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 無線機屋さんで、何気なく見た「NR-770R」。
 結構これを使ったことがある人って多いと思うんですよね。
 どんくらい前からあるのかわかりませんが、少なくとも私が高校生の頃には間違えなくありました。一時期バイクに付けていましたからね(笑)

 んで、数ある似た様なアンテナからこれを選ぶ理由として、長さと利得をパッとみたときに「3.0db」と表示がされているわけですわ。
 他の1m級のモービルホイップは概ね「2.15dbi」なんて感じのが多いですよね。
 まぁ他でも3.0dbなんてものもありますが。

 特別なんてことも思っていなかったわけですが、デジタルコミュニティ小電力無線が登場した時に「あれ?表示がおかしくないか??」という疑問を初めて持った訳です。今更なんですけどw

 疑問点は、「db」と「dbi」の関係は以前も記載しておりますが「0db」≒「2.14dbi」となります。単純にdbに2.14を加算したものがdBiとなると考えるわけですが、NR-770Rのパッケージやら説明書には「3.0db」と記載されておりこれをdbiにすると「5.14dbi」になってしまうわけですよ。
 さすがに構造上無理じゃねぇか?って思ったわけです(笑)

 基本的な話ですが、1/2λのアンテナは理論値として「2.14dbi≒2.15dbi」で、何か工夫してある程度利得を上げることが可能なのかも知れませんが、倍以上の利得を得るなんてことは無理でしょう。
 というか、1/2λのフルサイズなアンテナは2.14dbiであるはずなんです。
 1/4λもフルサイズで2.14dbiであり、じゃあ1.5dbiとかなんじゃ?となりますと端的に短縮アンテナ(60%で1.5dbiだったか?)じゃいと。
 
 こんな前置きをしておいて、タイトルの通り無線機屋さんに置いてあったNR-770Rの利得表示を見ると、パッケージに「145MHz 2.14dbi」だったか2.15dbiだったかの表記。写真を撮っておけばよかったわ〜って思う所ですが、その場でiPhoneを用いて検索した所第一電波工業のHPでは3.0dbのまま。
 店に第一電波の営業さんが居たので、突っ込んで聞いてみたら

 「結構そういう質問あるんで、前に技術に聞いたことあるんですけどウチの独自表記ってのがあるらしいんですよね〜」

 なんじゃそら(笑)
 色々話をして自己的に検証すると「db」表記のは何となく「独自表記」っぽく「dbi」に関しては理論値表記な感じがします。
 まぁここで問題なのは「db」は普通に考えると「dbd」の略であろうかと思うのですが、特段何の略とは記載されておりませんしねぇ〜

 一方で第一電波の業務アンテナは「dbi」で統一されています。
 これは業務機はDCRやデジタルコミュニティ小電力無線同様、無線機に使えるアンテナが決まっていますので「テキトー」じゃダメだからかと思います。
 だから「2.14dbi」という表記になるんです。同じ様なアンテナでアマチュアだと「2.15dbi」になるんです。
 ちょっとでも利得を多めに表記することで売ろうとする気持ちですね。
 まぁぶっちゃけ本来は 0db=2.148dbi なので近似値的には2.15dbiなんですが、世の中そうなっているのだから仕方ないんです(笑)

 んで話を戻して、NR-770Rのパッケージが2.14だったか2.15dbiになっていた事実。
 コメットはよくわかりませんが、ともかく第一電波的に3.0dbと記載されていた他の1/2λのアンテナ達は基本的に2.15λとして扱えると思います。
 思うというか、そうじゃないとおかしいというか。

 ふと今第一電波のHPで当該アンテナの記載がどうなってるか確認してみたところ(3/20現在)
イメージ 1

 こちらは「2.15db」とな。iは無い。あくまで「省略」と言い張る所なんだろうかw

 んでもって昔から変わらない取説は

イメージ 2

 もちろん変わらず3db。取説へのリンクには「利得表示でdbとdbiが混在しておりますが、どちらの表示も絶対利得(dbi)とお考えください。」と表記。
 どちらもdbiとしても、2.15と3が混在しているのが問題(汗)

 結局突き詰めていくと「まぁアマチュア無線だからねぇ」で終わっちゃうんですよね。
 アマチュア無線は利得に制限はありませんし、無線界の中でみれば「所詮アマチュア」なわけですよ。これは仕方ない事だと思います。

