時の守護者

チョタとわかしとか皇帝と達人が愛しい、今日この頃

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王子様を追って:13

 教室。
 今日はやたらと騒がしい。
「どうしたの?」
 アクティブ帝が、輪に入ってクラスメイトの1人に聞いた。
「ああ。なんか転校生くるらしいぜ。しかも双子の」
「へー」
 凄くタイミングよく先生が入って来た。みんなは一斉に散って行った。帝も自分の席につく。
「まぁ、知ってると思うが、今日は転校生来ている」
 分かっている帝は、欠伸を一つ。
「入っていいぞ」
 先生の言葉で、教室に入ってきた2人を見ると
「…!」×5
 野上兄弟が驚愕した。
 それから、帝が叫んだ。
「侑!デネ!」
「帝…」
「久しぶり」

 昼休み。
 帝は、転校生の桜井侑斗と双子の弟、デネブと中庭を歩いていた。
「全く、お前何考えてるんだ…」
「だってさぁ…」
「こんなことするなんて、お前バカだろ?」
「侑斗。そう言う言い方良くない」
 で、野上兄弟がそのあとを尾行していた。
「あんなにべたべたしやがって…」
「しかも、あんなに可愛い笑顔さらしちゃって〜」
「えらい仲良さそうやな…」
「帝と知り合いなのかな?」
 野上兄弟と桜井兄弟は、小学校が同じ。
「僕、やっぱりあいつ嫌いだ…」
 リュウが、ドス黒い声を出しながら、茂みから出ようとした。
「リュウタ、待って!!」
 ウラが小声で叫びながら、慌ててリュウを制止する。
「何で?亀ちゃんだって、あいつ嫌いでしょ?」
「嫌いって言う訳じゃないよ」
「…何で」
「まあ、いいから落ち着いて。帝がいなくなってから、2人と話をした方がいい」
「亀ちゃんがそう言うなら」
 リュウは、そう言って大人しくなった。
 そんな騒ぎは露知らず。帝は、双子と楽しそうに話していた。
「あ、もう『あたし』行かなきゃ。じゃあね」
 にこっと、笑って帝は走り去って行った。
「で、お前らは何やってんだ?」
 侑斗が言うとがさっと後ろの茂みから野上兄弟が出てきた。
「ええっ!?いたのか!?」
 デネブは気づいてなかったらしい。
「あんなにがさがさ音してたろうが」
「久しぶりに帝に会えて嬉しかったから、つい…」
 デネブがそう言うと、野上兄弟はちょっとむっとした。でも、ウラはすぐ冷静になった。
「2人は、帝と知り合いなわけ?」
「ああ。幼なじみだ」
「小学校ちゃうやんけ」
「家が隣同士だったんだ」
 デネブがそう言うと、また野上兄弟はむっとした。
「そう言うお前らもあいつと仲が良いみたいだが」
 侑斗の言い方は冷たい。
「侑斗。そう言う言い方良くない」
 だから、デネブが注意する。
「えっと…」
「帝とは部屋が同じなんだだから」
 ウラが強い声で返す。
「じゃあ、知っといた方がいいな」
「何を…」
「帝は」


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笹藤沙羅
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