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お知らせ

1月から川崎アートセンターを皮切りに全国順次ロードショーが始まったばかりの拙作
『貌斬りKAOKIRI〜戯曲【スタニスラフスキー探偵団】より』(出演・草野康太、山田キヌヲ、和田光沙、佐藤みゆき、畑中葉子、木下ほうか)

現在、大阪の「第七藝術劇場」で公開中です。

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お陰様で初日の観客動員は博多の3倍の入りとなりました。

と申しましても,そもそも博多の入りが余り良くなかった訳で、東京と違いヒットと云う処までは行ってません。

自主製作の先輩プロデューサー緒方明、寺脇研、樋口尚文の三氏に以前、話を訊いた処、東京と地方の温度差の違いを揃って異口同音に口にしてましたが、
正に、その温度差の凄さを身を以て体験している新米プロデューサー細野辰興です(笑)。

では何故、その温度差が生まれてしまうのでしょうか?

地方の皆さんが『貌斬りKAOKIRI』のことを知らないからです。
知らない映画は観に行けない。真理です。

東京周辺では、公開時にネットだけでなく新聞、映画専門誌、週刊誌でかなり露出された情報も地方までは届いてないのですね。
かなりガックリです。

 博多では公開前に西日本新聞の夕刊に映画評も載りましたから、これも届いていないと云うのは何を意味するのか? 

もしかすると、今の映画ファンは単館系の作品にはそもそも関心がないのか?
だとしたら二重にガックリです。

若しくは、映画ファン自体が今の日本では殆ど絶滅危惧種なのか⁉️ 

何にしろ東京周辺とは大きな温度差があることは間違いないです。

しかし、監督としてもプロデューサーとしてもこの儘にはしておけませんッ。
其処で、2/4(土)に第七藝術劇場に舞台挨拶に参り、観客の皆さんの質問、疑問、感想を受けて立ちます❗️

一泊しますので時間は有ります、居酒屋に付き合えッ、と言われればお付き合いもします(笑)。

(因みに、第七藝術劇場が在る十三は、『売春暴力団』でひと月近く滞在した場所で、映画の中で風間重兵衛の台詞でも登場させています。)

 
関西にお知り合いが居る方はシェアなどして教えて上げて下さい。

 誰も、知らない映画を観に行くことは出来ないので。

宜しくお願いします。

  あけましておめでとうございます
年頭のご挨拶に換え
『月刊シナリオ』1月号(2016年12月2日発売号)に寄稿しました、現在、全国順次公開中の拙作
『貌斬りKAOKIRI〜戯曲【スタニスラフスキー探偵団】より』に関する所感を載せさせて頂きます。

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映画『貌斬り KAOKIRI〜戯曲【スタニスラフスキー探偵団】より』の
ササヤカナ実験
映画監督・細野辰興
 