 正確な表記がされていない以上、中々アマチュア用のアンテナをデジタルコミュニティ小電力無線に転用するのが難しく感じられるわけですが、少なくともメーカーが「2.14dbi」なり「2.15dbi」と表記しているものに関しては問題が無いと思います。
 単純に長さ(1/4λなら50cmくらい、1/2λなら1mくらい)を見る事で、2.14dbiのアンテナであり、145MHz帯用のアンテナであれば中心周波数は145.00MHzに設計されているんですよね。
 んで、デジタルコミュニティ小電力無線の場合周波数が若干離れている訳ですが、敢えて中心周波数を出すとすれば概ね145.50MHzとなります。
 1/4λでも1/2λでも、特別余計なもの(コイル等々)が付いていなければ、3MHzくらいは帯域内になるはずですので、問題無く使える代物になると考えられると「思います」。

 逆に、ぴったり143.9MHzと146.9MHz付近のみで使える様なアンテナを作る方が本当に困難かと思うんですがねぇ〜

 余計な物がついていないアンテナで、日本アンテナ製の方式がわからんVHF簡易無線購入時に一緒に仕入れたものですが、1/4λで中心周波数は154.5MHzくらいになっていると思われる代物。
イメージ 3

 まぁありがちな150MHz帯用の業務なアンテナですね。パトカーのAPR用と型式は一緒らしいですが。

 んで、こいつのSWRを見てみました。
 ※あくまでSWRは目安であり、共振が確実に取れているとは限りません。

 一般的な実用範囲内のSWR1.5を目安に下限は
イメージ 4

 142.452MHzとなりました。インピーダンスが若干アレですが。

 んで上限は
イメージ 5

 161.510MHz こちらもインピーダンスが結構アレですがSWR値での上限値です。

 んで、154.5MHz付近だとSWRが1.2くらいだったのですがピッタンコっぽいのが

イメージ 6

 2MHzくらいずれてるけど、まぁいいかってレベルですよね。
 購入して結構な年数と、エレメントが曲がったりなんだりですからこれくらいは止むなしです。
 
 しかし、こんなタマにしか使わない簡易業務のSWRなんぞどうでもいいんです(笑)
 本命はデジタルコミュニティ小電力無線です。

 まず下の方の143.9MHz付近を、、、

イメージ 7

 SWRが1.3くらいで、インピーダンスがちょっと低いものの、まぁ実用範囲内でしょう。

 んで、上の方は、、、

イメージ 8

 あれ?
 これってデジタルコミュニティ小電力無線専用?って思うような数字ですね。
 SWR1.0ちょいで、インピーダンスもほぼ50Ω。
 上記通りSWRが1.0だからといって確実に共振しているとは言い切れないのですが、ほぼ言えるとも言えます(笑)

 アマチュア無線の144/430な1/4λのアンテナより、よっぽど数字的にはよろしいですね♪
 これぞまさに「余計なものが付いていない」アンテナの実力です(笑)

 ちなみに、142MHzから161MHzまでインピーダンスはそれなりですが、SWRは1.5以下でした。
 
 ただし、アンテナの良し悪しは帯域の広さではなく「使用したい周波数にピンポイントで共振する」ものが最良です。
 業務アンテナ等で指定周波数で作成してもらうと、ビタっとその周波数だけに共振しSWRもちょっと周波数がズレるとすぐに3オーバーというようなアンテナが本来良いんです。
 だから特段このアンテナが「良い」わけじゃないんですが、使い勝手が良いアンテナとして捉えていただけると幸いです(笑)

 むしろ針金のみのアンテナだと、こうなっちゃうのが普通です。
 指定周波数でバシっと作ってもらう事もありますし、予算の都合でブロードなアンテナを購入することもありますが、いずれにしろやはり日本アンテナの製品は信頼がおけます。値段もお高いんですが(苦笑)

 かなり脱線しました)(汗)
 
 ともかく、アンテナの構造的にですがNR-770Rの場合430MHz帯も使える様にする、300MHz帯も受信できる様にする(実際SWRも下がってよく飛びますが)等の「余計な事」(あくまでデジタルコミュニティ小電力目線で)をするために、位相コイルが付いているわけですが、145MHz帯ではおそらくこれはそんなに作用していないコイルですよね。
 430MHz帯を5/8λ×2に(約0.86m)合わせるため、そして300MHz帯に合わせる為のコイルと考えられますから(145.00MHzの1/2λ=1.03m 通常計算式より若干アンテナは短い)0.99mのNR-770Rはコイルが作用していないと考えられるわけですわなぁ。きっと。

