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山小屋の役目

今月の連休、北アルプスは吹雪が襲い、悲しいことに何名かの犠牲者が出てしまいました。

私も7日の日、いつもより遅いスタートで小屋閉めの手伝いをするべく通い慣れた登山道を登っていました。8合目辺りまでは雨で、森の中を延々と登る登山道でも雫が沢山落ちてきていました。
そしてハイマツが徐々に現れ始める頃、レインコートを見て「もしかして水滴が凍ってる?」と気がつきました。まだ降り始めのみぞれやあられ状態の時に尾根に出、ひどい寒さに襲われながら歩いていました。最後の登りがきついにも関わらず、寒さと風がきついので休憩も十分に取れない状況でしたが、
幸いにも私が尾根を歩き雪と強風にみまわれたのは1時間もなかった為、無事小屋へ着くことができました。体は芯まで冷え切り、指も真っ白になってしまって思うように動かなかったので、まずお湯をもらって暖めてから着替えをしました。

今回の遭難ではやはり「中高年が無理をするからだ」「責任のある行動を」という意見が多数みられました。確かに若い人が無理をしてもなんとか体力で乗り切れるけど、やはり無理な日程、行程を組まれる方、小屋真っ暗になってからへとへとになって着かれる方は中高年が多いように思います。
(3時頃までには小屋に着くのが理想だと思います。特に夏場は午後から雷発生の危険性が高いし、
秋は日暮れも早くなります。)
実際、私の得た情報では、白馬岳での遭難は、天候が崩れてるにも関わらず「去年行って大丈夫だったから」と、馬場谷からの長時間の行程を無理に決行したようです。中〜上級者向けのルートで体力の消耗が激しかったにも関わらず、最後に尾根に出て吹雪にあって一気に残りの体力を奪われてしまい、残念にも今回の事件が起こってしまったようです。

こういった場合、どんな状況でも駆り出されるのが小屋の衆になります。
どんな荒天でも(雪でも雷でも!)、暗闇でも、危険を顧みず(まず最初に)助けに行くのは小屋番なのに!と、以前までは私も腹立たしく思ったりもしました。
実際、2年前に北アルプスでの雷事故ではその時働いていた小屋の男衆が、まだ雷が激しく鳴り響く中、
救助に出て行くといったことが身近にありましたから。

ただちょっと思ったのは。
今回、白馬で亡くなった人の中には姉妹が含まれていたそうです。
妹さんが先に力尽きたそうなのですが、お姉さんは彼女を置いて行くことができず、
「残る」と言ってその場に残ったそうです。ガイドさんへの最後の言葉は「○○さんごめんね」だったそう。

誰も遭難したくて登ってるわけじゃないんだなって、思いました。
楽しいはずの登山だったのに。
小屋に着いたらビールを飲んで乾杯するはずだったのに。

それを思うと一方的に非難するのもどうかな、と思いました。

吹雪明けの9日は素晴らしい晴天で、山々の雪化粧を堪能することができたけど、
朝から慌しく飛び回ってる県警のヘリを見ると、やっぱり気持ちは複雑。
どこへ救助に行くのかとか、色々気になってしまいます。

いつもお世話になってる小屋のオーナーのお父さんとお母さんはいつも
「登山者の方々が安心して楽しい登山をしてもらえるように務めます」って言ってます。
道を整備したりするのももちろんだけど、山で困ってる人を助けるのは小屋番の大切な役目なんだな。
今更ながらそう思いました。

でももちろん遭難してしまう要因を作ってしまってはダメなので、やっぱり小屋には1時〜3時着の行程を理想にして行動したいものですね。

山日記開設

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アルピニストと胸を張って言えるほどではないですが、山を歩いて見たもの、感じたこと、
そして山で暮らして思ったことなどをUPしていきたいと思います。

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