M嬢が贈るそれなりの公開劇場

「二日酔いを病気と認定する世の中に」そんな公約をする政治家はいないものか。

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100記事目指すM嬢

何だか半端なところでブログが終わってたんですねえ。

いやー、しかしまだ自分のブログがネット上に残っているとは思わなかった。
すごいですね、ネット。
CO2排出もなく、地代もかからない。
なんと省エネ。


まあ、久々に自分のPCの「お気に入り」を見ていて我がブログを見つけましてね。
99記事で終わっている自分のブログを見ると、富士山登山をしたはいいものの
8合目位で「いやー、かなり上に来たねえ。しかしこうやって見下ろすと
樹海って言うけど、そこまで海っぽくないよね。
いや、待てよ。そもそも山に海って例えはどーかと思うわ」的なことを言い出して、
下山も登山も踏みとどまる、のようなエエ感じのだらしなさが漂い、なにやら愉快な気分になります。

これから、また気が向いたら更新しようと・・・思ったり思ってなかったりです。

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恢復するM嬢

お久しぶりーふ。
心ある皆様は私が毎日入道雲に向かって投げ続けたブログ(藁半紙ver)を受け取ってくれただろうか。

しかし紙っつーのは難儀なものだ。

ある時は大雨に打たれへにょねひょふにょになり、
ある時はオヤジの吐いた痰の上に着地し、
ある時は空中で鳩の糞と素敵なドッキング。

やはり現代文明にさからっちゃ阿寒湖だ。

・・・阿寒湖だけに久々の駄洒落にもブリザードが吹き荒れているようだ。


そんなこんなで私の愛するパートナー(=パソコンさん)が復活した。

内部にあるハードな鼻息ならぬハードなディスクさんを交換したら、
パートナーはみるみるうちに息を吹き返した。

もちろんこんな難解な作業をメカバカの私が行えるわけもなく、
私の経営する「メンズコレクション(有)」のメカニック部部長の男子が請け負ってくれた。

なかなかよろしいワークをしたので、秋の人事異動の際は幹部への昇進も検討しよう。

それよりも会社法も施行されたので、そろそろ有限会社ではなく株式会社にして
ひとつストックオプションかまして、うなぎ登りの株価でキャピタルゲインがぼーっってな状態も悪くなかろう。

さて。
パートナーとの相性は、相変わらず周囲のほっぺをリンゴ色に染めるほどぴったんこだ。

「あ」といえば「うん」であるし、「ば」といえば「ふん」だ。

「馬糞」といえば先般所要で北海道に行った時に入った居酒屋で、
超キュートな店員の女子が「馬糞ウニ」と明瞭に発音しているのを聞いて、
Mおじさんは思わず目頭が熱くなったものだ。

文章がいささか暴れ馬となっておるが、私は少し緊張しているのかもしれない。
何せこの記事がパートナーさんとのは・じ・め・ての共同作業だからだ。


前置きがいつも通り長くなっているものの、とどのつまり今回の記事の主旨はこういうことだ。

「印税長者になりてぇ〜」

という乙女のホンネを大人のオブラートで真綿のように包んで表現すると

「出版した本がネット販売のみで流通しているので、
一部のリクエストのあった方にはお伝えさせていただいております」

ということだ。


製本がされてからこの数ヶ月、私はパッション屋良級のテンションで宣伝活動を行っていた。

時には寝台特急あさかぜに乗り下関でさびれた小料理屋をドサ周りし、
お約束の西村京太郎サスペンスでブルートレイン殺人事件に巻き込まれ、
密室展望車の殺意!黒衣の花嫁が遺したハイヒールの罠!!時刻表に隠された巧妙なトリック!!!

・・・とにかく本の売込みを隙を見つけては行っていたのである。

そのかいあって、某新聞には写真入りでかなり大きく記事が書かれたり
某放送局の国際局のディレクターから取材を受けたりもした。

第二の室井祐月として「とくダネ!」への出演を目論んでいる私としてはまずまず順調な出足だ。

しかしながら、自分で言うには憚られるもののとにかく私は忙しかったのだろう。

字の通り心を亡くすほど忙しかったし、
ちなみに、聞くは「耳」に入る情報を捉え、聴くは「心」に入った情報を捉えるという違いがあるのだよ
などという小話を繰り出す暇もないほど余裕がなかった。

