時の守護者

チョタとわかしとか皇帝と達人が愛しい、今日この頃

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王子様を追って:3

 朝食の時間。
 帝は、リュウの隣。
「おいし〜」
 ものすごく美味しそうに、オムレツを頬張る帝を、ウラがじっと見た。
「帝…」
「何?」
「ここに、卵ついてるよ」
「え…?」
 帝が、自分の顔を触って、確かめていると…
「んっ」
「…!」
 リュウが、ぺろっと卵を舐め取った。もちろん、帝は顔が赤い。
「リュウタ、意地汚いよ」
「だって〜」
「お前、人の顔舐めるなよ」
「帝、びっくりしてるよ」
「ぐー」
 帝が、真っ赤になっている間にウラとリュウとモモと良太郎は、いつも通りに会話していて、キンはいつも通りに寝ている。
「…」
 帝は、それを見て笑った。

 体育の時間。
 帝が、どうやって着替えたのかは、秘密で…。
「今日ってなんだっけ?」
「確か、なんかの測定やったな…」
 今日は、200メートル走のタイム測定。
「面倒…」
「みかちゃんって、面倒くさがりだよね〜」
 後ろから、ぎゅっとリュウが抱きついて来た。
「リュウ…!?」
「どっかのスケベみてえだな」
「なんか言った?」
 この辺りから、モモとウラの喧嘩が始まる。
「また…?」
「気にしない方がいいよ」
「きりないもんね…」
 背中のリュウと左隣の良太郎に、そう言われたので、帝は無視した。
 体育で、トラックものならお約束。グラウンドの周りを5周。最初は、ついて行けなかった帝も最近は、みんなについて走れるようになった。
 でも…
「うわっ」
 転んだ。
「みかちゃん、大丈夫?」
 転んだせいで、みんなに抜かれた帝に、ぶっちぎりで先頭を走っていたリュウが駆け寄って来た。
「うん…痛っ」
 帝は、膝をすりむいていた。傷は、結構深い。
「帝、怪我したんか?」
 キンが逆走して、わざわざ帝の様子を見に来た。
「大丈夫だから、2人とも戻って」
「大丈夫じゃないじゃん!」
 リュウはかなり必死に帝を心配している。
「…リュウ」
「よっ」
「うわっ!?」
 ちょっと涙目気味のリュウの目を見ていた帝の体が、宙に浮いた。
「…キン?」
 キンにお姫様抱っこされたから。
「リュウタ。先生に言っといてくれるか?」
「うん!」
「いいよ…!っていうか、この抱っこの仕方おかしい〜」
 帝は真っ赤になって、キンの腕の中で暴れる。
「大人しくしとき。傷が大きなったら、大変や」
「…」
 帝は、急に大人しくなった。
「ごめんね…」
「なんで、謝るんや?」
「迷惑、掛けたから…」
 帝のその言葉に、キンは首を傾げた。
「別に迷惑やなんて、思ってへんよ」
「ぇ…」
「俺もリュウタもな」
 笑ったキンを見て、帝も笑った。
「ありがと」

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はじめまして!!姫紗といいます…
電王の夢小説ってなかなか無いし、この話結構好きなので嬉しいです♪

2007/12/4(火) 午後 4:43 [ ten*io*5*7890 ]


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笹藤沙羅
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