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どっかのタイミングで紹介したかった曲。 それがこのアンジェラ・アキの「手紙〜拝啓、十五の君へ〜」だ。 でもどうにもタイミングが合わなくて、今まで記事にしたことがなかった。 いろんな場所でのいろんな方とのいろんな事があって、まさに今こそが、 この曲を記事にすべきタイミングだと思いたって紹介しまつ。 (それに最近、アルバムも出されたみたいだしね。初回限定版がまだ購入可能な時期だしね・・・) 基本的に僕はメジャーがキライだ。どうにもウソくささを感じてしまうのだ。 しょっちゅうテレビに出ているミュージシャンはあんまし好きになれないことが多い。 ましてや誰もが知っている、さらには合唱コンクールで採用されるような曲なんて論外だ。 偽善のかほりがぷんぷんとただよってきて、僕は思わず吐き気すら催しそうになる。 やだやだ。おーやだ。虫酸が走る。 表舞台のしゃなりしゃなりと着飾ってスポットライトの中心に立っている 最初っからデフォルトで決まってる主役なんて僕はダイッキライなんだよぉ! アウトローで脇役な、芸能界とは無縁な連中のほうが僕はずっと共感と好感と持てるんだ。 これはもう初期設定で、生理的なもので、どうしようもない・・・と思っていた。 でもこの曲は例外中の例外で、最初にこの曲を聞いたとき、僕は鳥肌が立ち、不覚にも涙してしまった。 なんでだろ? ところでこの曲の題名ってちょっと不自然だ。 なぜって歌詞を内容を読んでみると・・・ 「15の僕には誰にも話せない悩みの種があるのです。 未来の自分に宛てて書く手紙なら、きっと素直に打ち明けられるだろう」 ・・・これは明らかに『15歳の自分』が『今の自分』に向けて書いた手紙だ。 なのに題名は「手紙〜拝啓、十五の君へ」・・・ これは明らかに『今の自分』から『15歳の自分』に向けて書かれた手紙ってゆう意味だ。 この謎は2番の歌詞へと進むとだんだん分かってくる。それはこんなふうに始める・・・ 「背景、ありがとう。15のあなたに伝えたいことがあるのです。」 ・・・そう。つまり・・・ 1番の歌詞では『15歳の自分』から『今の自分』への手紙が読まれ、 2番の歌詞では『今の自分』から『15歳の自分』に向けた返事になってるんだ。 だから曲調が激しくなって訴えかけられる次のメッセージも当然・・・ 人生の全てに意味があるから・・・恐れずにあなたの夢を育てて・・・ Keep on believing...Keep on believing...Keep on believing...・・・『今の自分』から『15歳の自分』に向けられたメッセージと考えてよいだろう。 そして曲調が静かになると・・・ 今度は『15歳の自分』から『今の自分』へと悲痛な叫びが訴えかけられ、 すぐに『今の自分』から『15歳の自分』へと祈るような励ましがなされ、 そうやって二つの自分の間でのやりとりがなされて最後に・・・ 「拝啓、この手紙、読んでいるあなたが幸せなことを願います・・・」 ・・・と締めくくられている。 あれれ、最後のメッセージは誰から誰へのメッセージなの? ここで最初の疑問に戻ってみる。曲の題名が不自然じゃない?・・・って疑問だ。 題名は「手紙〜十五の君へ〜」であって「手紙〜十五の僕から〜」ではない。 「手紙〜今の自分から〜」でもないし、ましてや「手紙〜今の自分へ〜」でもない。 つまり、この曲はあくまで『今の自分』から『15歳の自分』へ宛てた手紙ってコトだ。 でも歌詞の中には確かに『15歳の自分』から『今の自分』への手紙の内容も書いてあるよ。 ど〜ゆ〜こと?? ひょっとして実は、『15歳の自分』というのは本当は、文字通りの『15歳の自分』ではなくて、 今の自分の『心の中に』ひっそりと今もひそんでいる『15歳の頃の自分』ってコトなんでないかな? すると歌詞全体の意味が変わってくる・・・というか分かりやすくなってくる。つまり・・・ この歌は『今の自分』と、今の自分の心の中に今も住んでいる『15歳の頃の自分』 とのやりとりの歌であって、そうなるとこの曲は本質的には、 15歳向けの歌じゃなくって、15歳を遠くなつかしむ世代向けの歌なのかもしれない。 1番の歌詞は、今の自分の心の中に潜んでいた『15歳の頃の自分』から、『今の自分』への手紙。 2番の歌詞は、『今の自分』から、今、現在もこうしておびえている『15歳の頃の自分』への手紙。 激しい曲調でのあのメッセージも『今の自分』から、今のおびえている『15歳の頃の自分』へ・・・ そして互いに助けを求め、必死に励まして・・・ 最後に「拝啓、この手紙、読んでいるあなたが幸せなことを願います」と・・・ 『今の自分』から、今のおびえていた『15歳の頃の自分』へと・・・そして同時に・・・ 今のおびえていた『15歳の頃の自分』から、『今の自分』へと・・・手紙を交わす。 一人は今の表向きの自分のことで、 もう一人は15歳の頃のまま、取り残され、おびえている自分だ。 それも間違いなく今の自分の一部分ではある。 つまり、この曲の作者の心の中には、未だ、癒されることなく、 おびえたまま物陰に隠れている、『15歳の頃の自分』がいるんだ。 表向きがどんなにしっかりしているように見えようとも、 「負けないで!泣かないで!」と誰か他人を気丈に励ますことがあろうとも、 あるいは別のときには誰か他人に対して、人生を知り尽くしているかのように・・・ 人生の全てに意味があるから・・・恐れずにあなたの夢を育てて・・・ Keep on believing...Keep on believing...Keep on believing...