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昼。
食堂に来た6人は、お盆を持って席を探している。
「あっ。あそこ、空いてる〜」
6人分空いた席を見つけた帝は、嬉しそうに走り出した。
「どこー?」
それが、分からないできょろきょろしているリュウの脇をモモとウラが、すり抜けていく。
「2人ともどうしたんや?あんな急いで」
「そう、だね…」
前を走るモモとウラの背中を見ながら、良太郎とキンが話をしながらゆっくり歩いてついていく。
「僕もー」
何故かリュウも、走り出した。
「あ、リュウタロス〜」
良太郎が、慌てた頃には帝が椅子に座っていた。
『ガタッ』
「わわっ」
帝の両脇に突っ込むように、モモとウラが来た。
「何やってんの?2人とも?」
後ろから、やって来たリュウに冷たい声を掛けられた。
「…別に」
「…何でもないよ」
「ほな、その間はなんや」
呆れた顔で、やって来たキン…だけ。
「あれ?良は?」
さっきまで、一緒だったはずの良太郎がいない。
「さっき転んでしもうて…片付けに行ったわ。手伝う言うたんやけど…」
「僕、行って来ようかな?」
帝は、立ち上がった。
そこで、
「大丈夫だよ」
と、右隣のウラが言った。
「『さっき』なら、もう戻って来るよ」
「え…?」
驚いている帝の後ろに、
「ただいま〜」
ちょっとくたっとした良太郎がいた。
「良?大丈夫?」
「うん」
「ちょっと転ぶくらいは、良太郎にとってはよくあることだもんね」
帝の正面に座ったリュウが、ちょっと楽しそうに言った。
「そうなの?」
と、帝が訊くと5人は息を揃えて頷いた。
「そうなんだ…」
帝は、安堵して椅子に座った。
「早く食べよー。僕、お腹すいちゃった」
リュウは、マイペース。
「うん。そうだね」
帝は思いっきり笑った。
「…」
それを両脇で、見ていたモモとウラはまたまたどきりとしてしまった。
「良、大丈夫だった?」
「うん。いつものことだから」
スプーンを取った帝は、リュウの左隣に座った良太郎を心配する。
「良太郎は、ちっちゃい時から可哀想なんだよ」
「可哀想?」
「可哀想になる程の不幸体質なんだよ」
「良太郎、一番大人しいのに、一番痣だらけやったな〜」
「そうなの?」
「痣だらけつか傷だらけだったな」
帝は、頷いてからお皿を見下ろして、固まった。
「にんじん…」
「嫌いなの?」
「うん…」
「子供か、てめぇは?」
「兄さんは、犬が苦手だけどね」
「うるせえ…」
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はじめまして☆
Wapikoです♪
すごい面白いですね!!
続き楽しみにしています!!
うちのブログにも遊びに来てくださいねぇ♪
2008/8/17(日) 午後 3:16 [ sak*r*_4r*wao ]