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トランプが大統領選で勝ったことで、「アメリカ、狂っているんじゃない?」と、殆どの日本人は思っているだろう。確かに。私もそう思う。アメリカ人でさえ、「恥ずかしい。」と言っているくらいだ。
でも、日本の長時間労働も、アメリカら見たら「クレージー」ということ、気づいているだろうか。自分たちも、わかっているけど、変えられない、という現状もある。でも、外から見たら、やっぱり「何で?」と見えるのだ。
ある公園で子供を連れてきた父親に話を聞いて、思わず笑ってしまった。ちなみに、このお父さん、インターナショナルな機関で働いていたこともあり、日本のことを話したら、「ああ安倍政権ね」と、よく日本のことも知っていた。
「日本の労働時間 これは、Crazyだよ。14時間が珍しくないって聞いたよ。仕事している時間(working)ではなて、実際には、職場にいる、あるいは職場関係者と一緒にいる時間(At Work)だけどね。仕事のあとも、上司と一緒にいたり、食べに行ったり。それは、余計だよ。それは辞めなきゃ。Facetime つまり、上司や仲間と顔を合わす時間、自分が仕事をしているのを見られる時間が重要みたいだけど、これは無駄だよ。絶対辞めた方がいい。そのために、家に帰れずに、カプセルホテルに泊まったりしているとも聞いたよ。 もし同じことをアメリカでやったら、離婚されちゃうよ。Royalty to Boss than Royalty to wife つまり、奥さんよりも、上司を大切にし、奥さんより上司に忠誠心を誓っているわけだから。 『そう、それなら、どうぞ。ご勝手に。私は別の人生を生きるわ!』ってね。
そうした日本の価値観日本の家族には合っているのかもしれないけど、アメリカでは通用しないんだ。」
つまり、彼の目から見れば、離婚されて当然!と思える男性の働き方が、日本では延々続いているわけで、クレージーと見えるのだ。
「日本は、女性をもっと働かせようとしている。つまりすでに変化が起き始めている。でも、一つだけを変えるのは難しいよ。女性が働くなら、長時間労働を変えなきゃいけないし、上司との仕事後のつきあいも変えなきゃいけない。男性は職場で使う女性への言葉や態度を変えないと。家では、夫の妻への態度も変えなきゃいけない。全部かわらないといけない。たった一つ、女性の社会進出ということで、すべてを変える必要があるわけだ。ドミノ倒しみたいに、ひとつひとつを変えていかないと。それが難しいから、息詰まっていると思うよ。」
このお父さん。今は、独立して自分の会社を持っているそうだ。奥さんは、国際機関で働いていたキャリアウーマン。子供が一人のときは、仕事をつづけたけど、双子が生まれて、子供が3人になったら、家庭のことも大変なので、仕事をやめて専業主婦になったという。
では、家では、奥さんが家事・育児をしているのかと思ったら、意外な答えだった。
「いや、ナニー(お手伝いさん)が、料理や洗濯、いわゆる家事を全部やっているよ。」
???専業主婦で家事をしない、ということは、日中は何をしているのだろう?
「買い物したり、子供の面倒見たり、医者に連れて行ったりとか。」
もしかして、結構なセレブの生活なのかもしれない。経済的に豊かだとしても、どうして、ご主人は、奥さんに、家事を強制しないのだろうか?
「妻がやりたくないって、言ったからさ。子供3人いて、しかも、双子がいると、同時にやることがたくさんあって、こなすのが大変だって。子供と一緒にいる時間の質(Quality)を落としたくないと思っているらしいんだ。それは、僕も同感なので、払えるならと、お手伝いさんを雇うことにしたんだよ。まあ、贅沢かもしれないけど、今は、60や65才でリタイヤする時代ではないし、僕はきっともっと長く働くだろうから、今は節約するより、うまくお金を使って、家族の時間の質を高めることを大事にしているんだ。」
本当に、いろんな家庭があるものだ。
でも、「家族の時間の質」という言葉を聞いて、少し納得する部分もある。ちょうど昨日見たTED TALK(2015) で、75年に渡るハーバードの調査から、「人間が最も幸福を感じ、健康でいられるのは、家族や友達、コミュニティーとの人間関係がうまくいっている時だ」と話していたからである。
「家族の質の高い時間」は、多少のコストをかけてでも、築き上げるべきなのかもしれない。 灯台下暗し。「アメリカはCrazy!」と言ってる場合ではなさそうだ。
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