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和泉屋敷石塔 (2基)
丸亀市指定文化財 昭和46年8月27日指定
保存場所:香川県丸亀市一番丁 丸亀市立資料館内
解説等
鎌倉時代、丸亀市川西町北字龍王の辺りは、二村郷と呼ばれ、藤原五摂家の一つである九条家の荘園がありました。嘉禄三年(1227)、九条道家が京都泉涌寺にこの荘園を寄進し、貞永元年(1232)、讃岐藤原氏一族羽床氏の支流である和泉氏が、荘園管理をする地頭として赴任しました。龍王の和泉屋敷は和泉氏の邸宅があったと伝えられる場所で、屋敷内に石塔があったのでこの名がついています。
その後、石塔は明治の末、春日神社裏の旧川西尋常小学校にありましたが、昭和三年、川西尋常小学校の移転と共に城辰小学校内に移りました。平成七年五月、傷みが激しくなった石塔の保存処理を機に校舎内に移転。平成二十年七月から市立資料館にて保存展示しています。
石塔は弥谷山産の凝灰岩で造られており、度重なる移転や風化により一部破損、紛失し、現在は双方とも八重になっていますが、元は二段の基礎石と方柱の塔身の上に九重の笠が載せられていました。
石塔の塔身部分には、それぞれ刻銘が刻まれており、北側塔にキリーク(阿弥陀)の梵字・地頭の刻銘、南側塔にパク(釈迦)の梵字・領家の刻銘などが見られることから、石塔は和泉氏を願主に地頭・領家の繁栄を祈願して造られました。双方とも「應長元(1311)九月日」とあり、建立以来、七百年近く風雪に耐えてきたことを物語っています。
丸亀市教育委員会 現地説明板より転載しました。
撮影日:2014年11月20日 |
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2015年08月26日
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