時の守護者

チョタとわかしとか皇帝と達人が愛しい、今日この頃

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 白千院家のロイヤルファミリー話を聞かずに、奥で、紅茶を飲んでいた澪奈の
視線が、ある一点に注がれた。
 ギンの奥に立っている金色の髪とピンク色の髪の端麗な顔立ちの男の子。
「お兄様…!!」
 澪奈な叫ぶと、その2人も、澪奈に気づいた。
「澪奈…!!」×2
 互いに、声は潤み熱を帯びている。
「ぶらこん…」
「しすこん…」
 希咲の王子様と魅咲の帝王様は、揃ってドン引き。
「近親相愛?」×2
 悪魔が、声を揃えて、危険なワードを発した。
「…?」×2
 ピュアな桜と璃冬は、知らない単語。
「うちの妹に…」
「変な単語教えるなーーーーー!!」×2
 悪魔の双子の側頭部に、もの凄い強烈な蹴りが入った。
「あ、ここにもいた」
「やね…」
 桜の姉、希咲学園一年二組、雛森桃。
 璃冬の兄、魅咲学院一年C組、日番谷冬獅郎。
 参上!!
「って言うか、営業妨害…」
 李利の呟いは、誰の耳にも、入らなかった。

「良く見てて」
 案内番号カード代わりに配られたトランプのハートのクイーンを、人差し指と
中指に挟んで、お客様に見せる涼。
「こっちもね」
 涼と同じように、クラブのジャックを、お客様に見せる凛。
「いい?」×2
 お客様は、真剣にカードを見つめる。
「3」
「2」
「1」×2
 くるっと、トランプが指の中で回る。
 すると、2人の持っているカードが入れ替わっている。
「凄〜い」×2
 お客様は、大喜びです。
「器用やな」
「折った折り紙を切って、つながってるやつあるだろ?」
 わかって頂けただろうか?
「ああ。あるなぁ」
「あいつら、あれも得意なんだよ」
「お前にはないスキルだな」×2
 後ろのソファーから、びょこんと顔を出しながら、空斗と海斗が言った。
「てめぇらは、嫁に行けるスキル持ってるよな」
 冷たい声で、兄に言い放つ速斗に、別の子のお兄ちゃんの声が掛かる。
「おい」
「あん?」
 なんか必死のイールフォルトとザエルアポロに、速斗は、相変わらずな冷たい
目を向ける。
「うちの妹と、カスどもを触れさせるな」
「アホか」
 速斗は、冷たい声で言うと紅茶を口する。
 そのとき…
「何で、エヴァ?」
「うるせえ…」
 速斗の携帯が鳴った。
「ああ、俺だ。どうかしたのか?」
 返事を聞いたらしい速斗は、眉間に皺をよせる。
「分かった。直ぐ行く」
 ぱたりと、携帯を閉じながら、燕尾を翻し扉に向かう。
「どこ行くの〜?」×2
 悪魔の呼びかけには、振り返った。
「『騎士』の仕事だ」


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笹藤沙羅
笹藤沙羅
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