 もちろんアマチュアでも、アマチュア帯域より外はフィルタリングされていたりするアンテナもありますので、そういう役割を果たしている可能性もあり、全く何も作用していないとは言えませんが、NR-770Rの場合はそんな事なさそうです。

 私がここで息巻いても何の効果も無いとは思いますが、是非アマチュア無線のアンテナ製造メーカーさんは業務と同じ規格で利得表示をして頂きたいと思います。
 私なんかよりもっと「3dbってw」と思っている方がいらっしゃると思います。
 
 業務や簡易を求める人は、ぶっちゃけ「無線機屋が持ってきた物をそのまま使う」ってレベルです。業務は無線従事者がアレコレ調べたりするかもですが、規格が定まりすぎて調べるだけで終わるんです。使えるものが限られているので、ぶっちゃけ無線機屋さんが持ってくるものを使うしか無いのが一般的です。
 一方アマチュアは各々の予算や環境の中で、使える最良の物を血眼になって探すわけですわ。
 ここで「独自規格の利得」と「絶対利得」が混在するなんてあり得ないんですよね。
 逆にアマチュアなんだから、自分で色々研究すべきとも思えるのですが、アマチュアだからこそしっかりそこら辺は知った上で購入したいと思うわけです。

 ま、気付かない方も気付かない方だなって思いましたよ(苦笑)
 プロ免許も所有してから20年以上気付いていなかったんですから(照)

 日本人ってメーカー表記の数字は基本信用すると思うんですよね。
 特に日本のメーカーが製造している物は確実に信用しちゃうと思うんです。
 私もそのタイプですし、ましてアマチュア無線のアンテナったらVUじゃ圧倒的に第一電波が最たる企業じゃないですか。
 そこがそんなしょうもない表記をしていたと思うとね〜

 ただ、比較的新しい商品は「絶対利得」を表記している物が大半で、無線ブームであった2,30年前からある物は「独自規格」を用いて表記している物が多く感じます。
 また、ここでいう「余計な物が付いた」アンテナ等もあり、ちょいちょい一概に「長さ」だけで100%、145MHzの1/2λのアンテナで約1mのアンテナは2.14dbiじゃ!とは言い切れない部分もあります。まぁシンプルなやつなら大抵は、、という感じですけどね。

 詳細をわかっているのは第一電波だけでしょうが(他メーカーも同じ様な表記ならそのメーカー)、デジタルコミュニティ小電力用に使いたいが故にそんな質問をしても「もうちょいで専用品が出るからそっち使って」と言われるでしょうし(笑)

 そんな何やかんや勝手な考えを延々と述べましたが、こんなん総通に聞いても「メーカーに聞いてください」って言われるのがオチです。そりゃそうでしょう。
 表記を信じて使う分には問題がなさそうですが(新しいNR-770Rのパッケージを見て2.15dbiだと言い張るのもアリ)、そうじゃない使いたいアンテナもあるんですよ。

 CQオームで、ナテックのロッドアンテナが再販されておりますが、よくよく考えると、第一電波のRH770(144/430 93cmのロッドアンテナ メーカー表記 3db/5.5db 1/2λ5/8λ2段)も、これって普通の1/2λアンテナだよなぁ、、、、と。
 パッケージがいつの日か2.15dbiになると思うんですが、なれば堂々と使えますよね〜

 ぶっちゃけ、そんなに使いたいならナテックのロッドもそんなに高く無いんだから買えばいいだろって話ですよね(笑)
 と思うと無駄に買っちゃいそうだなぁ、、、、
 絶対使わないんだけどなぁ、、、、(でかいアンテナ使いたいならアローラインを使いますので)

 でも無くなったら悔しいから買っとくか、、、と購入を決めちゃう私がここに居ました(照)
 Twitter等で何となくお話したことがあるような気もするわけですが、最近の車では結構144MHz帯にノイズが入ったりする事がありますよね〜
 それなりにパッチンコアやら何やらたっぷり付けて対策が出来ている方もいらっしゃることと思いますが、散々あれこれやったけれども、僅かにしか効果が得られなかった人がここにいます(笑)

