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ガス・ヴァン・サントの映画は初めて観ました。
これが彼の持ち味なのでしょうか。
美しい映像と辛い現実、苦い後味。
主人公の美少年はある大きな罪を犯しますが、何もなかったかのように日常へと帰ります。
とはいえ、彼は血も涙もない悪党なわけではありません。
善悪の判断はつきますし、良心の呵責も感じています。
でも、幸か不幸か目撃者がいないため、彼は罪を隠してしまうのです。
時間が交錯するストーリー展開と美しい映像のせいか、少年に共感を覚えてしまいました。
胸糞悪くなるようなことを彼はしているのに、他人事とは思えませんでした。
多くの日本人がそうであるように、私も無神論者です。心の内にも外にも、絶対的な存在である「何か」を持ちません。
キリスト教徒にとっての絶対は神であり、新興宗教の信者にとっては教祖であり、厳格なベジタリアンにとっての絶対は動物愛護の精神であり、ほとんどの女子にとっては結婚が絶対であったりしますが、私にはそれがありません。
だから日々模索の毎日です。
この物語の主人公も、同じような状況にある気がします。
若さゆえの模索もあるでしょうが、「絶対」を持たない人間は心のよりどころがないため、自分の行動を自分自身の価値観により正当化したり理由付けしたりしないといけないのです。
結果、若さ故か、恐怖からか、もしくはその両方が理由なのか、彼は口を閉ざす道を選んでしまいます。
ラストの示すものが一筋の希望なのか永遠の重荷なのか、私はまだ判断し兼ねています。
☆☆☆
2007年製作:
米 仏
監督:
ガス・ヴァン・サント
出演者:
ゲイブ・ネヴァンス
テイラー・モンセン
ジェイク・ミラー
tamako
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超〜〜〜〜〜〜!!!!久しぶりだねっ!!
ガス・ヴァン・サントは、エレファントとラストデイズとか観たよ。
エレファントは学校の銃乱射問題、ラストデイズはニルバーナのカートを題材にしてるんだけど、どっちも心の闇がテーマになってるのか、ダークだったね。
この映画は知らなかったけど、絶対見たいよ。
週末にでも借りてこようかな・・・
2008/4/9(水) 午後 6:26
Yossyさん>
ご無沙汰してました…。
これね、試写会で観たから、公開もDVDもまだなのよ。
近いうちに公開すると思うけど、そちらでも公開されるのかしら…。
エレファント、ラストデイズ借りてみますね〜!!
tamako
2008/4/9(水) 午後 6:55
そうなんだ。
こんな記事見たから早く観たくなっちゃったんだけど・・・
間違いなくこっちじゃやらないね(汗)
DVDまで待つか・・・忘れないようにメモだな。
2008/4/10(木) 午後 9:08