「開かれた市政をつくる市民の会」編集者ブログ

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今日から九月定例鳥取市議会の一般質問が始まりました。

トップバッターの角谷市議が水道料金値上げ問題について質問とのことで、「市民の会」の幹事数名はAM10時に市議会の傍聴席に集合。以下、その場で見聞きした範囲について報告します。

(1)新市庁舎建設工事の主要工事契約に関する採決

 最初に、下に示した市HPに入札結果が表示されている八月入札確定分の五件の工事契約、合計費用約66.1億円の契約締結承認に関する採決を実施。採決の結果、反対は無所属の太田議員と共産党の三名の議員、計四名のみ。他の議員は賛成でした。結の四名は「大勢は決した」との判断で賛成に回ったようです。


 採決の前に、各会派の賛成・反対討論が行われました。反対は、無所属の太田縁議員、「新庁舎の建設場所は、各支流が合流し千代川水系で最も水害の危険が懸念される場所である。ここは千代川本流のすぐそばであり、かつ、既存の橋が密集してるために堤防のかさ上げは不可能な地帯てもある。この場所に防災拠点と称する新庁舎予定地を選んだこと自体がおかしい」。

 続いて伊藤議員(共産)、「新庁舎の当初計画では床面積1.74万m2だったが、中核市移行に伴い、保健所を駅南庁舎に入れるとのことで2.02万m2に拡大。そもそも中核市移行計画自体がメリットが不明であり、周辺町村の衰退を招きかねない。」と反対。

賛成は、平野議員(公明)と星見議員(会派新生)。いずれも、「新庁舎に防災拠点と市民サービスを集約することで、市民の利便性が増す。」との意見。

筆者の見解:
 今年二月末の33年ぶりの大雪の際には、市内の交通が大混乱した。土曜日と言うこともあり、防災担当の市職員の大半が本庁舎には出勤できなかった。そもそも、市と県の間では除雪地域の分担さえも取り決められていず、市内の至る所で、「ここは市道だから県は除雪しない」とか、その反対の状況とかで大混乱したことは記憶に新しい。除雪が進まないおかげで小中高生は学校に行けず、二日間もの休校を強いられた。

 「新庁舎が出来たら、防災拠点は万全」と主張する平野氏と星見氏は、いったい何を根拠にそんなことが言えるのだろうか?例えば、三月の大雪の時の大混乱の原因を具体的に分析してから、議会でモノを言って欲しいものである。新庁舎が出来さえすれば、あの大雪が再び来ても対処は万全と言いたいのだろうか?

 洪水や大雪、震災による道路の寸断等で市職員が本庁舎まで出勤できなければ、何億円もかけた防災対策用会議室も単なるムダ遣いでしかない。防災対策の根幹とは、ハード面の整備よりも、ソフト面の充実、すなわち、指揮系統の明確化と連絡網の整備こそが重要だろう。非常時の指揮系統があらかじめできていれば、何十人も集まるような会議室は最初から不要だ。市内各地からの災害状況の情報共有と優先順位づけこそか最優先だ。判断し指揮を執る数名の能力が優れていることが絶対的必要条件だが、彼らが指揮を執る場所は、安全で通信可能でさえあれば、プレハブの小屋でもどこでもかまわないはずだ。

(2)水道事業と水道料金引き上げについて

 続いて角谷議員(共産)の質問を傍聴。質問内容は多岐に及んだものの、その場で理解できた内容のみをいくつか紹介します。

① 今回の値上げによって基本料金(水道使用量ゼロでも徴収される料金)と従量料金(水道使用量に比例して徴収される料金)の比率が変わる。
 水道局の料金収入全体で見ると、従来は、基本料金と従量料金の比率は、
25.4% : 74.6% であった。→ これを 38% : 72%に変更する。 

 要するに、今まで水道を少ししか使っていない世帯ほど、値上げの比率が大きくなるということ。
(例えば、使用水道料がゼロの世帯(水道管13mm径)は基本料金のみの負担であり、従来は\460/月だったが、値上げ後は\840/月と83%もの値上げになる。
さらに、既に当会のHPにも書いているが、標準使用量の世帯(水道管13mm径で月に20m3使用)の場合、\2073/月→\2592/月と25%の値上げになる。