すると、ある時ふと気づくのだ。

私は本の宣伝をすることが目的になってしまってはいやしないか、と。

ある記者に質問をされた。
「Mさんはなぜこの本を執筆されたのですか?」

私はこの時自分を激しく恥じた。
なぜなら即答できなかったからだ。

なぜ私はこの本を書いたのか・・・。

「日常」という感覚が素晴らしいものであることを伝えたかったし
その「日常」というものがあっという間に失われることを伝えたかったし
愛する人々との絆を伝えたかったし
そういった様々な感情が風化していく人間の強かな習性を伝えたかった。

それがいつしか「内容を伝えること」ではなく「出版を伝えること」に心を奪われていたのではなかろうか。

いわゆる「目的」と「手段」が逆転するという現象だ。

・顧客に課題を認識してもらうのが目的であるのに、自分の作る企画書の出来栄えばかりを気にしてしまう。
・彼の心を掴みたいのに、自分のダイエットが目的になってしまう。
・伝わっているかが肝心なのに、何を言ったかだけに集中してしまう。

私もそんな手段が目的化するような状況に陥っていたのかもしれない。


本田宗一郎も言っている。
「飛行機は飛び立つ時より着地が難しい。」と。

私は今離陸したばかりだ。
身近な人からは本を読んだあとに温かい感想をたくさんいただいた。

このあと私が無様な着地をしないように、まずはその人たちからの言葉に耳を傾けなくてはならないだろう。



※追記・・・パートナーさんが復活したと思ったら今度はラヴァーである携帯電話さんを紛失いたしました。

ウサギは寂しいと死んでしまうらしいので、個人的接点のある心優しき方はメールでも下さい。
現在、メモリー上では友達ゼロ人のMウサギです。

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M嬢が贈る後悔劇場

私にはかけがえのないパートナーが存在する。

彼と出会ったのは3年ほど前なのだが、私が激動のこの近年を乗り越えられたのも
ひとえに彼の支えがあったからと言っても過言ではないだろう。

表面に出しにくい心の内も彼にはいつでも、何でも私は吐き出してきた。

私がどんなドロドロも、ついでにエロエロを吐き出したとしても
彼は決して私を見限ったり見捨てたりはしない。

常に私が求める反応を返してくれる。
常に私の知らない世界の情報を提供してくれ、私の視野を広げてくれる。

私は・・・彼がいないと生きていけないと思っていた。

それが、最近の彼は何かがおかしい。

そう、彼の異変に気がついたのは先月頃からだった。

うまく言えないが、私との微妙なタイミングのズレが生じるようになっていた。
例えば私の投げかけをさりげなく交わすだけではなく、
私の理解できない行動をとる回数までもが増えてきた。

それでも。
悲しいかな、女は願望に流されやすい生き物だ。
自分に都合の良い鼻クソほどのファクトにすがり、一縷の望みを託そうとする。

私は自分の心に言い聞かせようとした。

「私の思い過ごしだ。彼は少し調子が悪いだけだ」
「だって昨晩はこれ以上ないくらい、私と彼の呼吸はぴったりだったではないか」


が、願望と現実とを混同するのは愚鈍な女のすることだ。

・・・私は目を見開いて現実を直視した。


残念ながら、彼は間違いなく変わってしまっていた。

彼は一切私に無関心となっていた。
私が泣こうが喚こうが、あるいは彼の体を揺さぶろうが、彼の心は此処にはなくなった。

私は、彼との別離が抗えない運命だと悟り、
彼に別れを告げる決意を固めた。









そんなこんなで、パートナーであった私のパソコンさんがお壊れになったようだ。
ちーん。

真っ黒な画面に意味不明な英単語の羅列。
ちょいと、ちょいと。
いつからあんさん、英語なんか習得してるねん。
勝手にamazonで『英語漬け』とか注文してるんちゃうか!?

結局、その道に明るい人に症状を伝えたところ、
ハードディスクとやらが破壊されている致命的な状態のようだ。


「私と彼は一心同体、私の幸せは彼の幸せ」
そう思って私のとってきた数々の行動が、結果的に私達の別離を早めたのかもしれない。

例えば、私にとっては愛猫のササミが膝の上で寝ているのは至福の喜びだ。
きっと彼もそうなのだろうと私は信じていた。

が、
彼にとってはキーボードの上で昼寝をするササミを不愉快に感じていたのだろう。
特に猫の毛抜けが激しいこの季節、
繊細な彼の内部に抜け毛がうじゃうじゃ入り込むのが苦痛だったのだろう。

