時の守護者

チョタとわかしとか皇帝と達人が愛しい、今日この頃

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 柳生家の朝食の席。
 次期当主、九兵衛からとある宣告がされた。
「今日から、一姫が我が家に泊まることになっている」
 それを聞いた柳生四天王筆頭、東城歩は、硬直した。
「あの一姫ちゃん?いいねぇ。俺は好きだぜ」
 柳生四天王の一人で、自称伊達男の南戸粋が、嬉しそうに言った。
「黙れぇーー!全身男性器!!貴様にあの恐怖が分かるかぁーーー!!」
 叫びと言うよりは、悲鳴のような声を出しながら、南戸に飛びつく東城は、残りの四天王、北大路斎、西野掴に取り押さえられる。
「落ち着け、東城」
 錯乱状態の東城に、九兵衛がクールに言った
「若…?」
「一姫には、大人しくしてるように言っておく」
「ありがとうございますー」
 どさくさに紛れて、抱きつこうてした東城は、もちろん九兵衛のきつい一撃を喰らった。
「お久しぶり、九兵衛くん」
 可憐な女の子の声。
 それを聞くと、九兵衛は嬉しそうに笑い、東城は凍り付いた。
「お久しぶりでございます。北大路さま、南戸さま、西野さま」
 半泣きの東城を呆れ顔で見ていた他の四天王に挨拶したのは、鉄のように艶やかな長い黒髪に大きな潤んだ瑠璃色の瞳の美少女。黒崎一姫。
 一姫は、その可憐な笑顔を更にきらめかせながら、東城に目を向ける。
「お久しぶりでございます。東城さま」
「久し、ぶり…」
 ひきつった笑顔で、応えた東城の声を聞いた一姫は、うっとりとした表情に両
の手を添える。
「ああ、その甘く美しいお声。いつ聞いても、聞き惚れてしまいますわ」
「あれがなきゃ、完璧なんだよな…。一姫ちゃん」
「ああ」
「だな」

 道場にて。
「お疲れさま。九兵衛くん」
「ありがとう」
 稽古で、汗をかいた九兵衛に一姫は、手ぬぐいを渡す。
「今日は、まだやるの?」
「いや、今日はもういい。久しぶりだから、君と少し話がしたいんだ」
「いいわね」
 一姫が柔らかく笑うと、九兵衛は座っている一姫に手を差し出す。一姫がそれに手を乗せると、九兵衛が力強く引っ張り起こす。
「僕は、汗をかいてしまったから、着替えてくるよ。」
「若!ならば、このゴスロ…」
 突如、どこからともなく可愛いゴスロリを持って現れた東城の顔面に、九兵衛のパンチが入った。
「東城さま…」
 一姫は、東城の声を聞いたとたんにうっとりした表情に変わった。
「…」
 で、東城は固まった。
「行こう、一姫」
 東城の存在完全無視な九兵衛は、一姫の手を掴んで出ていこうとする。一姫は、出る前に東城に手を振った。


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