治政府が仏教の否定に精励した」のではなく、「政府はあくまで神と仏の分離を促しただけなの」に「国民の側が、率先して寺院の破壊を行った」というのが興味深いですね
以下の記事は松本の話ですが、日本人の「忖度」文化、ここに極まれり、という感がいたします 「除夜の鐘が聞けない」日本唯一の自治体https://president.jp/articles/-/27140
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「腸は第二の脳」……ではない。腸内システムは脳をも支配している「第一の脳」である可能性が高まる。それが意味するところは「人間は細菌に理性までをも支配されている」ということで……投稿日:2018年6月2日 更新日: 2018年9月24日 今日、ロシアのメディアで興味深い科学報道を見つけまして、そして実は、これはこの数カ月ずっと考えていたことと関係していまして、ご紹介したいと思いました。
その記事は、「腸は脳から独立した人間の神経を支配しているシステムを持つ可能性が高い」というものなんですけれど、現在の医学で判明している状況をご存じない方もいらっしゃるかもしれないですので、翻訳をご紹介する前にちょっとだけ注釈させていただきます。
現代の医学では「腸」は「第二の脳」と考えられている「脳と腸」がきわめて密接な関係があることは知られていまして、脳腸相関というように言われていますが、平易に書かれてある記事から抜粋しますと、下のようなことです。
このようなことは今ではよく言われていまして、もっといえば、腸が神経症状と関係することも最近は言われています。たとえば下は、京都府立医科大学附属病院の医学者の方が書かれているページにあるものの一部です。
このように、腸が脳に与える影響はとても大きいということはわかってきていまして、それだけに最近は「腸内環境」とか「腸内フローラ」とか、そういう言葉が一般的に言われたりすることもあります。
つまりは、「腸はとても大事なものである」ということについては、最近までにずいぶんとわかってきていたということになります。
しかし、ここまでは「注釈」ですが、今回の記事の要点はこの部分ではないのです。
これまでの観点は、腸は大事だといっても、感覚的にも実際の研究などでも、「人間の理性や思考をつかさどる中心は脳」だという考えが普通だったと思います。
要するに、いくら腸が大事だといっても、「人が正気を保つことや、人がいろいろと考えること」に対しての重要な順位としては、
・脳
・腸 の順番だったわけです。あるいは、さらに言われたとしても、「脳と腸の相互作用で」というようなことだったと思われます。
ところが、最近(5月29日)の神経医学専門誌『ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス』に発表された研究では、どうやらその順位は危ういかもしれないということになってきました。
つまり、現実は、「脳と腸が相互に関与し合っている」というより、
「腸が脳をコントロールしている」
という可能性が強くなってきたのでした。
コントロールという言葉を使うのが適切でなければ、「脳から独立した神経システム」を腸が持っているということになります。
なお、これが真実ならば、私が思ったことは、以下の過去記事の内容でした。
この記事はタイトル通り、「私たちの遺伝子情報は、腸内の細菌に支配されている」ことがわかったということが書かれてあるものです。
さらに、今回の記事の冒頭に、
> この数カ月ずっと考えていたこと
と書きました。
それは、何かといいますと、「腸内の変調や腸内細菌の《消失》が、統合失調症や後発型の自閉症(の一部)を作り出している可能性が高い」ということなんです。
最近出版されたアメリカのある本の内容にあるものなのですが、それらは本文の後にふれられたらふれようと思います。
まずは、ロシアの記事です。
Ученые полагают, что у нас имеется нервная система, независимая от мозга
earth-chronicles.ru 2018/06/02 科学者たちは、私たち人間は、脳から独立した神経系を持っていると確信した私やあなたがたが今この文章を読むことができているのは、私やあなたの頭の中に「脳」があるからだ。
しかし、私たちが「もうひとつの脳」を持っていることをご存じだろうか。それは頭にあるのではなく、脳とは関係のない場所の「腸」にある。
その部分は中枢神経系の関与なしに、何らかの形で腸の筋肉の動きを制御することができる何百万ものニューロンからなる自律的な基盤だ。これらのニューロンは実際に結腸にある。結腸は、小腸と直腸をつなぐ大腸の主要部分であり、消化管の最終的なリンクを通して食べ物の残骸を運搬する管状器官だ。
科学者たちは大腸のこの部分を腸管神経系(ENS)と呼び、脳や脊髄からの指示なしに機能することができるために、一部の科学者たちはこれを「第二の脳」と呼んでいる。
しかし、最新の神経科学に関する専門誌「ジャーナル・オブ・ニューロサイエンス(Journal of Neuroscience )」に発表された新しい研究によると、この「第二の脳」は、そのような呼称を超えた、あまりにも賢い存在かもしれない。