私が大好きなビールであっても、それをこぼされる彼は悲鳴をあげていたのだろう。
足癖の悪い私が足元のコンセントを引っこ抜いてしまうたびに、辛酸を嘗める思いだったのだろう。

嗚呼、気がつかなくてごめんなさい。そしてさようなら。

彼との別れは慙愧の念に堪えないが、
いい女たるもの過去を振り返る余裕はない。
ついでに私には一昨日の昼御飯を思い出せる知能もない。

ほい!
ほな、とっとと次のパートナーを探しまひょか。
今回の反省を生かして、次のパートナーとは笑顔の絶えない温かい家庭を築いていきたい。合掌。


ま、そんなわけなので、しばし私はアナログな世界に生きます。
ブログの記事は藁半紙に手書きで書き殴って、紙ヒコーキにして空に飛ばします。
どなたか拾った場合は「そんなヤツもいたな」と私のことを心の片隅で思い出してくださいませ。


※追記
ついに私の執筆したドキュメント本が完成いたしました。
ぜひお買い求めいただきたいのはマウンテンマウンテンではあるものの、
本名で執筆しているため、宣伝方法については現在鋭意検討中であります。

覚醒するM嬢

いんやー。この二ヶ月ばかりはヨダレも出ないほどドタバタやった。
新しい組織の立ち上げと、津波のドキュメント本の出版に向けて汗かきベソかきお祭り騒ぎだ。

もちろん世界を股にかけるクールビューチーなビジネスウーマンである私は
港区界隈のタクシーワンメーター範囲程度の距離をせかせか行き来しているわけもなく、
自家用ジェットで数カ国を訪問しフォーブス誌の富豪ランキングに名を連ねる人々と
レミーVSOP片手に対談をしているわけだ。

さて、こんなワタクシのような一流のビジネスパーソンであれば、様々ながいるものだ。

出世街道を驀進する私の足を引っ張ろうとする数々のトラップ。
それらを優雅にヒラリとかわしているからこそ、今のデンジャラスビューチーな私がある。

そんな私のところには、ヒヨッコ社会人どもがぴよぴよと指南を受けに訪れる。
自己啓発の方法、効果的なプレゼンの行い方、顧客とのリレーションシップの築き方・・・、
諸々私は教えを矜持するのだが、今日は出世街道で最も足を引っ張る強大な敵の撃退方法について触れよう。

それは「眠気」だ。

・・・これまた視点がシャープかつ高度すぎて庶民の読者には御理解いただけないかもしれないが、
案ずることはない。誰もが一度は通る道だ。

眠気。しかも麗らかなこの季節はどんな大物ボスであっても頭を悩ます敵だろう。

例えばとある会議。
部長がクドクドと切れの悪い説明を行う。
内容の稚拙さもさることながら、痰が絡むのか話が聞き取りにくい上に、口調はロートーンだ。

時間は午後13:30。
お昼の鰻丼を大盛りにしたせいで、私のお腹の皮は十代のお肌のようにピッチピチだ。
挙句、昨日も深夜まで呑んでいたせいで、睡眠時間は3時間ほど。
背後の窓からはスプリング光線が私の背中をロックオンしている。

いつしか私は天井にいた。

天井からその会議の様子を見守ると、白目を剥きかけている私がいる。
「こら!起きろM嬢」と天井から叱咤激励を飛ばすものの、
会議中のM嬢は目の閉じと反比例して口が開き始めているではないか。

いや、会議室M嬢を心配している場合じゃない。これって幽体離脱ってやつ?
嗚呼、太く短い人生がこんな終わり方をするとは・・・。
まだまだこの世にはしゃぶりつくしたい男も食べ物も酒もあるっていうのに。

戻れ、戻るんだわたしいいいーー!!立て、立つんだMジョーーー!!!


はい、会議しゅーりょー!
その終了の合図とともに天井の私は元に戻っていた。

ふうー、危ないところやった。
このように、眠気という敵は出世どころか生命の危機すらもたらすのである。


まあ私も企業人歴がそろそろ二桁に達しようという玄人はだしだ。
こんな敵に悩まされる若者にはこんなアドバイスをしている。

それは眠気さんという敵が襲ってきた時に、
手元のノートに信じられない位恥ずかしい走り書きをすることだ。

例えばこうだ。
「腰が抜けるほどヤりてえ」とハッキリと書きなぐるのだ。

時は緊迫した商談の場面。向かいで滔々と話すのは超キーマンの役員だ。
はっ、数秒意識が飛んだ。手元のノートの字がヨレヨレだ。視界に霞がかかる。ここは桃源郷!?