 まぁぶっちゃけますと、私の場合144MHzで交信すること自体ほとんど無いので「まぁいいか」となっているから徹底的な対策を施していないのが正解なんですけどね。
 それでもたまに使うと、S9近くで受信しているのに何か被っている感じが常にするなんて事もありますし、時と場合によっては144MHz帯全域でS5くらい振っている状態のこともあります。

 そんな状態で放置していた私ですが、IC-DRC1を使用した際に「妙に飛ばん」と思ったわけですが「あぁ、この車だとエンジン切らないとダメだ」と思い出しエンジンを切ればしっかり飛んでいく事もわかっておりました。
 実際北海道の冬場にこんなもん使えねぇとも思っておりました(笑)

 そんな中、先日貰い事故により車が自走出来ない状態になりまして、代車が来たわけですが代車でIC-DRC1を使った際に、明らかに事故車に比べて飛んでいる印象を受けました。
 ハンディ機で144MHz帯をチェックしてみても、若干のノイズがある程度で許容範囲内じゃないかな?って思える程度。
 やっぱ車で違うもんなのねぇ〜、プリウスの時なんてもっと酷かったもんなぁ〜なんて思っていたわけですよ。

 車の修理にはまだまだ日数を要するとの事で、車内で携帯の充電くらい出来ないとやっぱり困るって事で市販のUSB充電器(12V-5V変換器)を接続し、ついでにIC-DRC1にも電源供給をしたわけですが、IC-DRC1の電源を入れるとSメーターとは言いませんが左上のアンテナマークが2本表示。どのチャンネルも2本ブレずに表示。
 他の充電器と交換しても、似た様な状態でしたがアンテナマークが0〜1という最もノイズの少ない奴をとりあえず接続してみました。

 その状態で、位置情報サーチを行なったところ

 こんな結果になりました。
 細かく説明しますと、動画スタート時は「USB充電器」の電源供給はOFFです。
 この状態で、自宅のIC-DRC1の位置情報サーチをかけてみます。
 アンテナマーク2本で、正常に位置情報を捕捉する事ができました。

 0:11でUSB充電器に通電させ(IC-DRC1右上のLEDが点灯)、再度位置情報サーチを実施。
 0:20で自宅設置のIC-DRC1のレスポンスは届いている(アンテナマーク2本)のがわかります。これを3回繰り返すも「応答なし」の表示が出てしまいます。
 0:32で再度USB充電器をOFFにし、位置情報サーチを実施すると正常に位置を捕捉する事が出来ます。

 通電中は確かに電波を受信できている事には違いないのですが、データを復調出来ない状態にあるわけです。
 アナログ変調で考えると、先の様に何か被った様な状態で電波を受信すると、相手局の変調がよく聞き取れなくなりますよね?
 それと全く同じ状態になっているわけです。

 動画にはありませんが、144MHz帯でも近隣局の通信を傍受中にUSB充電器を通電させた途端に被った変調になってしまう事がわかりました。

 もちろん今現在市販されている車載用のUSB充電器の全てでは無いと思いますが、私が手元にあったUSB充電器4つの全てでこの現象が起きております。
 これは由々しき問題であります(苦笑)

 何せ携帯やらスマホは当然、iQOS、プルーム・テック+、Wifiルータ等々私が生活する環境ではこいつらが身の回りにある以上、この充電器は無いと困るわけであります。
 とは言え、家庭で用いるAC100-DC5V変圧器の場合結構ノイズが見受けられないのも事実。正確に言うとAppleのiPhoneやらiPadの充電器、iQOS、プルーム・テック他「付属充電器」やら「純正充電器」では結構ノイズは出ませんでした。
 しかし、コンビニあたりで買った様な充電器ではノイズがバリバリだったりもします。ここら辺も物によるかと思います。
 それからPCのUSBに接続した際も、ノイズが出るPC、出ないPCってのもありました。macからは全くノイズが感じられませんでした(笑)

 恐らく車載充電器でもノイズが出ないような、ちゃんとした充電器も存在するとは思いますので、それが何か見つける事が出来れば良いわけですが、星の数ほど存在する車載USB充電器を一つ一つ購入して調べる事は、財政的に不可能です(苦笑)

 「俺、車でこんな充電器使ってるけど144MHzでノイズなんて出てないよ〜」等の情報がありましたら広く提供願いたいと思うところであります^^;