高精度の神経イメージング技術の組み合わせを用いて、この「第二の脳」を観察したオーストラリアの研究グループによれば、「腸管神経系は、腸内活動の組織化に必要な数百万のニューロンで構成されている」という。
科学者が微弱な放電を伴うマウスの単離結腸を刺激すると、結腸の隣接部分の筋肉の動きに直接対応する「ニューロンのリズミカルな協調興奮のプロセス」を観察することができた。「この研究では、腸管神経系の活動が、結腸に沿ってかなりの距離で筋肉活動を時間の経過とともに調整することができることを示した」と報告書は述べている。
研究者たちによると、ニューロンのこのような同期的な挙動は、脳の発達の初期段階においても一般的なのだという。
これは結腸内で明らかになった規則性が、腸管神経系の進化の初期段階から保存された「元の特性」であることを意味する可能性がある。
(※ 訳者注 / この部分は理解が難しいのですが、脳の発達そのものが初期段階より結腸のリズムによってなされているというような意味なのではないでしょうか)
しかし、今回の研究での結論は、さらに重要なことかもしれない。
それは何かというと、科学者たちは「中枢神経系が形成されるより前に腸管神経系が現れたと仮説しているため、おそらく結腸内の神経伝達のメカニズムは「第二ではない」可能性があるのだ。
これが真実ならば、哺乳類動物の脳は、まず消化管を通って食べ物を移動することを学び、その後に脳は複雑な体系を取りあげているだけなのかもしれない。
ニューロン興奮の機構が結腸で見出されたのは今回が初めてだ。
これはマウスでのみ検出されているが、研究者たちは、今回得られた結果が他の哺乳動物にも適用できると確信している。
しかし、腸管神経系の役割をより明確に理解するためにはさらなる研究が必要であることは明らかだ。脳ともうひとつの脳の働きについて研究しなければならないことは多い。
ここまでです。
そして、先ほど書きましたけれど、「腸内の異常は、理性や知性の喪失にも至る」という可能性について最近は思うことがあります。
先ほど、「アメリカの著書」のことを書いたのですが、それは、2016年に出版された『あなたの体は9割が細菌: 微生物の生態系が崩れはじめた』という著作です。
わりとタイトルの通りの内容のものではあるのですけれど、書かれてあることが多岐にわたっていて、うまくご紹介できないのですが……。
上の Amazon のページのに書評がたくさん書かれてあるのですけれど、その中に内容を説明して下さっているものがあり、そこから一部抜粋したいと思います。いくつか省略等させていただいています。
ここまでです。
実際の著作の中には、自分の子どもが後発的に自閉症となった母親のことが長く書かれていますが、医学知識のほぼないその女性が、1から子どもの「発症の原因の手ががり」を調べ続けて、医師に懇願しての「実験」も行いながら、ついにその原因の仮説に辿りつくのです。
そして、ついには、その女性は医学者ではないのに、医学界で受理される医学論文を発表するに至る一種の愛情と執念のドラマが書かれています、
なお、その内容は一言でいうと、「抗生物質により腸内の細菌環境が破壊されたことによる自閉症の発症」(もっと具体的な機序が本には書かれています)ということになるのですが、もちろん、これは一例であり、自閉症の原因の大半は今でもわからないままですけれど、問題は自閉症そのものの話ではなく、
「腸が理性をコントロールしている」
ということが、この本の中のいくつかのくだりなどでよくわかるのです。
脳が健全で正常であっても、細菌を含む腸のシステムが破壊されることで、「理性は消えていく」のです。
そして、おそらくとしか言いようがないですが、他のさまざまなメンタルに関する病気や症状の中にも、「腸内のシステムが破壊されることによって起きているものがある」という気がします。
なお、私個人が思う「腸内の状況に異変をもたらすものの代表格」は……これは決して「全体に言えることではない」ということを強調しておきたいですが、
だというように、今は思います。
唐突に「グルテン」というような言葉が出てきて恐縮な感じですが、これは実は個人的なことも含めて、最近しみじみと知ったことでもあります。ただ、個人的なことを基本にして何かを書くと独善的になりやすいですので、グルテンについては今回は特に書きません。
くどいようですが、抗生物質にしてもグルテンにしても、全体にあてはめられるものではなく、一生のうちに信じられない量の抗生物質を服用しても大丈夫な人は大丈夫ですし、グルテンなどは、普通の多くの人々は一般的には大丈夫なはずです。
そのあたりには、さらに人体を支配している「さまざまな複雑」が存在しているのだと思います。
いずれにしましても、ずいぶんと長い間、私たちは「脳が人間の知性をコントロールしている」と教えられ、そう思い込んでいたわけですけれど、
ということが最近の医学的研究でさらに明確になってきている感があります。
正確にいえば、それは「腸」ではないのです。
それは、腸の「細菌」です。
人間の遺伝子が腸内の細菌にコントロールされているように、脳が支配していると思われてきた「理性」や「人格」さえも、私たちは腸内の細菌に支配されている可能性が高いようです。
※要するに、人間は細菌に操作され、コントロールされているということ?※
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