GNO2及びGNO3 連邦 情報部 こっそり日記

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開発に野山を追われ、怒りに狂った『カマイタチ』! 懐かしい物語だった!

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 今は逆に、「地方」は過疎し活性化が叫ばれていますが、連載当時は乱開発が社会問題だったんですよね。
 彼の怒りは八つ当たりで、でも他にどうしようも無いもので…
 やるせない話

 俺は人間だからよ、助け呼んでるモンは放っとけねぇって!!

バケモンと人間と
 そんな中、作業員のオッチャンの「人間らしさ」がすっげぇ格好良かった!!
 石を投げた兄ちゃん、ヤツはどうかと思うが!

 そんな、両方持ってるのが人間なんだよなぁ、とも思っちゃうようなエピソード。

十郎『俺は人間どもが憎いんだ! 故郷を奪った人間どもがッ!!』

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 暴走する獣、倒せるのは「獣の槍」のみ…、ってそんなスゴいの鎌鼬!?

人間として鎌鼬として
 さて、北海道を目指すうしおととらだったが、東北は栗駒山での「鎌鼬」騒動に巻き込まれ
 危うく一命を落としかける。

 彼らかまいたち三兄妹は、人里より遠くで数百年生きてきたが、開発の手が入った。

 幾度も居場所を奪われ、怒りに狂った次兄「切り裂き」の十郎
 彼が無差別報復を始めたのだ。

 うしおは辛くも彼と分かり合うが、彼は兄妹に「人の姿で居るように」言いつけ自害してしまう。

 分かり合えた、けれど、もう野山を気ままに過ごせた時代は終わったとも解っていた
 彼は「鎌鼬」としての死を選ぶ――――

 次回、第十話「童のいる家」。

??『お怒りはごもっとも、ですが、私の話を聞いてください!』

とら『ニブいな。コイツらは、お前が“獣の槍”の使い手か確かめたのよ』

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 って、今フスマ開けたの誰だ!?

かまいたちの昼
 さて、飛行機から降り立った潮は、さっそく120万もの大金を落としたあげく土下座され
 東北三県をまたぐ、「栗駒山」へと足を運ぶ。

 馬鹿野郎! 兄弟を殺すだと藪から棒に、俺は殺し屋じゃねーぞ!!

 うしおさんごもっとも!
 てか東北!?

 だが、放置すれば多くの犠牲が出るという言葉に、うしおはしぶしぶ話を聞く事に

 かまいたち三兄妹、次兄の凶行か

かがり『人間に取り付いている程度の妖怪が……』

『四百年も生きているアタシに、気安く話しかけないでよっ!!』

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 人間嫌いの“かがり”、長飛丸さまになんて事を!

かまいたちの戒律
 彼ら、「かまいたち」とは、突然ぱっくりと傷が開く現象を“妖怪のせい”になぞらえた存在で
 一匹目が転ばせ、二匹目が斬り、三匹めが薬を塗る
 そんな妖怪たちでした。

 常に、重傷は負わせないイタズラもので、人間を殺すなどもってのほか。

長兄・雷信『バカな! お前は掟を忘れたのか!』

十郎『うんざいなんだよ―――、人間どもに気兼ねして生きるなんてよ!』

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 すっかり保護者役が板についてきた長飛丸さま。

まさかの一蹴
 しかし、人間に遠慮し続け、住処を追われ続けた次兄「十郎」がキレ、今回の凶行に。
 なおも殺し、道路工事を中断させるという――――

 バッカ野郎! あれくらいでくたばっちまうヤツがあるかよぉ!

 うしおも瞬殺される始末!
 オイオイオイ、真っ向勝負で完敗だったぞ!?

 確かに、口だけじゃないらしい!

 そこで提案が。

かがり『かまいたちの傷は、かまいたちの薬じゃなきゃ治らないわ!』

『その人間を助けたかったら、言う事を聞きなさいよ!』

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 あの十郎を退散させたとらに、うしおの治療と引き換えに協力しろ、と迫るかまいたち。
 オイオイオイ、元はといえばアンタらの依頼でしょ!?
 かまいたち外道なり!

 土下座までしながら、聞いてないところでは「人間嫌い」を露わにしたかがり。

 あくまで、「かまいたちの為に」という。

うしお『人間が腕を折ったらこーすんの!』

とら『ワシのは折れたんじゃねーや! 痛いわボケェ!!』

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 身勝手とも映るカマイタチ、それは彼らが受けた仕打ちゆえ。

ニンゲン
 結局、とらが折れる格好で治療して貰ったが、目覚めた潮もとらの傷を心配
 俺は人間だから、心配になるんだと言う。

 潮の見せた人間の優しさ、だが「十郎」を追い詰めたのも人間だった。

 かがりは言う
 元々は、誰より優しい男だったと。

 そうやって数百年を生きてきたというのに、人間側が急に遠慮をやめ、容赦ない開発を始めた。

 この数十年、住む場所を追われ続けた悲しみが彼を変えた―――。

十郎『俺に、もっと強い鎌があればなぁ…、離れなくても三人一緒に…!』

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 追われ続けた事実以上に、自分の無力さが、兄妹たちの居場所を守れなかった悲しみが
 いつしか、優しかった彼を殺人鬼に変えてしまった

 殺さなきゃならないかもしれない…、けど、心はいつだって兄さんの味方よ!