・・・なんてセリフを吐くことがあったとしても実は作者の心の中ではまだ、 弱く、おびえた15歳の自分が、物陰で震えているんだ・・・ そしてこの曲では、今まで自分が無視してきた『15歳の頃の自分』にやっと耳を傾けて、 その存在を認めて、癒そうとしている。自分でも確信の持てない言葉。 でも作者はその言葉を『15歳の頃の自分』に向かって、 つまり、今の自分自身の癒されていないところに向かって、祈るように伝える。 人生の全てに意味があるから・・・恐れずにあなたの夢を育てて・・・ Keep on believing...Keep on believing...Keep on believing...この曲はそんな今の自分から、今の自分の中に潜む癒されていない自分に宛てた癒しの曲なのだと思う。 だからこそ「十五の君へ」ではなくてはならなかったのだろう。 「今の自分から十五の君へ」じゃない。「十五の君から今の自分へ」でもない。 なぜって「君」は過去の「君」じゃなくて「癒されず過去のまま取り残された自分」という、 あくまで現在の「自分」の一部分なのだから。 なんで僕はこの曲にこんなに感動するのだろう? そっか・・・きっと僕は、この曲を聴くと思いだすからだ・・・ いろんな患者さんの持っている傷ついた『過去の自分』たち・・・ 癒されることなく、物陰に隠れて今もおびえて震えていた『過去の自分たち』・・・ そしてそんな自分たちを認めて、再び愛するようになったたくさんの患者さんたち・・・ 再び自分で自分のことを認めて、愛していくようになっていく数々の物語を思い出すからだ・・・ アンジェラ・アキ 手紙 人生の全てに意味があるから・・・恐れずにあなたの夢を育てて・・・ Keep on believing...Keep on believing...Keep on believing...今、いろんな場所で出会ったいろんな方々にこの曲を贈ります。最後に・・・ 拝啓、この記事を読んでいるあなたが幸せなことを願います・・・
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僕を嫉妬させる歌詞たち
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「僕を嫉妬させる言葉たち」書庫で、簡単にサクサクと、それなりのクオリティーの記事を書けることを発見し、すっかり味をしめた僕は、今度は歌詞の世界にも足を踏み入れることにしたのです・・・
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僕の患者さんが夢に破れて絶望していたとき・・・ そして無能者の僕が何もしてやれずにただ茫然とするしかなかったとき・・・ どうしようもなくなってカラオケで、泣きながら絶叫して歌っていた3曲セットをご紹介・・・ お気に召したら召し上がれ・・・ さあ、周りを見てごらん。 最初に君が立つべき舞台は・・・すぐ近くに・・・ 高ければ高い壁のほうが 登った時 気持ちいいもんな まだ・・・限界だなんて認めちゃいないさ・・・ しょせんはイタズラ神様の人生ゲームだもの 簡単にゴールしちゃってもおもしろくないでしょ? |
僕が立っているここはきっと 誰かの願ってる場所で 誰かが立っている場所がきっと 僕の望む場所で 誰かがきっと 今の僕にとっての 夢を叶えてくれている 僕もきっと 誰かにとっての 夢を叶えている 僕には、この曲を贈りたい方がたくさんいます。 本当にたくさんいます。 心から僕は、この曲を、贈りたいのです。 PS:あ。それとたぶん今日中に「怒り」シリーズを完成させるです。 by夏休みの宿題をギリギリで終わらせようとしているワトソンでちた。
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中途覚醒してしまいました。 で・・・おフトンの中で次回の「怒り」シリーズの記事を「こんどはどんなふうに書こうかな?」 なんて夢うつつな状態で、ぼんやりと考えていたら、ふと思い出した曲があります。 ちょっと紹介してみたくなりました。 この曲を初めて聴いた頃の僕はまだまだ子どもだったんだけど、 二行目の歌詞がズシンと胸に響いたことを覚えています。 そして今、改めて聴いてもやっぱり僕の胸には・・・ズシンと響くのです。 苦しく、せつなく、でも心が洗われる気持ちになるのです。 「もう二度と会わない方がいい」と言われた日 やっと分かった事があるんだ。 気づくのが遅いけど・・・ 世界中の悩み 一人で 背負ってたあの頃 俺の背中と話す君は 俺よりつらかったのさ 時がいつか 二人をまた 初めて会った あの日のように 導くのなら・・・ 質問1:ワトソンにとってこの曲はどんな曲なの? 回答1:バカ正直で不器用で孤立無援。無名で孤独な革命家が、革命よりも大切なことに、 それを失った後で、初めて気づく・・・でももうそれは二度と取り戻せない・・・そんな曲です。 質問2:それじゃあ中級編はそれがテーマなの? 回答2:ううう、もしかしたらそうかもしれないし、そうじゃないかもしれないデス。 また中途覚醒して別のテーマが急浮上するかもしんないものでして・・・ 質問3:ところでワトソン、そろそろ眠らないの? 回答3:あ。そうでした。それではみなさん、おやすみなさいです。レスが遅れてすんません・・・
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思い通りには動かない 世の中なんて何もかも だけど あたしだって世の中の 思い通りなんか動かない 『彼女の生き方』中島みゆき 思い通りにいかなくてもよかったんだ 世の中の何もかも だから あたしだって世の中の 思い通りに動かなくてもよかったんだ
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