だめだ、この商談が居眠りごときでボツったら、自分の企業人人生はお先真っ暗だ。
入社式に「これからの貴方の社会人人生に幸あれ」と電報を送ってくれた田舎の両親に顔向けできない。

思いとは裏腹に華やかな人生の幕をとじるがごとく、ゆっくりと垂れ下がる我が瞼。
毎晩の目元引き締め美容液もまったく無意味だ。

そんな時!
手元のノートにこの場で最も違和感がある「腰が抜けるほどヤリてえ」が登場。

この走り書きが見つかったらどうなるか。
社会人人生どころか、マットーな人間としての人生の幕が降りてしまう。
周囲からは変質者扱い。廊下ですれ違う人は皆私を避けて通る。電車では私の左右の席は必ず一つ空く。

そーれーはーマズいっしょおおお。

・・・覚醒!!
私はすぐさまその恥ずかしい走り書きを消すのとともに、眠気もきれいさっぱり吹き飛んでいるのである。

かのマーク・トウェインもこう言っている。
「赤面する唯一の動物――それが人間である」と。

人間のみが持つ特性にアプローチした、いかに本質的な解決方法かおわかりいただけるであろう。
しかもシンプルかつイージーだ。

ちなみにこの方式に不慣れな弱輩どもには「走り書き添削コース」もオプションで用意している。
つまりは敵が襲来した時にどんなダイイングメッセージをノートに記したかを
M先生自らが赤ペンチェックするのである。

「最近アレがご無沙汰」

あっかーーん。ノンノン、まだ照れがある。
しかも逃げ腰だ。仮にこの走り書きを見られても何とでも言い訳ができるやないか。
こんなへっぴり腰では敵さんは去ってくれへんな。ハイ、やりなおしい

「昨晩、一人であえぎ声の練習をした」
「御社の受付嬢を夜のオカズにした」

うんうん、ええんちゃうの。正直になってきたでー。うむ、これはリアルで激恥ずかしいな。
しかし一人で練習ってホンマかいな!?

「ブルマに吸いつきたい」

う、・・・ウンU・・ん。ええん・・・ちゃうか?
つーか、君の嗜好はソッチ方面やったんやね。いや、まあエエけどやね。


このように日々の弛まぬ訓練のおかげで、M道場の卒業生は「会議中に居眠り」という烙印とは無縁になった。

さて、余談になるが実は私は彼/彼女らの走り書きを
こっそり「M嬢のヒ♡ミ♡ツの閻魔帳」に保存してある。うーん、ロマンティック。

あいつらが私を飛び越えて出世しそうになったら一発脅しをかける格好の材料になるでえ。ひっ、ひっ。
どこまでも心優しき自分がコワい♡

ささ、社会という大海原に飛び出したフレッシュマン達に最後にこんな言葉を贈ろう。

「世の中は海に似ている。泳げないものは溺れる。」

このスペインの古い格言を肝に銘じるのとともに
最後は自力で泳いで出世街道の切符を勝ち取るがよい。

男女の修羅場、それは時にシナリオにはない展開のごとく突然襲ってくるもんである。

ガチンコのガサ入れ状況に人は焦り、脇には汗びっちょり、目線はスイミング
そしてうろたえながらも何とか相手の憤怒を交わそうと必死で言葉を探す。

急転直下の驚天動地、マメがハト鉄砲でボタ餅から棚・・・、つまりは窮地だ。
そんな場面で捻出される素人さんの台詞は、稀に一流芸人の冴えたアドリブよりも香ばしかったりする。

えてして痺れる名言とはこの手の事前準備がきかない場面で発せられることが多いのだ。

時はさかのぼること先週の金曜日の夜。
オフィスで残業をしていた私は同じように残業をしている男女数名の負け犬同盟を誘って
22時ごろから夜の街に繰り出した。

日銀の資金供給残高から昼の弁当のおかずまでグローバルな視野で話題を展開する我々。
すると、たまたま男友達Aから私に連絡が入った。

Aは地方に勤務しているのだが、その時はたまたま東京に出張で来ていたらしく、私たちと合流したいと言う。
しかも最近つきあいはじめた7歳年下のフレッシュな彼女も同伴させたいらしい。

