|
咸臨丸渡米150周年記念 顕彰碑
香川県丸亀市本島町泊 日米修好通商条約批准お使節団が、米艦ポーハタン号の乗船して渡米するに伴い、その随行と遠洋航海実習のため、幕府軍艦咸臨丸が、万延元年(1860)一月十九日、サンフランシスコ目指して浦賀を出航した。咸臨丸には、軍艦奉行木村摂津守・艦将勝麟太郎以下九六人と、近海で遭難し今回送還する米人十一人が同乗した。乗組水夫五十人中三十五人が塩飽の出身であった。
咸臨丸は出航直後から大暴風に遭遇し、航程三十七日の大半は木の葉のごとく翻弄され、船室に潮が打ち込み炊事もできぬ難航海であったが、乗組員の懸命の努力と、米人の協力よって二月二十六日かろうじてサンフランシスコに到着した。航海中病人が続出し、広島青木の源之助、佐柳島の富蔵ら水夫三人が海軍病院で死亡した。 帰路は天候に恵まれ、五月五日無事浦賀に入港し大任を果たすことができた。 咸臨丸の渡米は、日本船による初の太平洋横断として、わが国の海運史上に残る壮挙であった。渡米百五十周年にあたり、ここに世紀の大業に活躍した塩飽水夫の名をとどめ、その功績を永く讃えんとするものである。 時代の変遷により長い鎖国政策を放棄して、開国を決定した徳川幕府は、新海軍を創設すべく、浦賀においてわが国最初の洋式軍艦鳳凰丸を建造し、長崎に海軍伝習所を設立して、観光丸・咸臨丸を練習船とし、若き幕臣らにオランダ人教官から洋式海軍の伝習を受けさせた。その節、古来幕府の御用船方を勤め、航海操船技術に高い評価を得ていた塩飽に対し、軍艦を操縦する水夫のの徵券を求めたのである。
塩飽衆は、国恩に報いるはこのときと思い定め、嘉永六年(1853)より文久三年(1863)に至る間、塩飽千二百五十石の所領に対する軍役として、島民から張銀(臨時課金)を徴収し、水夫一人五両の年俸と旅費を支給して、毎年十人の壮丁を選抜し。軍艦乗組員として送り続けた。咸臨丸の水夫もその一員であ。 幕府海軍創設の陰に、塩飽の島民の大きな奉仕があったことは世に知られていない。 幕府は徴用に応じた水夫達は、やがて明治の海運界の各層に進出し、新時代の発展に大きく寄与することとなった。 塩飽史談会 会長 入江幸一 以上の文は、石碑から転載しました。 写真は、2013年11月1日撮影 場所は、スポットノート『銅像や記念碑等のmap』に投稿します。 名 姓 年齢 出身島
------------------------------ 兵吉 豊島 本島笠島 善三郎 本島笠島 清蔵 高島 45歳 本島笠島 吉之助 岩村 本島新在家 実次郎 大熊 24歳 本島甲生 政太郎 石川 26歳 本島泊 大助 石川 本島泊 松太郎 横井 18歳 本島泊 延次郎 松井 40歳 本島泊 角之亟 宮本 31歳 本島泊 宮三郎 平尾 本島宮ノ浜 幸三郎 大倉 19歳 本島大浦 金左衛門高橋 牛島 滝蔵 郡家 21歳 牛島 幸吉 39歳 広島立石 仁作 曽根 広島立石 弥十郎 松井 広島江之浦 国蔵 東 広島江之浦 源次郎 平田 33歳 広島茂浦 友吉 広島茂浦 和三郎 森 広島茂浦 寅吉 森 広島茂浦 仁助 向井 広島市井 伊三郎 山下 広島青木 源之助 岡田 25歳 広島青木 富蔵 平田 27歳 佐柳島 常三郎 前田 26歳 佐柳島 吉松 46歳 高見島 清右衛門 高見島 竹蔵 高見島 好平 玉谷 40歳 高見島 音吉 櫃石島 勘次郎 森 21歳 櫃石島 治作 生田 22歳 櫃石島 善四郎 島本 23歳 瀬居島 |
全体表示
[ リスト ]



こういうのはなかなか見つけられないですね
地元ならではですね
今度行く機会があれば見に行こう
2013/11/13(水) 午後 1:43
素晴らしい記念碑ですね。
なんという偶然か今ちょうど矢田堀景蔵の生涯を、綴った「群青」植松三十里著を読んでて咸臨丸の事が書かれている所を読みました。
渡米する船は最初は朝陽丸→観光丸→咸臨丸と短期間に変わって水夫達は大変な思いでしたしたことが書いてあったり。
勝海舟はよほどのハッタリやで航海術は全然ダメだったとか興味深い話が満載です。
一度見に行きたいですね。
2013/11/13(水) 午後 10:16
サンチョさん、是非来てくださいね。島は過疎が進んでいて寂しい所ですが、見る所も勤番所跡位なものです。(月曜日休館)
http://blogs.yahoo.co.jp/takamaturocky/28946996.html
2013/11/20(水) 午前 7:46 [ ビュート ]
呑み酒士さん、地元と云っても島に上陸する事は、殆どありません。今回も瀬戸内国際芸術祭があったので2度ほど行き初めて知りました。なにかの機会が無ければ離島には行きません。
郷土誌などで史実が残っていても普通の人は知りませんよね。このような碑にして貰っていると後100年200年は記憶に留まるかもしれません。
2013/11/20(水) 午前 7:55 [ ビュート ]