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白哉の巨大な霊圧が作り出した蒼い爆発が、黒色軍服の白哉の体を吹き飛ばし、翡翠色軍服の冬獅郎も、親衛隊の恋次も、盟王一護も巻き込んだ。
そこで、その4人には、隙が出来た。
「行くぜ」
一護の言葉に、他の3人は無言で刀を構える。
「卍解」×4
「天鎖斬月」
「狒狒王蛇尾丸」
「千本桜景厳」
「大紅蓮氷輪丸」
4人の最大戦力が解放された。
その時、
「アホ共がーー!!」×2
可憐な叫び声が聞こえて来た。
「??」×4
振り返ると、猛スピードで走って来る桜と璃冬が。
「何で…」
驚いている一護の顔面に、桜の細い足から繰り出された蹴りが直撃した。恋次の顔にも。
「待て…」
怯える冬獅郎の顔面には、璃冬の蹴りが入る。白哉の顔にも。
「いてえ…」×2
「…」
「落ち着け…」
「ない」×2
呟く一護と恋次。固まる白哉。怯える冬獅郎。
桜と璃冬は、霊圧こそ4人にはかなわないが、2人は、その4人を威圧感を出している。
『がっ!!』×2
「…!」×3
「…」
2人の落とした足が、盛大な音を立てて、地面に突き刺さる。
それを見て、一護と恋次と白哉は、驚き、冬獅郎は固まる。
「バッカじゃねぇ?」
「脳みそ、入ってんのか?」
完全に口調が変わっている桜と璃冬に一護と恋次と白哉は、空いた口が塞がらない。
冬獅郎は、驚かない。
「どう言う…」
「2人は、小さい頃は、俺みたいな口調で、今は矯正したから極度に興奮したりしない限りは、女らしい話し方なんだが…」
冬獅郎の説明に、空気が余計に凍りついた。
今、桜と恋次は、一護、恋次、冬獅郎にも負けていない程、口が悪い。
つまり、極度に興奮している。と、言うか、怒り狂っている。
「私たちが、わざわざ敵さんについてくなんて言ったのはなあ!」
「あんたらに、何もないようになんだよ!!」
叫んだ2人の目には、涙が。
「乱れ踊る旋律が、切り裂いた傷口、奏でる」
「舌に感じるこの苦味、夢の淵、気だるくまどろむ」
暗い宮内に、妖しい歌声が響く。
ベストの上に、上着を羽織りながら、藍染と市丸が呟くように、口ずさんでいた。
「失礼するわよ」
言葉とは、裏腹に無礼な入り方をして来たのは、瑠璃色のドレスを来た金髪の美女。
「乱菊…お前、失礼過ぎや」
「うるさいわね〜。すぐいなくなるわよ」
「頼むよ。僕らは、忙しいんだよ」
藍染の言葉に、むっとしながら、瑠璃色ドレスの乱菊は、返した。
「ちょっとした質問ですから」
「質問?」×2
2人は、同時に首を傾げた。
「桜のウェディングドレス、何色がいいと思います?」
「ピンク」×2
「わかったわ」
じっくりと、確実に、闇が動く。
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