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自転車で小さな旅
旅をコンセプトとするサイクリングガイド

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1月13日
1月のお花と言えばスイセンを思い浮かべる。
大阪府和泉市のリサイクル環境公園でスイセンが満開と聞いたので行ってみる。


北風を避ける事の出来ない堤防の道も今日は無風で快適だ。
そういえば、今年は正月から降雪のある様な寒波がやってこない。
和歌山県って改めて温暖な地域だと感じる。

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紀の川市名手から国道480号線を鍋谷峠に向かう。
道の駅くしがきの郷もwakayama800のポイント。
高野山で販売している大好きな『上きしやさんのやきもち』をココで買う事が出来る。

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鍋谷トンネルの分岐から平集落を経て鍋谷峠までは車も少ない。

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鍋谷峠は道の駅くしがきの郷から8.2キロ508mアップで平均勾配6%だ。

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9月の台風で大阪側は通行止めの鍋谷峠だが、自転車とバイクなら通行は可能だ。
汗を拭いていると大阪側から上がって来た友人のかもめ君とバッタリ。
大阪側に引き返す彼に頼んで和泉リサイクル公園まで曳いてもらった。

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和泉市リサイクル環境公園はかつての埋め立て地を公園に整備したものだ。
公園内のお花畑では4月は芝桜、5月はチューリップやバラ、6月はラベンダー、8月はヒマワリ、10月はコスモスが見られる。
運営はリサイクルの民間企業が行っていて、入場料は無料だ。
菜の花の黄色も鮮やかだ。

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梅林園の日本スイセンも甘い香りを漂わせる。

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紅梅が膨らみ始めていた。
暖かい日に公園内のベンチでお弁当なんていいと思う。

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帰路は国道旧170号線のアップダウンを耐えて水間観音さんへ。
本堂と三重塔が文化財。

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冬場のこんな穏やかな一日は得した気分になる。
家が近づく時間には日が陰って冷えてくる。今晩の夕食はお鍋がいいなぁと考える。

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ルートラボ



愛知県犬山市までドライブ。
犬山城は尾張と美濃の境で中山道鵜沼宿に近いお城。
現存天守12城で国宝5天守の一つなんだ。

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四階建ての階段は急勾配だ。

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木曽川沿いもあって最上階からの景色はいい。

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国宝建造物は国内に223件あるが、犬山城天守の国宝指定は44番目なんですね。

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ちなみに2004年まで犬山城は成瀬さん個人の持ち物だったんですよ。
天守最上階の第12代までの歴代当主の肖像画は見ごたえがありました。
(画像は他所より引用)

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野面積みの石垣を見ながら城下町へ向かいます。
お城を正面に見る昔からの区画割りにお土産物屋さんが並びます。

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壽俵屋さんのおこげ串。
小さい焼きおにぎりの間に刺しているのは守口大根の奈良漬けだ。

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山田五平餅店の五平餅はだんご型で1本100円。

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通りにある有形文化財の磯部邸は柏屋の屋号で呉服店を営んでいたそうだ。
むくり屋根なのは関西風?

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奥行のある町屋建築

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中庭はベンガラ塗りの壁

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国宝のお城から半径500mに見所がギュッとつまった中身の濃いお散歩だった。

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JR大阪駅北側に隣接するグランフロント大阪南館12階にあるLIXILギャラリーでは、現在『吉田謙吉と12坪の家』展が開催中だ。
ギャラリーは建築や住まいに関する展示が年に3回入替えされて、見学は無料だ。

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吉田謙吉氏 1897〜1982年 
氏の名前は初めて聞いたが、舞台美術作家として活躍されたそうだ。
関東大震災後にバラック建築を元に劇場や店舗の設計を行った。

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劇場の美術監督も務めた。

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氏に最も興味を持ったのは、先輩の今和次郎氏と一緒にバラック建築を調査しながら社会現象や風俗も分析し『考現学』の先駆者となった事。
(考現学は今和次郎氏がモデルノロヂオと呼んで提唱していく)

当初は『調べもの学』と呼んだらしい考現学の調査例。
●川端康成の書斎

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●44歳サラリーマン、昭和23年正月の過ごし方。
9時起床、朝食はお酒、たこなます、餅。
昼無しで午後は昼寝と入浴。夕食は酒2合とお造りの様だ。
寝るまでの間はラヂオを聞く...
70年経っても生活のリズムはあんまり変わってない?

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●大阪と東京の子供の格好の違いとか。

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氏はいろんな事をメモするのがクセだったんだって。

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住まい方、暮らし方などを研究した吉田謙吉氏が52才で建てた12坪の家は赤い外壁に白い窓枠が印象的で小ステージのある劇場併用の狭小住宅だった。

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ギャラリーを見て、1927年に吉田謙吉氏と今和次郎の提唱した『考現学』は約40年経って、赤瀬川原平氏の町中のオモロな物を調べる路上観察研究学会に繋がっている事に興味が湧いた。

路上でオモロな物を見つけて、自分なりに価値を見出そうって考えは共感できる。
看板やマンホールを見て回るのは大好きだし、超芸術トマソンなんて大好物だ。
開かないドア

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私のサイクリング中にキョロキョロしてオモロな物を見つける行為は、考現学で路上観察研究をしてるって事なんですね。