 心は味方…。
 かがりさんも熱いカマイタチなのな…。

うしお『こいつはこのままだと、きっともっと人を殺す…、負けられない!』

『絶対に負けないぞッ!』

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 負けない、意思が大切なのね。

みんな嫌いだ!
 だが、当の十郎にしてみれば「兄と妹まで敵に回った」事が悲しく、やるせないあまり
 彼らをまとめて手にかけてしまう

 ハハハ、バーカ! 今更そんな事をして命乞いのつもりか!!

 が、十郎が手にかけた兄妹を助けたのは
 他ならぬ人間

 必死に二人を助けようとする潮を、十郎は嘲弄するのだが――――。

 むしろ、うしおは「刺せ」という!

うしお『そんなに人間が憎いか!』

『なら俺を殺せ! 俺も、お前の嫌いな人間だぞ……、さぁ殺せよ!』

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 これまで、八つ当たりで人間を殺してきた十郎だが、逆に「殺せ」と言われて戸惑った
 なぜ殺せというのか

 同族の罪まで背負い、命乞いすべき場面で「殺せ」という人間に戸惑う

 やがて、踊りかかるが―――

とら『人間が住処を取ったからって、なんでお前が刺されてやる必要がある!』

『オメエのやり方は、間違ってるぜ!!』

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 原作・藤田先生、ジャングルジム好きよね。

人間なのに
 それは間違いだ、だが潮は自分の「便利」に犠牲が出ていたと気付かなかった事を恥じ
 自分だって、居場所を取られたら悲しかったと語る

 悪かったな…、辛かったろうな……、俺は人間なのに、お前らの為に何もしてやれねぇ……。

 今回は「高速道路」。
 物流の改善は、回りまわって潮たち「人間」の便利に。

 だけど、「人間」の便利の裏側で、あんな風に辛い気持ちだったヤツがいたんだ

 一人の「人間」として、殺されてやるくらい、いいかなと……。

作業員『なんだ、アイツは……? キモチ悪ィ』

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 が、もたもたしている内に工事の人たちが現れ、あまつさえこんなことまで!!
 ただただ、「気持ち悪い」から排斥する

 へ、へへへ…、ほらな、いつだってこうだ……。

 やった事はアホそのものだけど、これまた「人間」なのよね……。

作業員たち『うぉヤベ!』『何やってんだ、爆発すんぞ!』『逃げろ!』

うしお『火がこっちに来る!?』

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 てらいなく、お前も手伝えバカヤローとか言っちゃうとらさんスゲェ!

人間だからよ
 結果、不用意なタバコで引火し大惨事になりかけるが、そこから助けたのも「人間」だった。
 助けを呼ぶ声に、一人のオッサンが応える!

 俺は人間だからよ、助け呼んでるモンは放っとけねぇって!!

 めっちゃ戻ってきた!?
 さすがに、火をつけた黒タンクトップは居ないが!

 これもまた「人間」なのよ!

うしお『俺、お前らが住める場所探してやるよ! 絶対良いトコあるよ!』

『解ってくれる人たちだっているって!』

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 事を終え、うしおは十郎たちの居場所を探し、そして「そっとしておいてやれ」と訴えるという。
 今回がそうだったように、わかってくれるヤツはきっといる
 だから、安心してくれよと

 きっと、話せば解りあえるはずだからと―――― 

十郎『あぁ…、良いなぁ……、そうなったら……、良いだろうなぁ―――』

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 ただ聞きたかったのは、人間からの「悪かった」「辛かったろうな」の、その一言……。

なんでだよ
 だが、「かまちたち」の姿を明かし暴れ狂った十郎は、自害同然の形で命を絶つことになる
 兄達に、もう人間の格好をやめちゃいけない
 そう言い残し―――

 もうこの世に、俺達の生きる場所は無いのかもな……

 やっぱり死んでしまったか…
 二人が助かった直後から、そんな気配を感じさせていた十郎。

 そもそも、江戸時代からたった百五十年、「野山」に対する情勢が変わりすぎなんですよね。

次回、「童のいる家」。あ、コレまだ東北地方だ。。。

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 改心かと思いましたが、やはりか……。

「人間」として
 ガンダムでも、地球の為に敵味方の垣根を越えた男達に、あるキャラが嘆く場面があるんですよね
 人類は、無私に協力し合える温かさがあるけれど
 地球をも破壊するほど愚かだと

 そのキャラ、シャアは「だから、人類全体が変わらないとダメだ」と焦ったんですよ。

 もちろんうしとらはそういう話じゃない
 ただ一人の人間として、頑張ろうとするうしおやオッチャン達が、なんか凄くかっこ良かった!

 けど、「バケモノだ」と追い立てる人間がいる事を、十郎は良く知ってる。

 だからやっぱり十郎は自害し、新しい環境に適応する為に「人の姿でいろ」と言い残す
 彼なりのケジメ、結論が寂しく感じました。

 次回、第十話「童のいる家」。




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