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こ、ここが・・・「レナにとってのお宝」が大量にある場所?
「このゴミ捨て場がかぁぁぁぁぁ!?」
「な、何よ圭ちゃん。いきなり大声出して」
「い、いや・・・すまん。なんだか、言わなきゃいけない雰囲気というか・・・」
だけど、ここはすげぇな・・・。
ゴミの上にゴミ・・・失敬、レナに言わせればお宝だったな。
それのうえに、またそれが積もって、山になっている状態だ。
魅音が息を大きく吸って、言い放つ。
「さぁ!みんな、早速だけど部活スタートだよ!」
「「「おお〜!」」」
梨花ちゃんや沙都子は、どんどん奥に進んでいく。特に梨花ちゃんは、するするとゴミ(おおっと失敬)の傾斜を下っていった。
対して魅音は、梨花ちゃんたちが向かったのとは少し違う方向に歩き出した。
俺は、まだここをよく知らないので、このあたり(宝の山入り口付近)で探すことにした。
「それにしても、レナが『かぁいいよ〜♡』って言うものかぁ・・・」
なかなか見つからない。
というか、そもそもレナがそういう反応を示す基準ってあったっけ?
んん〜・・・わからん。あいつって、何を「かわいい」と思うんだ?
基準が分からない以上解けないぞ、この問題。
とりあえずポケットに手を突っ込んでみた。
すると。
「あれ・・・?」
そこにあったのは、オットセイのキーホルダー。
「昔作ったやつか・・・恥ずかしいけど、これでいっかぁ」
探すのも面倒だし、他の奴を待ってる時間も暇だから、ちょうどいいとこもあるので寝るとするか。
・・・セミがせわしなく鳴いていた昼とは違い、ひぐらしが奏でる音色に包まれる夕方。
すべての騒音が無くて、不思議と心が・・・洗われて・・・意識が・・・まどろん・・・で・・・・・・
パシャ!
いきなり、けたたましいシャッター音が静寂を打ち砕く!
「うわぁ!?」
「おわ、はは〜びっくりしたぁ」
そこにいたのは、見たことの無い男。筋肉質で、眼鏡をかけ、当然のごとくカメラを持っている。
「び、びっくりしたのはこっちですよ!誰ですか!?」
「僕は富竹。フリーのカメラマンさ」
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