映画人なら同じ様な人は多いのかも知れないが、私は、幼い時からスクリーンの中の「映画的な醍醐味」に魅了され続け、二十歳代後半からは舞台の上の「演劇的な醍醐味」にも魅力され続けて来た。「演劇的な醍醐味」に関する魅了のされ方は、映画監督になってからより激しくなり、後から思うと「ディレクターズ・カンパニー」で撮ったデビュー作『DORAMADAS 世にも不幸な物語』(‘91 主演・高橋明)にしてからが、私が思う処の「演劇的な醍醐味」で構成されていた。その構成とは…。
予断捜査から誤認逮捕してしまった無実の容疑者を、そうとは知らずに激しい正義感から追い詰め自白させる冤罪刑事コンビ「鈴木と佐藤」。めでたく自白させた直後に完全に「白」だと言う証拠が出揃ってしまい釈放することに。が、容疑者は自分を犯人だと思い込んでしまっており、このまま世の中に出す訳には行かなくなる。上からの命令で自白へ追い込んだ真逆の工程を辿り元に戻そうとの二人の四苦八苦が始まる。更に一筋縄ではいかない逆転のドラマが彼らを待ち受けており・・・。(姉妹篇を萩原流行、金山一彦、中山忍主演の『犯人に願いを』(‘95)と云う題名で映画化。)
と、振り返ってみると最初から「演劇的な醍醐味」志向を持っていたのかも知れない。そう云えば『シャブ極道』を演劇的面白さに溢れていると言ってくれた人が居たことを思い出す。
結局、その様な志向が嵩じて2010年から小劇場演劇の作・演出も手掛けるようになる。一作目が『スタニスラフスキー探偵団』で、『貌斬り KAOKIRI〜戯曲【スタニスラフスキー探偵団】より』の劇中劇となる戯曲の初演だった。
では、私が思う処の「映画的な醍醐味」と「演劇的な醍醐味」との違いとはどの様なものなのだろうか?
「役に成り切れば、その役が本当に犯人ならば、そしてその役に完全に成り切ることが出来れば、剃刀で私が演じる馳一夫の顔を斬れる筈ですッ。」と云う映画『貌斬り KAOKIRI〜』の中での草野康太扮するところの尾形蓮司扮する風間監督が宣う「多重構造的な逆説」と「圧倒的な量の台詞」は、私が思う処の「演劇的な醍醐味」。
成瀬巳喜男監督の遺作『乱れ雲』(‘67)で、夫を過失の交通事故で殺した加害者、加山雄三から愛を告白された未亡人、司葉子が、悩みに悩みながらも自分の心に嘘を吐けず加山の下宿を訪れ階段を一歩一歩上がって行く激情のシーン。そのシーンから始まり、タクシーで湖畔の宿に着き二人きりになった直後、口付けを交わし、二度目の口付けは自ら求めて行く司葉子のリアリティ溢れるダイナミックな「情念の迸り」のシーンの間接表現の釣る瓶打ちは、私が思う処の「映画的な醍醐味」。
『貌斬り KAOKIRI〜』で譬えれば、Wキャストの片割れ(佐藤みゆき)が降板したため出番が終わったのにも拘らず担ぎ出された山田キヌヲ演じる南千草が、後半、舞台から楽屋に戻り、降板した女優と眼が合いニコッと微笑む間接表現も「映画的な醍醐味」。
「映画的な醍醐味」と「演劇的な醍醐味」は共に魅力的なのだが、その様な「映画的な醍醐味」を演劇にしてもそれほど面白くないし、「演劇的な醍醐味」を映画化するに至っては全く面白くないと実は思っている。数多、演劇の映画化作品はあるが、演劇のプロットをそのまま映画化し成功した作品は稀だと思うからだ。別な面白さで成り立っている二つなのだから当然と云えば当然だろう。
しかし、ある日、フと思った。その「映画的な醍醐味」と「演劇的な醍醐味」を融合させることによって新しい表現を獲得できるのではないか?
先行して在った『スタニスラフスキー探偵団』のこの「演劇的」な作劇を映画『貌斬り KAOKIRI』の「臍」にし、「芸能の民」として生きようとする「人間達のウネリ」を描きたいッ。
それが、『貌斬りKAOKIRI〜戯曲【スタニスラフスキー探偵団】より』を撮りたいと思った決定的な理由だった。
そして現代に生きる「芸能の民」のウネリを描くモチーフとして林長二郎(長谷川一夫)の「顔斬り事件」は、非近代性の権化でありメタファーに成り得ると確信した。映画のプロットと戯曲『スタニスラフスキー探偵団』が私の中で一つになった瞬間だった。
とまれ、「演劇的な醍醐味」を映像に定着させることにより、そもそもの「映画的な醍醐味」はどうなって行くのだろうか? 我ながら興味津々で、それは果たして融合なのか? 越境なのか? そもそも融合できるものなのか? どちらでもない別モノなのか? 
いずれにしろ、今までの私の作品たちとはかなり違うものが生まれたのではないかと思う、今日この頃なのです。
そんなササヤカナ実験をしている私の十作目にして初プロデュース作品である劇場用映画『貌斬り KAOKIRI〜戯曲【スタニスラフスキー探偵団】より』を、御一人御一人の眼で確かめて頂ければ幸甚です。(了)

『貌斬りKAOKIRI〜』は、1月4日㈬より小田急線、新百合ヶ丘の川崎アートセンターで、1月14日㈯よりは福岡の中州大洋劇場で、亦、1月28日㈯よりは大阪の第七藝術劇場にて上映いたします。

新宿K's cinemaでの2週間限定公開で少なからぬ評判を呼んだ『貌斬りKAOKIRI〜』を観逃した方、この機会に御高覧いただければ幸いです。

本年も宜しくお願い致します。


 
 
 

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