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毎年、年の瀬になると思いだす言葉がある。
「絶望と希望は、実は同じものなんだ。」 浦山桐郎監督作品『青春の門 自立篇』(原作・五木寛之、脚色・早坂曉 1977年 東宝)のラスト、姿を消した恋人の織江が北海道に居るかも知れないと云う情報を得て、早稲田の演劇部の巡業に北海道に赴く主人公・伊吹信介(田中健)と演劇部の同僚・緒方(伊東辰夫)との遣り取りで緒方が信介に云う台詞だ。 未だに正確には解釈できていないと思うが、何と含みのある言葉だろう、と思う。 今年一年も御多聞に漏れず、公私ともに希望と絶望を繰り返した年だった。 生きるということは、そう云うことだとも思う。 しかし、どうせ絶望と希望が同じものなら、来年こそは希望を抱きながら過ごせる時間を少しでも長くしたいものだと思う。 小さな反省、大きな悔いも残る。 読めなかった本、観ることが出来なかった映画と演劇、纏めることが出来なかった企画、それと書き出せなかった戯曲。 何より会うことが出来なかった友人、知人、親戚、恩人、旧友の方々たち…。 新作『私の叔父さん』(原作・連城三紀彦、主演・高橋克典、寺島咲)の製作、公開に関わって頂いた多くの人たちと、観て下さった方々へ伝えたかった感謝の気持ちも大部分、先送りになってしまった。 全ては自分の怠慢から生じているだけに言い訳の仕様もないのだが。 先送り出来る時間も限られて来たと云うのに、色々なことを先送りしながら暮れて行く凡夫の年の瀬です。 来年こそは先送りなしの一年にしたい、と毎年、思うのですが(苦笑)。 こんな私ではありますが、宜しかったら来年も宜しく御願い致します。 |

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