 アリオンでももしかしたら、充電器由来のノイズだったのかも知れないな〜って思うわけですが、それを今試す事は出来ません。

 余談ですが、他の車でも最近は付いているのかも知れませんけど、クラウンには純正でUSBの充電ポートが付いていまして、そいつはどうなんだ?と試してみた所多分ノイズ等はなかった様に思えます。
 144MHzのハンディでもノイズっぽいのを拾えなかったので、高級車で電子制御祭りなクセにちゃんとノイズ対策はされているんだなぁ〜と感心しましたわ。

 と言う事で、現状みなさんUSB充電器は積載している事と思いますが、心当たりがある方は運用時だけでも電源をOFFにしてみると結構違いがあるかも知れません。
 ぜひお試しを。

 まぁノイズの特定というのは本当に難しいので、これも一つの要因になり得ると言う事で。
 先日アナウンスを致しました、デジタルコミュニティ小電力無線のアンテナ比較実験を実施致しました。

 実験地 札幌市豊平区羊ヶ丘展望台
 有効協力局数 3局(交信ができなかった局長様申し訳ございませんでした)

 まず、相手局3局との距離及び高低差は以下の通りです。

イメージ 1
図1 いしかりAG11局

イメージ 2
図2 さっぽろAM39局

イメージ 3
図3 さっぽろOS330局

 実際、今回の実験で交信が行えた局の距離(横軸)及び海抜高度(縦軸)のグラフとなります。横軸が一定ではないのはごめんなさい。

 他、交信を試みてくださったハコダテHD299局、及び時間的にアウトになってしまったさっぽろJR294局、ありがとうございました。

 まず図1、図2に関しては10km超で高低差がしっかりある為、両局とも市街地の為見通しとは言い難いのですが、海抜高度だけ見ると見通しチックな感じです。
 図3は5km程の距離で、かつ直線上に障害があります。
 更に交信間には多数のビルやマンションが立ち並び繁華街がある箇所となります。特小RPTでは交信が不可の場所でした。逆に図2の方は特小RPTで交信が可能でした。図1の方は未検証です。

 実験に用いたアンテナ毎のレポートをまとめます。
 なお、IC-DRC1の受信レベル表示(MAX3)をレポートとし、先の数字を相手局のレポート、後の数字をこちらが受信したレポートとします。
 また基本デジタルでの交信ですので「メリット」の表記は省略します。

① サガ電子工業 AL-144HL 1/2λ 2.14dbi (アローライン)

 いしかりAG11 1-2
 さっぽろAM39 1-2
 さっぽろOS330 2-2(時折3-3)

②  第一電波工業 NR-760H 1/2λ 2.14dbi (モービルホイップ)

 いしかりAG11 1-1
 さっぽろAM39 1-1
 さっぽろOS330 1-1

③ コメット SB2 1/4λ 2.14dbi (モービルホイップ)

 いしかりAG11 1-1
 さっぽろAM39 交信不可
 さっぽろOS330 1-1

④ 第一電波工業 RH900 1/4λ 2.14dbi (ハンディホイップ)

 いしかりAG11 1-1
 さっぽろAM39 交信不可
 さっぽろOS330 1-1

⑤ 純正ホイップアンテナ 詳細スペック不明

 いしかりAG11 1-1(稀に途切れる)
 さっぽろAM39 交信不可
 さっぽろOS330 1-1

 という結果になりました。

 基本的に、1/2λと1/4λではやっぱり1/2λの方が良かった感じはあります。
 交信局数が少ないので、絶対とは言い切れないのですがあくまで今回の実験では、そういう結果だったよという事ですが。

 また、一番私が気になっていた「打ち上げ角」問題ですが、2局はそれなりに離れている為に打ち上げ角が低い方がよろしいでしょうが、近隣局でも結果的にマイナスの影響は出ずむしろ結果的には良かった事もわかりました。

 おまけ的にタマタマ発掘できたRH900というハンディホイップですが、これが思ったより健闘しました。
 同じスペックのモービルホイップとかわらず、むしろ途切れ等が一切無く交信できた(モービルホイップの方は気にならない程度で途切れがあり)点を考えても、悪いことはないって感じでしたね。

 さて、一つ気になる点があるかと思いますが、アローラインのレポートですが何故か受信っぷりが良い数字になっています。
 別にえこひいきをしたわけじゃないんですが、何か受信がよろしいんです。
 通常相手と同一スペックのモノを使っているとレポートも同じになるかと思うのですが、、、
 ともかく嘘偽りなくSが相手より1つ上がるんですねぇ。まさに神秘的(笑)
 