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12月24日
サイクリングのコースで走ってみたい場所は、景色だったり建物だったり文化的な物だったり。
今回は司馬遼太郎の紀行文『街道をゆく』の古座街道を走りたい。

古座街道は熊野古道の中辺路と大辺路の中道として朝来(あっそ)から古座を繋ぐ道だが、現在は周参見から古座のルートを古座街道と呼ぶそうだ。


スタート地点の周参見駅周辺にコンビニはない。
県道38号線は古座までの約50キロ間で食事できる所が無いので、スーパーオークワで食べ物を購入しておくといい。開店は9時からだ。

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周参見川に沿って佐本集落を目指す。
雫の滝に寄り道。夏なら滝つぼで泳ぎたい、もう少し水量が多いと見応えがあるんだけどな。

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獅子目峠はトンネルを抜ければ苦労はないが、今回は旧道を越えてみる。
長く自動車の通行が無い様で杉の落ち葉と落石の道は貸切りだった。

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徒歩でも超えるのが難しい位の倒木が貸し切りの理由。
足元注意で何とか通過。

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宿場町の佐本集落で休憩のつもりだったが、お店は無く自動販売機が2台あるだけだった。

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七川貯水池沿いはサクラ並木が続く。4月のお花見シーズンは見事だろう。
七川ダム管理事務所でダムカードを頂いた。

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今日、楽しみにしていたのは真砂(まなご)集落の探索だ。
古座川から20キロ遡った真砂集落はかつて河口からの生活物資と備長炭などの林産品を積み下ろしする集積の集落だった。

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昭和初期に150軒の住宅に銀行が2軒と登記所が1軒あり、映画館や学校の文化や生活のある大きい集落だったそうだ。
しかし現在は20軒程の住宅が残るだけ。

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街道をゆくでは、この真砂集落の繁栄と衰退に昭和の半世紀の変化のすさまじさを感じると書いていた。

地域の繁栄と衰退は高知の魚梁瀬森林鉄道跡や愛媛県の別子銅山東平集落でも人のいなくなった集落を見て感じた事がある。

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国道371号線となってからは道も広く古座川の川幅も広がります。
高さ100m 幅500mの一枚岩。
道の駅のレストランは今日はお休み・・・おにぎり持ってて良かった〜。

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古座の町が見えて来た。
上流の林産品を積み替えて江戸や京阪神に輸送していた海運の町だ。

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古座川左岸の旧街道沿いには古い建物や景色が残る。
モダンな木造建築は明治時代の青年会の互盟社。

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海路と陸路の荷物や人で賑やかだったんだろうな。

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古座街道と大辺路の交差点に道路元標のレプリカが設置されていた。

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時間に余裕はあったが、古座駅をゴールとした。
アニメの設定や映画のロケ地巡りを聖地巡礼と言うそうですが、これは司馬遼太郎巡礼かな?
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ルートラボ 約57キロ走行





12月23日
年に3回発売される青春18きっぷだけど、冬の18きっぷは使える日数が短いから早めに使わないと使い切らない事がある。
先週に続いて今週も普通列車で4時間もかかる紀南エリアのwakayama800ポイント巡りに行く事にする。


熊野三山とは先週の『熊野本宮大社』『熊野速玉大社』と今回の『熊野那智大社』の事。
那智大社はスタート地点の那智駅前から約8キロ、250mアップの山の中にある。

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大門坂の駐車場にFIFA女子ワールドカップ優勝メンバーの足型プレートが埋め込まれている、なでしこジャパン記念モニュメントが出来ていた。
ユニフォームのヤタガラスは熊野大社の神使だからね。

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熊野古道とは平安時代から続く熊野詣での参詣道の事。
巨木と石畳が続くこんな道だったのだろう。

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山伏の修験の場って感じがすごく伝わる那智大滝。
落差133mは日本一で、飛瀧神社の御神体だ。

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wakayama800の山岳ポイントにもなっている。

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参道では黒飴と那智黒石と木工品のお土産物屋さんが並ぶ。
言葉の違う客と店番のばあさんの会話が噛み合ってるのが面白い。

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熊野那智大社は神仏習合の青岸渡寺が隣接する。
こちらは西国三十三ヶ所の第一番札所でもある。
三重塔と那智の滝の風景が有名だ。

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那智駅まで戻って国道42号線を南下する。
リアス式海岸の勝浦漁港はマグロ漁でも有名だ。
年末なのに気温18℃で半袖で汗をかいたのは、南国?異常気象?

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太地のくじらの博物館。ここもいつか入ってみたい・・・

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日本で一番短い二級河川『ぶつぶつ川』は全長13.5m。
ちなみに一番長い二級河川は全長127キロの日高川でどちらも和歌山県にあります。

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大島のトルコ記念館のポイントを獲得して樫野崎灯台へ。
江戸時代のお雇外国人、灯台の父リチャード・ヘンリー・ブラントンの設計で日本初の石積み灯台だ。
もうスイセンの甘い匂いが漂っていた。

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本州最南端、潮岬。
南へ南へと向かっていたら、一番南のココに着いた。そんな感じが好きだ。

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潮岬灯台に夕方来たのは初めてだが、観光客も居なくなって静かだ。
ゴールを目前に景色のいいベンチで灯台の明かりを眺めてちょっと休憩。

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ルートラボ 約84キロ走行



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