全体表示

[ リスト ]

ども。
『閃け!棋士に挑むコンピュータ』 著 田中徹&難波美帆
を読みました。
昨年行われた、清水女流とあから2010との戦いを中心にして書かれています。

この本では清水女流に尊敬の念が払われています。
清水さんは美しく、そしてかっこいいです。
女流とソフトが対局すると聞いたとき、僕などは、里見さんじゃないのかと思いましたが、
この本を読めば、米長会長が里見さんではなく清水さんを選んだ理由がわかる気がします。
清水さんは負けることもあると覚悟していたのでしょう。それでも前向きに戦った。
そこに美しさを感じます。

清水さんはとてもコンピュータ将棋を研究していました、
そしてあからの研究者たちも清水さんの棋風を研究し、あからをそれ用にチューニングしていた。
その結果があの3三角戦法であり、あの対局だったのです。

当日の解説の言葉の中に、
「コンピュータが挑発しているようだ」(佐藤九段)
「(コンピュータが)ぼけっと見てないぞという手」(藤井九段)
などがあり、感情のないコンピュータから感情を読み取る人間というのは面白いなと思いました。
これは人間にとって弱点ともなりますが、ひとつの特性でもありますよね。
そしてコンピュータにブラフは通用しない。それが67手目の5七角だったと思います。

現在、最強クラスのコンピュータ将棋に勝てるのは数百人程度という情報処理学会の松原氏の言葉ははっとさせられます。
いつかは名人に勝つ日が来る。そうなったら僕は悲しいと思うでしょう。
そしてさらには、いつかは将棋というゲームを解き明かしてしまうかもしれないわけです。(すべての手を探索するのは今の技術ではできないですが。)
僕が将棋が面白いと感じる理由はTVゲームなんかと比べると圧倒的に自由度が高く、必勝法が未だ存在していないということがあるから。
ボナンザをはじめ、コンピュータ将棋の開発者の努力はすごいと感じますが、やっぱり羽生さんが負けるとこは見たくないのです。
コンピュータ将棋が日々進化していくことは人間にとっても進化なのかもしれないですが、
将棋というゲームの中で考えたとき、僕は前向きに受け入れられないです。
どう考えればいいんでしょう。わかりません。
どう思いますか?


ちなみにこの本の表紙はロボットが何かを考え閃きを求めているような絵です。質感もリアルな感じでちょっと気持ち悪いですね。ウィルスミスの映画「アイ・ロボット」のシーンの中でたくさんのロボットの中のひとつがギロリと目を動かすところがありますが、なぜがそれを思い出しました。あの映画ではロボットが感情を持つ云々という話が出てきましたがこの本でも似たようなことがでてきます。僕にはその辺はちょっと難しかったです。

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事