 また、近距離で高低差がある=打ち上げ角が高いと交信は困難な筈なのですが、それに当てはまる局とのレポートが同じ1/2λのモビホに比べて高い事も謎っちゃ謎なんです。

 という事で、もっと実験対象の局及びアンテナを比較する事でより質の高いデータとはなると思うのですが、今回の実験ではサガ電子工業のAL-144HLが最も飛ぶし、神秘的に受信出来たという結果がでました。
 別段アローラインはアレとして、基本的に設置場所が許されるならば1/2λのアンテナを選ぶよう心がけて頂きたく思います。
 まぁ1/4λでもそれなりには飛ぶっぽいので、車両に常設するのに邪魔とかであれば問題はないと思います。

 意外だったRH900も古参の方なら結構持っていたりするかと思いますので、移動運用時は使えるかも知れませんね。

 なお、受信だけの話ですが第一電波のDP-NR22L(5/8λ2段 6.5db)と比べると、明らかにDP-NR22Lの方が受信しまくります。全然違いました(笑)
 SWRも上限で1.3でしたから、アンテナとしては本当に優れているんですけど、法的に使えんものは使えんのでやむを得ません^^;

 とりあえず制限の中でどんだけ飛ばすかって事になりますから、今度ほぼ専用設計とも言える第一電波の業務アンテナやら、今後でてくる専用アンテナと比較してみたくなりますね、アローラインと。
 こいつに勝てるアンテナは出てくるのか楽しみであります。

 また一つ忠告といいますか、新しい車あるあるの問題。
 私が乗っているアリオンもそうなんですが、エンジンをかけている(ACCの時点でも)状態ですと、ノイズが発生してしまいます。
 アマチュアの144MHz帯もそうなんですが、何も対策をしていないと使い物になりません(最大でSが7くらいのノイズを拾う)。
 パッチンコアをアホみたいに入れまくって何とかS2くらいになるのですが、若干弱い局はノイズに埋もれてしまいます。

 この為にエンジンをかけたままの状態で、ハンディホイップを接続したIC-DRC1の電源を入れると何かを受信している状態になり送信不可、受信も2本くらいな状態に陥ります。
 そうならなくても、基本的に受信が非常にしにくくなる感じです。

 今回ハコダテHD299局もそうだったらしく、エンジンを切ってやっと交信ができた感じでした。距離的にはかなり近い場所でしたが、そういう影響は小電力ならではでモロに受けます。
 環境が許せば車のエンジンを切る等して運用をされた方がよろしい「場合」もありますね。
 その他、PCノイズにやられるとか、よくあるのがスマホ等の充電用アダプタからの飛来ノイズもあります。CBかよwって思う点も多々あり、デリケートなもんですなーって思いますがわかっていればどうにか出来るもので、覚えておいてくださいね〜

 機会がありましたら、もっともっと実験を重ねたく思いますので、各局様ご協力お願いします^^

アンテナ比較実験要綱

 アンテナの比較実験について、こんな感じでやるよーと言うものを説明させて頂きます。

① 羊ヶ丘展望台にて、車両のルーフトップに後述のアンテナ3種類を用いて送受信を行い、Sメータ(というかIC-DRC1のアンテナ強度表示)の数値を測定する。

② 出来る限り多くのロケーションが異なる局との交信を行う。

③ 比較するアンテナは
 AL-144HL サガ電子工業 1/2λ 2.14dbi(アローライン)
 NR-760H 第一電波工業 1/2λ 2.15dbi (モービルホイップ)
 SB-2 コメット 1/4λ 1/4λ 2.15dbi (モービルホイップ)
 とする。 

④ 実施日は1/26もしくは1/27の日中(正午の前後あたりを希望)に実施とする。(参加可能局の都合により決定。両日実施の可能性もあり。)

 端的に言うとこんな感じです。
 詳細を説明致しますと、まず羊ヶ丘展望台で運用を行う理由は「高低差」が実験では欲しい所なんです。
 打ち上げ角が低いアンテナと高いアンテナの差が、VHFの小電力ではどの程度影響するのか、という点。
 UHFでは恐ろしいくらい影響をするのは実体験済みなのですが、VHFではどうなんでしょ?と。

