なるほど!アメリカ

在米ライターの生活目線の情報発信!

全体表示

[ リスト ]

今朝のワシントンポスト。
イメージ 1イメージ 2
一面の左下にブッシュ元大統領夫人、バーバラ・ブッシュ元ファーストレディーの写真が掲載された。
92歳、更なる治療を拒み、緩和ケアを希望という内容。
中の記事の写真は、右下(すみません、角度を変えられず)。

慢性閉塞性肺疾患や、うっ血性心不全を患ったブッシュ夫人は、しばらく入退院を繰り返していたが、急に悪くなり、追加の治療をするより、痛みを取り除く緩和ケアをすることを決断したという。

記事には、闘病生活を続ける中でも、自らのことより他の人のことを気にかけていたことや、夫人のこれまでの功績に対する称賛と祈りの声が紹介されている。

夫と息子がアメリカ大統領となったバーバラ夫人。最期は自宅で家族との時間を大切にしたかったようだ。アメリカらしい記事だと思った。
最期をどう迎えるか。
私はアメリカで多くの人に話を聞いて、取材してきた。

この4月から、昔働いていたフジテレビのオンライン記事で、その一部などを少しづつ書いていくことになった。

幅広い日本のニュースに絡んで、アメリカに住んでわかる見方や情報を伝えていきたいと思う。

FNNプライムオンラインはこちら。
https://www.fnn.jp/posts/00296140HDK

(以下、最初の記事の内容をここにコピペします。西部邁さんの自殺、及び自殺ほう助事件に絡んで。)

TV出演していた評論家が自殺。
しかも、その番組に一緒に出演していた知人と番組を制作していたスタッフが、その自殺を手伝っていた疑いで逮捕された。

このニュースに驚いた人は多いだろう。
自殺した評論家の西部邁さんは、以前から周囲に自殺をほのめかしていたという。
著書などによると、「自然死と呼ばれているもののほとんどは、実は偽装なのであって、彼らの最後は病院に運ばれて治療や手術を受けつつ死んでいくということなのである。換言すると自然死と呼ばれているものの最終段階は『病院死』にほかならないということだ」「結論から言うと、病院死を選びたくないと強く感じかつ考えている」と主張している。

逮捕された容疑者の一人は「20年以上お世話になった西部先生のために、やらなくてはいけないと思った」と語り、また別の容疑者は「先生の死生観を尊重して力になりたいと思った」と話しているという。

最期をどう迎えるか、どういう死生観を持つかは個人の自由だ。それでも、自殺、しかも手助けしてもらっての自殺しか方法はなかったのか、との疑問が残る。

私が気になったのは「病院死を選びたくない」という言葉だ。確かに「病院死」は、多くの人にとって理想ではない。「最後は安らかに自宅で迎えたい」と思う人が多いからだ。

アメリカでは、その想いを叶える人が少しずつ増えている。

6か月以内の余命と判断された場合、治療を止めて自宅での緩和ケア(ホスピス)を望むという選択肢もあるからだ。
しかも、ホスピスのスタッフのチームには、看護師、ソーシャルワーカーの他、自らの死生観について深く語り合う臨床宗教士(チャプレン)も含まれ、患者のみならず家族も精神的なサポートが受けられる。

ただ、突然の事故などで意識不明となった場合、あるいは自らの意思を示す方法を失った場合、最期をどう迎えたいかは、本人が事前に周りに伝えていない限り、家族が憶測をして判断することになる。その精神的な負担は計り知れないくらい重い。

そこで、元気なうちに自らの望む終末期について書き留めておくのが通称「リビングウィル」と呼ばれる事前指示書である。一言でいうと、自らの意思を伝えられなくなったとき、延命措置を望むかどうかであるが、もっと詳しく書くこともできる。

 それでも、「リビングウィル」のことが広く知れ渡っているアメリカでさえ「まあ高齢になったら考えよう」「まだ死を考えるのはちょっと早い」と思ってしまう人が意外と多い。

そこで、きっかけの日を作ろうと、ある若者が中心になってNational Healthcare Decisions Dayという自らの終末期について考える日を決めた。
4月16日だ。今年は22日までの一週間がそのキャンペーン期間となっている。
「延命処置を希望するかどうか、考えよう」という日で、関連するイベントや講演会などが各地で開催される。

自らの終末期については、自らが判断する。それは、亡くなった西部さんの「生の最期を他人に命令されたりいじり回されたくない」という想いにも通じている気がする。

あなたはどう最後を迎えたいですか?

西部さんの死は、そんなことを考えるひとつのきっかけを与えてくれているのかもしれない。
National Healthcare Decisions Dayを推進する団体のウェブサイトのリンクはこちら。

そこにはこんな言葉が書かれている。

"It always seems too early, until it's too late."

「いつも早すぎるように思える。遅すぎたと気付くまでは」


閉じる コメント(2)

顔アイコン

私の父は肺がんで放射線治療の間に肺から出血し、苦しいからと眠らされ喉に管をつけられたままで亡くなりました。ガンを取り除いた後に取りきれなかったからという事で始めた治療でしたが、それをしなければ、私たちは最後のお別れが言えたのではないかと思います。本人も死ぬつもりではなかったと思います。私も『病院死』は嫌です。治療することによって寿命が縮み管をつけられたまま、寝たきりで最後を迎えるほど悲しいことはないと思っています。『リビングウィル』書いて置かなきゃですね。

2018/4/18(水) 午前 4:21 iris

顔アイコン

> irisさん
コメントありがとうございます。お父様、大変でしたね。日本の医者も、Aすれば、こなる、Bすれば、こうなる、どちらを望まれますか?という選択肢を患者や家族に示すべきですよね。
リビングウィル、元気なうちに書いておくのが一番です。私は子供が1歳になる前に書きました。日本も、高齢者というより、もっと手前の大人の責任を考えた時点で書くべきだと思います。

2018/4/20(金) 午前 6:14 [ Mine ]


よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

数量限定!イオンおまとめ企画
「無料お試しクーポン」か
「値引きクーポン」が必ず当たる!
ふるさと納税サイト『さとふる』
お米、お肉などの好きなお礼品を選べる
毎日人気ランキング更新中!
ふるさと納税サイト『さとふる』
実質2000円で特産品がお手元に
11/30までキャンペーン実施中!

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事