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神社(じんじゃ)とは、神道の信仰に基づき作られた、恒設の祭祀施設。主に木造である。
一方で神社によっては式年遷宮の習わしがあり(代表例は伊勢神宮)、必ずしも同じ社が恒設される物ではない。
古くは社殿がなくとも「神社」とした。山(火山)、瀧、岩、森、など多く自然を畏れ「神社(=信仰対象、神)」とみなしたのである。
すなわち現在の社殿を伴う「神社」は、これら神々が祭祀時に御神体から移し祀られた祭殿があって、これが常設化した物だと考えられている。
教会や寺院といった礼拝堂や説法・布教する場とは趣が異なるのが特色である。
現在では参拝用の施設の他に、結婚式の設備(斯様な近代的建築としては明治神宮外苑が顯著)などが造られることも多い。戦前にはいわゆる「国家神道」のことを単に「神社」と称した。
神社の中でも、規模の大きい神社は大社や神宮と呼ばれ、有名な神を祭神とする場合が多い。なお、天皇や皇室祖先神を祭神とする神社を神宮と呼ぶことが多く、皇室につながる人物(皇族)を祭神とする神社を宮と呼ぶことが多い。
神宮(じんぐう)とはは、社号として神宮号を名乗る神社のことで、天皇や皇室祖先神を祭神とする規模の大きな神社が多いのが特徴です。
日本書紀では、伊勢神宮と石上神宮のみが「神宮」と記載されていた。
その後、平安時代に成立した延喜式神名帳では、石上神宮に代わり鹿島神宮と香取神宮が「神宮」と記載された。
江戸時代まで「神宮」を社号とする神社は、この3社のみだった。
これに筥崎宮、宇佐八幡宮も加わった。
明治以降、天皇、皇室の祖先神や大和平定に功績のある特定の神を祭神とする神社の一部が、
社号を「神社」から「神宮」に改めた。
第二次世界大戦終戦までは、「神宮」の社号を名乗るためには勅許が必要だった。
戦後、神社の国家管理は廃止された。しかし今なお「神宮」を名乗る神社は特別の由緒を持つものに限られている。戦後、「神宮」に改称したのは3社のみで、いずれも神社本庁の特別な承認を受けて改称したものである(北海道神宮(旧札幌神社・北海道)、伊弉諾神宮(兵庫県)、英彦山神宮(福岡県)の3社)。
なお「○○神宮」を「神宮」と略すのは誤用である。
また、伊勢神宮(皇大神宮)の祭神天照大神を分霊し「大神宮」「皇大神宮」と名乗る神社は全国各地にあるが、これらは「神宮」の社号とは異なるものと解されている。
上記の神宮のうち代表的な3つをもって三大神宮または三神宮と呼ぶことがある。
ただし、神社神道の本宗である伊勢神宮は確定しているが、残りの2つについては以下の3つの説がある。
1つ目は、江戸時代以前から「神宮」を名乗っていた伊勢神宮・鹿島神宮・香取神宮とするものである。
2つ目・3つ目は、天皇家に縁の深い神宮を選んだもので、三種の神器を神体とする伊勢神宮と熱田神宮 と、後は歴史はないが平安神宮か明治神宮。
ただ、神宮はそもそも伊勢神宮のことであり、伊勢神宮と他の神宮を並列にすることはできない。
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