 高低差がある箇所で、打ち上げ角が低い場合直進性が高い電波の場合ですと交信は理論的にできませんが「出来るはず」と思い込んでおります(笑)

 ちなみに、同所において過去には特小レピーターを設置した事があり、比較的遠方では使用ができたものの、近隣では使用ができませんでした。これは同所が極端に海抜高度が高い場所になる為、麓に電波が飛んで行かなかったと考えられます。
 具体的な地域名ですと豊平区及び白石区の多くはダメダメでしたね。
 これは打ち上げ角というより、反射及び回折をしない電波特性+小電力という原因かと思いますが、VHFではどうなるのか気になる所です。

 また、打ち上げ角が高いモービルホイップとの差がほとんど無いとなれば、それはそれで安価なアンテナでバリバリ使えるよ〜って事になりますから、それはそれで良いんですよね。
 更に一般的に1/4λより1/2λの方が効率が良いとされておりますが、同利得の中でどの程度の差が生じるかも比較したく思っております。

 ロケが良い為に、どんなアンテナでもみんなフルスケールとかになってしまう可能性も無いわけではないので、その際は皆さん付属ホイップに変更等の措置をお願いする事がありますのでご承知おき願います。

 比較実験にお付き合いして頂く皆さんも複数アンテナがあるようでしたら、比較実験を是非行って頂きたく思います。実測結果は多い方が良いと思いますので。

 なお出来れば受信結果を撮影し、私宛に送信して下さると嬉しく思います。
 もちろん口頭でのレポートだけでも良いのですが、出来たらレベルでOKです。

 実験に際し、デジタルコミュニティ小電力無線を持っていないけど野次馬はしたいという方の参加もお待ちしております(笑)
 私以外の「証人」として居て頂けると信憑性は増すでしょうしね〜

 って、いいか別に、、
 写真やら動画とか色々思いましたけど、んなもん信じるか信じないかは閲覧者の勝手ですからね^^;

 ともかくこういう事をやります。
 この実験で、それなりに遠い局がいらっしゃれば「おー結構飛ぶんだねぇ〜」とかそんなレベルの事もわかるでしょうし、ID集めにも丁度良いかも知れません。

 ふるって参加希望をここのコメントでもTwitterでもLINEでも有線電話でも無線でものろしでもご連絡頂ければと思います。
 また、こんな実験をすべきじゃ!というご意見もあればどうぞご連絡ください。

 よろしくお願いいたします。
 最近デジタルコミュニティ小電力無線用のモービルアンテナとして、第一電波の業務アンテナ(周波数指定特注のあれ)を用いる方が増えていますね〜
 私自身第一電波の業務アンテナは使った事が無いので何とも言えませんが、確かに業務アンテナは「バシッ!」っと指定周波数に合ったアンテナになりますので、気持ちよく使える事でしょうね〜

 逆言えば「指定周波数以外使わせねぇよ?」的な特性(指定周波数帯域型のアンテナじゃなく、1波指定のもの)がありますから、どんな感じになってらっしゃるんだろう?って疑問もありますんでレポートが欲しい所であります。
 ただ同社のHPに掲載されているデータシート的に指定周波数から3MHzのずれがあった場合SWRは0.15くらい増加するっぽい「誤差」みたいなもんですから、145.5MHzくらいにあわせておけば、概ね指定周波数から1.5MHzのずれがあった場合SWRは0.05程度しか増加しない事を考えると、とても使いやすいアンテナになるんでしょうね〜、と机上論。
 実効値を見てみたい感じがたまらないところであります(笑)
 ま、SWRが全てじゃないんですが目に見えてわかる一つの性能ですからね〜
 ちなみにこれって普通に注文して買ったらエレメントは9千円弱くらいでしょうかね?それに基台(M6ネジ型)か、Mコネに変換するやつ(商品名知りませんが)が必要になるのかな〜。業務な各局はありますよね、無駄に(笑)

 さて、それはそれとしてあくまで「楽に」楽しみたい私。専用設計品が出てくれば普通に購入するつもりですが、それまでは検証も含めてあくまでアマチュア用で代用。

 以前「アマチュア用アンテナ」の中で、堂々と使ってもOKなアンテナを羅列した事があるわけですが、あくまで「規格的に使って良いアンテナ」です。
 ここでもSWRを前面にして話をするのはアレなんですが、基準となり得る物が無いのでSWR的に低いアンテナはどれじゃ?と調べてみました。無線機屋さんに協力を頂き基準内のアンテナ全てを測定させて頂きました(笑)

