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電線の美学

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それまでは何の意識もしていませんでしたが、学生時代だったと思いますけど、あるときに読んだ本に「街の美観を損ねている電柱や電線を何とかしろ」というような文章がありまして、どこぞの国では地下ケーブルでつないでいるから街には電柱なんて1本もないんだぞと、例によって日本人お得意の、外国に比べ日本という国はどうしてこうも、、、というノリの「日本ダメダメ論」をかましているものなんでした。

ぼくも単純ですから、「そうか、あれは美観を損ねているものなんだ」といきなり思うようになりました。

そう思って改めて街を見上げてみて、ふむふむ、確かにすごいことになっているぞ、と思ったものです。

時が流れてきょうこのごろのぼくはというと。。。

最近、外出時にはコンパクトデジカメを持ち歩くようになりました。そうしょっちゅう撮影しているわけでも何でもなくて、たまに気がついたときにカバンからカメラを取り出してカシャッとやる程度なんですが、何を隠そう、街の電線を撮るためなんですね。

確かにめちゃくちゃだし、思い切り街の美観を損ねてはいるんですけど、ぼくはそこに、たぶん誰も感じないような何かを感じてしまうわけなんです。

「醜悪の美学」とでも言うんでしょうか。

「何だよ、これー」とか「めっちゃくちゃだよなあ」と思うのと同時に、「うわー、すげーなー」みたいな。

だって、写真でも分かるように、場所と角度によっちゃあ見上げる空じゅうが電線なんですよ。で、こんなところがいくらでもあるわけです。ぼくには写真の技術がないからアレですけど、撮りようによっては芸術的な写真になるんでないか、そんな気さえする「電線の空」に、ぼくは現在ぞっこんです。

そして例えば、これの1本1本が黄色いヘルメットをかぶった電力会社系の人たちの手でつながれてったんだなあと思ってみてください。そこはかとなく哀愁を感じませんか。

感じませんよね。

うん、感じない感じない。それでけっこう毛だらけ。

どうせこれは、ぼくだけの世界なんだ。

閉じる コメント(1)

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いや思います。
私も美観を損ねる云々を聞いたとき、確かに空に張り巡らされた電線が急に発展途上な感じがしてダッセー。なんて思った一人です。
ですが市内中心部の空から電線が消えたとき、その考えも消えました。
なんというのか逆に寂しさ?虚しさ?のような感情が。。。

電線に小鳥やカラスが止まって街が生きていることを感じることは素晴らしいことなんじゃないのかな、と思うようになりました。

いつものことながらうまく言えない。

2008/11/14(金) 午後 4:14 ぶたままん♪


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