M嬢が贈るそれなりの公開劇場

「二日酔いを病気と認定する世の中に」そんな公約をする政治家はいないものか。

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前回は「ターゲティングプロモーション」から「女心と秋の空」へと華麗に論を展開した。(気がする)
http://blogs.yahoo.co.jp/sasami921/28389559.html

今回は「一対一」ではなく「複数のターゲット」にあっぴーるするケースについて述べたい。
一対多となると、一気にターゲット像がぼやけて「相手に合わせる」ことの難易度は189%増す【当社比】。

いきなり余談から入って恐縮だが、私の良くない癖の一つとして「相槌が多すぎる」という点がある。
会議の場などで誰かが話をしている時に、無意識に頭が「うん、うん」と頷いてしまうのだ。

話し手は自ずと反応の多い人を見て話すようになり、どんどん視線は私にロック・オンされてしまう。
そんな時私は内心思うのだ。
「や、やっべえ〜」と。

なぜなら、表面上は熱心に聞いているように見える私の心の中は
「今日の飲み会でどんなネタやったろかな」や「明日のG1、どの馬から流そかな」だったりするからだ。

「な、なんという無礼者!其処になおれ」と世が世なら戦国武将に首のひとつでもチョキンされそうだが、
こればかりは無意識にやっちゃってる分、乙女の寝癖のように治しにくくて始末が悪い。


さて、かくいう私も仕事柄大勢の顧客などの前でスピーチをしなくてはならない場面は多い。

もちろん事前に出席者リストをざーっと眺めて「従業員○○名の××部門の役職は△△くらい」
とおぼろげな参加者像のイメージを掴み、相手に合わせた表現方法をするようには工夫はする。

しかしいかんせん数十名の参加者はひとりひとりが別人物だ。
全ての人に情報を正しく伝え、こうなって欲しいと望む心理状態に猫まっしぐらさせることは難しい。

そんな状況で、私が気をつけている点のいくつかをご紹介したい。

壇上に立ち、初めの数分間は私自身の緊張をほぐすためにも、
まずは目に見えて相槌を打つ人にターゲットを絞ることにしている。前述の例で言うとまさに私のような人物だ。

一対多のスピーチで分かりやすく緊張感を煽られることは聞き手の反応がないことだろう。
まずはこの手の聞いていようがいまいが話し手をリラックスさせる人物を見つけることが重要だ。

そして自分自身が会場全体を見渡せるほど落ち着いてきた頃に、おもむろにターゲットを変更する。

具体的には「聞いていると思われるが、反応がおとなしい人」を見つけるのだ。

例えば要所要所でレジュメに書き込みをしている人物、ところどころで首を捻る人物、
などSっ気の強い私は「こいつ、攻略したるでえー」という難易度の高い人物にターゲット絞る。

で、渋くてぬるい茶を差し出された頑固爺のごとく眉をひそめて私の話を聞いていたおっさんが
稀に「ふむ」というまろやかな反応を見せた箇所などを記憶に留めるようにしておくのだ。

さらにスピーチが終了したあとにはその「ふむ」ポイントを振り返り、
「なるほどね〜、オッサンにはこういう表現が響いちゃったりするんだ」などと、
次回のスピーチへの材料とすることにしている。

気のせいかもしれないが、セミナー終了後に講師に質問に来るタイプは、
えてして「満遍なく相槌さん」よりも「時折頷きさん」の方が多い気がする。

また、このスピーチのターゲット人物は会場のテーブルがいくつかに分かれていたら、テーブルごとに設定する。
そうすると、話す時に会場全体に目線を配れるようになる。

このように相手の素性が分かり顔が見えている場での情報伝達でもここまで気を配る必要があるのだ。

そう考えると世界60億人が閲覧可能なインターネット上のブログという場は非常にターゲットが絞りにくい。

しかしブログをうまく運営しているタイプは、上記のような「インフォメーション」の場というよりも
「コミュニケーション」の場としてブログを機能させているケースが多いようだ。

例えば、私をこのブログという場に強制連行・・・いいえ拉致監禁・・・いいえ誘ったKENなる人物がいる。

彼のブログはこの「コミュニケーション型」の典型であり、好事例のひとつでもあるだろう。

サイトに訪れる人が共感しやすい話題提供、コメントを残しやすい表現のトーン、自分の露出のさせ方
など相手の顔が見えないながらもそれを読む相手からの反応を得やすい設計となっている。

私がよちよち歩きでブログを始めた頃、彼はよく私に居酒屋などでこう説教を垂れていた。

「Mちゃん(←私のの本名)のブログ、コメント残しにくいよ」と。

その場ではその失礼極まりない発言に、彼を居酒屋の生ゴミとしてスマートに分解処理をしたものの
私には彼の発言はよく理解できた。

私はもともとブログという場は「インフォメーション」の場と認識していた。
読み手の受け止め方までは考慮しても「反応」が得られる場とは思ってはいなかったからだ。

従って私は自分の吐き出したい情報を、気まぐれに、勝手気ままな表現でメディアに垂れ流すだけとなった。
「自慰ブログ」で御馴染みの某BEAT職人のブログに負けない位の一人上手っぷりだ。

そう。「伝達する能力」と「交流する能力」は違うのだ。

よく就職活動中の学生の面接でこんなケースが見受けられる。

「自己紹介をしてください」「志望動機を教えてください」
というこちら側からの投げかけに対しては素晴らしいプレゼンテーションを披露するのだが、
しばらく会話をしているとやり取りに変に気まずいギャップが生まれてくるのだ。

その手のタイプは、事前に質問に対する返答を準備しすぎて
こちらのした質問を自分の想定返答のどれかに無理やり当てはめているケースが多い気がする。

通常の人であれば、何かを聞かれたらその質問を咀嚼し、答えを組み立てる「自然な間」ができる。

その間ができないのは、相手の反応を無視して準備した情報を場に出すことに精一杯になっている証拠なのだ。
これはインフォメーションであり、コミュニケーションではない。

仕事場面では一方的な情報伝達の場よりも、圧倒的に人と情報をやり取りをする場の方が多い。
インフォメーション能力が発達している人は素晴らしいが、
私はあくまでコミュニケーション能力にアドオンする機能だと思っている。


さて、そんなKEN教官からのスパルタ指導を受けて私のブログが双方向のコミュニケーションの場になったか?

残念ながら、答えは「否」だろう。

「自分・・・、不器用じゃけん」と高倉健サマ気取りの私は
今でもブログ上で一対多の多のコミュニケーションを成立させるために十分心を配ることはできていないだろう。

「で♡も♡ね♡、私も乙女じゃけん

・・・あ゛、間違えた。

「私も乙女だもの♡」

そんな不特定多数の閲覧者の中から「コレぞ♡」というターゲットは定めてい♡る♡の♡よ♡
分かるわ♡よ♡ね♡画面の前のあ・な・たのコトよ♡♡

さ、「我こそはM嬢の真のターゲットだろう」と思われる方は名乗られるがよろしい。

♡マークが出せるようになったのが嬉しいという理由だけで
こんな前編・後編のマダるっこしい記事を書いてしまったお詫びに
標的(ターゲット)である貴方の額にきりきり照準を絞って0.0001秒でヘヴンに送って差し上げよう。

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