文太郎の日記帳

景気、財政赤字、国際経済、政治・政局、世界情勢、日米関係など現代の諸問題を広い視野で解明します。

エコノミストの時評

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鳩山・小沢辞任を歓迎

 鳩山由紀夫首相は6月2日午前10時から開かれた民主党臨時両院議員総会で挨拶して辞意を表明、同首相は併せて小沢一郎民主党幹事長も辞任する旨を明らかにした(私はその生中継をNHKで視聴)。
 民主党では同日の常任幹事会で、鳩山氏の後継民主党党首の選出を明後4日の両院議員総会で行い、鳩山内閣の総辞職を決めたあと、同日午後の国会で新民主党党首を次期総理大臣に選出、7日には新内閣を発足させる方針を決定した。
 
 私はこの鳩山・小沢辞任を歓迎する。それは、私自身が当「診断録」でかねがね主張してきたことであるし、また最近の各新聞・通信社の世論調査を見ても国民の多数がそれを望んでいたことだからである。
 この辞任について、今さら次のように批判するのは筋違いであるー「民主党は野党時代、自民党政権で行われた短期間での首相の交代を厳しく批判してきただけに、新内閣が有権者の理解を得られるかは不明だ」(asahi.com、朝日新聞社、2日)。
 また、自民党の谷垣禎一総裁も2日の記者会見で、「選挙目当ての退陣と受けとめざるをえない。新しい総理大臣が直ちに国民の信を問わなければならない」と述べた(NHK)が、同総裁はかねがね「内閣総辞職か、解散総選挙を」と鳩山内閣に要求してきたのであり、その総辞職が決まったら、こんどはそのことを批判するというのは全くのご都合主義だ。
 
 私は、実のところ、鳩山首相が民主党内とくに参議院民主党からの辞任要求を無視して(参議院民主党の切り捨て)、難局を強行突破するつもりではないか、と心配していた。
 すなわち、もしそうなると民主党は来るべき参院選挙で大敗し、民主党過半数割れの参議院と民主党絶対多数の衆議院との“ねじれ現象”が長期化して政治が不安定化し(政策決定があまり進まないなど)、しかも不評判の鳩山内閣があと約3年は続くという、まことに国家のために憂慮すべき事態に立ち至るのではないか、という危惧である。
 そうした事態が避けられたのは幸いである。
 
 もちろん、鳩山・小沢辞任の影響で7月の参院選挙の結果がどうなるかは予断を許さない。またそれ以前に、次期首相が誰になり、その新首相が優れたリーダーシップを発揮するかどうか、新首班の下で新しい連立政権が組まれるのかどうか、組まれるとしたらどういう連立政権になるか、なども不明だ。
 しかし、いずれにせよ、鳩山・小沢続投の場合に比べれば政治状況は改善され、民主党にとってと同時に、国家のためにベターな結果になるだろうと私は予想する。
 
 とにかく、内閣の交替の結果、次の参院選挙は新首相・新内閣の信を国民に問う選挙となるだろう。そのことは、谷垣自民党総裁が要求する(衆院総選挙を行う)までもなく、実質的には直ちに行われるのである。
 もし鳩山内閣のままだったとすると、おそらくこの選挙は同内閣の迷走ぶりや、鳩山・小沢氏の政治資金をめぐる不透明さなどをめぐる攻防の色合いを濃くしたであろう。そのこと自体は避けられないとしても、日本の国政選挙が主として後ろ向きのテーマで争われるということは、まことにやりきれないことだ。
 
 したがって、新首相には景気とデフレ対策、長期的な財政改善政策、人口減阻止の政策、普天間基地問題の最終的決着、対米・対アジアの外交政策の方向などにつき、是非とも明確な方針を提示すること、その結果として、そういう前向きなテーマで参院選挙が争われ、展開されるようになることを望みたい。    (この項 終り)

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