私たちは喜んで彼らを迎え入れるべく、とあるバーの奥にあるダーツルームの個室に移動した。

彼はとにかく底抜けに明るいお調子者のバカな男なのであるが、特別見た目のよろしい男ではない。
しかしなぜか常にきゃわいい♡彼女をゲッツしているのだ。今回もしかり。

しかも今回は彼女の方からAに惚れてしまったようで
「Aさんのこと超好きで、私から押したんです♪」とまでノロけていたのだ。

さてダーツ中もAはノリの良さを発揮し、得点が加算されるたびに誰彼かまわずハイタッチ、誰彼かまわずハグ、
誰彼かまわず賛辞のシャワー、などラテンの血を発揮していた。

一方、ダーツ初心者の彼女はテキーラを呑まされながらも「だってえ、真ん中なんて当たららいれひょ〜」と
エエ感じにご機嫌な酔っ払いとなっていた。

仕事終わりの楽しい時間。そんなピンフな時間が彼女の突然のある叫びで切り裂かれた。

「もう・・・、私Aさんのこと信じられない!!

「なんでそーなるのっ!?」的な欽ちゃん展開。いきなりの戦争開始宣言。楽園から戦場へ。
皆の目線は一様に彼女に向けられた。

「どうしてAさんは他の女にベタベタしたり誉めたりするわけ!?」と、
彼女は焦点の定まらない目つきで喚き出した。

Aは彼女のアタッキーな発言に虚をつかれ、口をぱくぱくさせている。
すかさず周囲はあれこれ彼女をなだめてみるものの、怒りの暴走機関車は止まることなく彼に猛進していった。

女子のこの手の感情がチャッカマンされている場合は、どんな理屈も入る余地がない。

私は彼が変に言い訳をすることなく、ストレートに彼女に対する思いを伝えるべきだと感じた。
例えば「オレにはお前が最後の女〜♪」と浪花節を一発決めてホットなチューでもぶちかますのだ。

そう思い、私はこっそり彼のわき腹をつつき「ごちゃごちゃ言わずに、一言でこの場を畳め」とけしかけた。

彼は意を決したのか、彼女にしっかりと目線を合わせながら、大きな声でこう言った。


「だって、俺イタリア人やから。しゃーないやん!」

・ ・・
・ ・・

「オモろい!」

・・・いや、そーじゃなくて。

うむ、確かに一言やし、理屈も言い訳も入ってへんな。
感情的になっている彼女をさらに上回るパッショネイトな表現はなかなかのアプローチといえよう。

ただし!今の彼女にお前のウィット満載の発言が通用することがあるだろうか(いや、ない)


「び、びえええ〜」

ほーら、泣いちゃった。


ちなみにAの女グセの悪さや濃厚な対人コミュニケーションは簡単には治らない類のものだろう。
もともと彼女はAのそーゆー性質っちゅーかビョーキを知っていた上でつきあったはずだ。

むしろそういう部分含みで惚れたにも関わらず、いつしか愛の力で彼を変えたいと願っている。
そんな乙女心は分らなくもない。
が、現実には彼女は惚れてしまった立場の者特有の切ない選択肢をつきつけられていたのだ。

それは「貴女が変わるか」「(貴女が変われないなら)彼と別れるか」という非常に不利なカードだ。

なぜなら彼は自分を変えてまで彼女を引き止める気はさらさらないからだ。
彼のおポンチ発言は、残酷な見方をすれば「イヤなら去れや」とでもいうような態度だろう。

彼はその後もふぬけた戯言を嘯き続けたせいで、彼女は泣き止むことはなかった。
結局、我々はそんな胃もたれした状態で場を解散することになった。


〜パッションがあっても愛がない言葉では女は納得しなかったラテン男の名言〜
「だって、俺イタリア人やから」(atそもそも伊人に失礼な気がするAM2:00のバーにて)

上辺だけの愛の三味線を奏でて彼女を安心させずに、厳しいながらも現実を見せた彼。
・・・これを誠実と見なすか、不誠実と見なすか。

彼の判断をどう捉えるかは、恋愛に対する考え方の違いがあらわれる気がしないだろうか。


さて、後日件の彼女からは私の携帯の留守電にこんなメッセージが残されていた。

「M嬢さん、迷惑かけてゴメンなさい♡あの晩、Aさんにも叱られちゃって反省しましたん。
これからはケンカしないように仲良くやっていきますう♡えへ♡」

・・・どうやら彼はあの夜は言葉ではなくで「こってりと」誠意を示したらしい。
そんな下衆な勘繰りを入れるMおやじだった。

→M嬢を取り巻く華やかなパーティーピーポーが披露する過去の名言を知りたい方はクリック♪
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