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「新・青い体験」クー・スターク、アンソニー・アンドリュースほか出演、ペドロ・マソ監督、スペイン、イギリス、1976
ラウラ・アントネッリ主演のイタリア映画に三本目が・・・と思ってみたら、全然違った。日本語タイトルをパクっただけで、内容はまったく関係なし。お話は、スペインから女の子(クー・スターク)がイギリスの全寮制女子校に入学してくる。ところが、お嬢様学校のはずが、生徒は部屋でプカプカたばこを吸っているのに、寮監の先生は軽く注意するだけ、夜の外出も見て見ぬふり、というとんでもないところ。
同室の生徒に誘われて外出してみると、そこはさらにとんでもないところで、同級生がヌード撮影されるわ、他の子は男とじゃれあっているわというありさま。クー・スタークは危うく男にレイプされそうになるが、DJの兄ちゃん(アンソニー・アンドリュース)に助けてもらう。それからあっという間に二人はくっついてしまい、男の部屋で初体験、まではよかったが、実は男の仲間が一部始終を小型カメラで撮影していたのだ。で、裸の場面は雑誌に載って、ばらまかれてしまう(普通、この時点で人生終わってる)。
DJ兄ちゃんは、ショックを受けて撮影していた仲間を難詰するが、適当にあしらわれ、クー・スタークに「俺のような男のことは忘れてくれ。それが償いだ」と言い出す(全然償いになってないと思うが・・・)。もちろん、クー・スタークはいきなりそんなことを言われてもわけがわからないので、男にすがるのだが、男の悪友に騙され、地下室に連れ込まれて哀れレイプされてまたまた撮影されてしまう。
DJ兄ちゃんは、クー・スタークを助けるために飛び込んでいくが、もうレイプされた後。せめて撮影されたフィルムだけは奪おうと乱闘に及んでいると、騒ぎを聞きつけて警察がやってくる。一同お縄になるのだが、この男達は少女を騙してポルノ写真を撮り、ヨーロッパじゅうに流す組織のメンバーで、なんと寮監の先生も一味とグルだったのだ。そしてクー・スタークは、恋人が悪者の一味だと知らされた後で、校長先生から、放校処分を告げられる。ラストは女の子達が学校から追い出されておわり。
いったいこの映画は何?まあエロい場面もあるにはあるが、ぜんぜんしゃれにならないストーリーとまったく救いのない結末は、子供は危ないことをしちゃいけませんというご教訓のつもりなのか?クー・スタークは、すごくブサイクなメガネをかけているが、メガネをとるとまあまあの顔。アンドリュー王子と浮き名を流したこともあるそうな。しかしこの映画はキャリアとしてぜんぜんプラスにならないような気がするが・・・。
「クララ白書」を読んだ直後にこれを見ると、全寮制女子校といってもあまりの違いに呆然。対象としている相手が違うのであたりまえといえばあたりまえだけど・・・。氷室冴子の読者が見たら腰が抜けそう。
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こんにちは。
映画や文学のブログを書いているふじまるです。
今回は「青い体験」について書きました。
よかったら覗いてください。
2012/5/20(日) 午前 11:31 [ ふじまる ]