② 西尾、竹内両市長が建設した江山浄水場の能力について

  浄水場の敷地面積は9.5万m3/日を想定して建設済
→ 同浄水場の既設置済の設備の浄水能力は8.0万m3/日
→ 実際の現在の配給水量は最大で5.9万m3/日

 角谷氏が、「実際の使用量に対して設備があまりにも過剰ではないか」とただしたが、答弁に立った武田行雄 水道事業管理者は、「災害等の突発時に備えて、予備の能力は必要」と説明した。どのような災害時なのか、具体的な説明は無し。

 ここでも筆者は大いに疑問を抱いた

 いったい、どのような災害時に水道の使用量が突発的に増えるのか?広範囲の大火災時に消火用の水の全てを水道から取るバカはいない、その辺の川からも取水するはずだ。さらに、そんな時に大勢の市民がのんびりと風呂に入っているものだろうか。大地震の際には、そもそも水道が寸断されて需要先までとどかないだろう。市内の各家庭がいっせいに風呂に入るとか、いっせいに一日に何度も洗濯するとか?そんなことでもない限り、使用量が突発的に増えることはあるまい。

 このように鳥取市の職員や、彼らの書いた筋書きに沿って答弁する市議会の与党議員の諸氏は、抽象的な事を云うだけで、実際の具体的な事例を挙げられないことが極めて多いように思う。例えば、「中核市になれば、鳥取市は山陰東部の中心都市として発展する(はず!)」などと言うのは与党議員の典型的な主張だが、その裏付けとなる具体的な内容を、財源等の数字も含めて詳しく説明できる与党議員は、残念ながら一人もいないだろう。

③ 角谷氏 「市長は、今回の値上げ案で「市民の負担軽減に最大限に配慮したと言うが、標準使用量の一般世帯で25%もの値上げが最大限の配慮をした結果なのか?」
→深澤市長 「市民生活にあまり影響がない範囲ということで、25%とした。水道事業の存続のためにはやむを得ない。」

④ 角谷氏 「市民負担の軽減のためにも、水道事業への一般会計からの補てんも考慮すべきではないか。市長の英断を期待したい。」
→深澤市長 「今後配慮してみたい」と、あいまいな回答に終始。

⑤ 角谷氏 「今後、水道料値上げに関する市民説明会を開催する予定のようだが、この値上げはいったん延期すべきではないか」
→深澤市長 「既に水道局のHPで資料を公開し、市議会本会議でも報告した。市民には十分に説明してきている。また、この値上げ案が可決された後で、市民にていねいに説明する。」
→ここで、傍聴席からため息と失笑、さらに、「順序が逆だろ!!」の声が上がる。

 この市長、水道局のHPをいったい何人の市民が見ていると思っているのだろうか?見ているのは水道工事の関係者が大半だろう。また、議案が可決されてから初めて市民に説明するとは?! この市長の発言こそが、筆者が今日の傍聴で一番アタマに来たことであった。

 深澤市長は、やはり、竹内氏が後継者に選んだだけのことはある。自身とその取り巻きこそが鳥取市の主権者であり、自分たちだけで何でも決められると思っているらしい。説明会で「値上げは議会ですでに決まったことだ」と言えば、おとなしい鳥取市民はすぐに黙ると見下しているのではないか。

 さて、本日の角谷氏の質問内容だが、水道事業の財政面に関することが多かった。今日の段階では、まだ当方が内容について理解と消化が出来ていない点が多いので、それらの点については、後日改めて追加で紹介したい。

(3)上杉議員(会派新生)の深澤市長再出馬に関する一般質問

 くだらない内容なので省略する。マスコミを使った来春の選挙の事前運動に過ぎない。明日の日本海新聞には詳しいことが大きく書いてあるはず。

 ところで、深澤氏が初当選した2014年春の市長選は4/13に行われている。来年春の市長選は普通なら四月にやると思っていたのだが、なぜか三月末に市長選挙をやることに決まったらしい。四月から水道料金が上がるので、その前に選挙を済ませたいのだろうか? と、ついつい邪推してしまうこのごろなのである。

/以上

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