 屋内で測定ですから不確かでありますが、測定位置は全て同じ。
 色々試しましたが、モービルホイップでは「NR-760H」が最もSWRが低い(あくまで在庫内で、私が測定した結果です)ようでした。
 どのアンテナも「143.9MHz」付近は似たようなSWR1.1とか1.2くらいなのですが、「146.9MHz」側はSWRが軽く2以上という状態です。
 まぁ中心周波数が145.0MHzで143.9MHzは1MHzしか差が無いのに対して、146.9MHzは2MHz近くの差がある事と、設計的に144.0〜146.0MHzのアンテナですから143.9MHzはほぼ144.0MHzですので範囲内みたいなもんですけど、146.9MHzは1MHzも離れている為に完全に設計外と考えるか、範囲内に収めるようにあれこれ付けているわけで、そりゃ止む無しですわな。
 モノバンドとかなら気にしないで中心周波数から前後1MHzをSWR1.3以下に出来ればいいわ〜的な作りなんでしょうけどね。

 測定した中で、比較的良かった印象があるのは他だとNR-770H(146.9MHzでSWRが2.0)とかあったわけですが、この二つにと第一電波の業務アンテナに共通しているのは「見るからにシンプルなアンテナ」です(笑)
 良い意味で「余計なものがついていない」アンテナですかね。

イメージ 1

 ちなみにNR-760Hの146.9MHzあたりのSWRは1.7でした。
 NR-770Hの2.0より低かったわけですが、普通に考えると長い分NR-770Hの方が有利だったんじゃないかなぁ、、、屋内だから長い分なんか変に影響しちゃったかな〜とか考えたんですけど、外に出ても760の方が◯でした。

 ま〜どっちも実用範囲内じゃねぇの?って私あたりは思っちゃうわけですが、SWRは1.5以下じゃないと使えない!って方も結構いらっしゃるようですから、そういう方にはオススメできませんね(笑)
 ぜひ今後出るであろう専用設計品か第一電波やら日本アンテナの特注アンテナをお使いくださいな。

 ちなみに以前紹介させて頂いた、アローライン「AL-144FL」は最大でSWRが1.2でした。じゃあ黙ってアローライン使っておけよって言われそうですが、それが難しい「試される大地北海道」。
 吹雪いて一晩明けたら凍りついてひどいことになるんですよね、あの形状のアンテナって。一時期ディスコーンをつけていた事があるんですが、ラジアル周りに着氷したり無理に取ろうとして折れたりなんだりで(汗)
 よって、「運用するときだけ」設置をする時期なんです。
 それが面倒だから、常設できるテキトーなモービルホイップが欲しいという事で、あれこれ試して探した一品という事になります。

 実売が5千円弱ですから、まぁこれなら第一電波の業務アンテナ買った方がいいかね?って感じもします(基台等があるのであれば)。
 なんか限界を感じたら買うかも知れませんが、とりえあずはこれで良しとします。

 実際どーせそんなに運用しねぇしなぁ〜って所もあるんですけどね(照)

 という事で、道内各局には何気に言っている方もいるのですが、近々にアンテナの比較実験をするどーと。
 アローライン信者みたいな私ですが、確たる証拠がないんですね。
 「アローラインいいよ〜」って口だけで言っても、SWRだけで比較しても実際の電波の飛びっぷりは異なるわけですから。

 なので、同じ1/2λの2.14dbiでどんだけ電搬が異なるかを試します。
 数局にご協力頂き、同一箇所から電波を発射し比較する。ただこれだけの試験です。
 メーカーが言う「神秘的な」飛びがアローラインにはあるのか。
 また専用設計品では無い(業務アンテナも含む)アマチュア用アンテナのNo.1を決めたいけど全部の規格内アンテナで実測は無理だから、一番SWRが低いアンテナと比較しようという目論見。
 それに加えて、他の5/8λ等のモビホあたりと繋げてみて受信っぷりの比較もついでにやってみる無意味な試験も実施。

 ちょっと専用設計やら業務アンテナよりもアローラインの方が高い感じがしますが、神秘的であることを期待して実験したく思っております。

 今週末あたりに出来ればいいなぁ、、、って思ってはいる所であります。

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