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自転車で小さな旅
旅をコンセプトとするサイクリングガイド

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数年前の事ですが、二度と行けないだろう忘れられない旅でした。
自転車はありません。それどころか普通では行けない所に行ってきました。

 富山県の黒部峡谷鉄道の宇奈月〜欅平間は温泉や渓谷の紅葉が有名な観光路線です。
しかし、欅平から先は関西電力専用線となっていて黒部第四発電所と黒部ダムの保守・工事用路線で一般の人は入れません。
そのルートで年に数回、数人が参加できる『黒部ルート見学会』が行われます。
その関西電力の黒部第四発電所の上部軌道見学会に参加できたんです。

コース
関西電力さんの黒部見学ルート






見学会の事前勉強も怠り無く・・・

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富山県黒部市の宇奈月温泉から欅平まで黒部渓谷鉄道に乗車。

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観光客が乗車できる欅平まではかわいいトロッコ列車で約1時間20分。
黒部渓谷の紅葉が色づき始めていました。

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ここから先が関西電力さんのダムや路線などの保全関係者だけが立ち入る事の出来る区間。
移動車両に乗車させてもらいます。

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ヘルメットを着用して工事用エレベーターは一気に200メートル上がり、上部軌道トンネルへ。
ここで更に小さい輸送用トロッコ列車に乗車。


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千人谷は小説「高熱隧道」の舞台になった場所です。
戦前の黒部第三発電所建設時に岩盤温度160℃の地帯にトンネルを掘った話。
寒いはずのトンネル内がその場所に近づくと窓が曇り、サウナの様な暑さになります。

トンネルを出ると千人谷ダムと黒部第三発電所。

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更にトンネル内をトロッコは進み終点が黒部第四発電所。通称クロヨン。
地下200メートルに6階建ての建物があります。

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黒部ダムからの水流で稼動する4基の水力発電機があります。
展示されている発電機の水流を受けるロータリーフィン。

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クロヨン発電所からインクラインで300メートル上昇。
とんでもない 傾斜と距離を荷物の運搬用車に乗車して移動。

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長い長いトンネルの中をバスで移動。
横坑から見えるのは黒部渓谷からしか見れない剱岳の後ろ姿。

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ついに黒部ダムに到着。日本一のアーチ式ダム。
堤高は186m。

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長野県大町からダム建設の為に掘った関電トンネルが破砕帯突破に苦労した「黒部の太陽」の場所。
工期7年の大建造物だ。 
171人が亡くなられた1961年の大工事だった。

多くの観光客に交じって慰霊碑にそっと手を合わせる人を見て、胸が熱くなる。

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黒部ダムからは一般のコースとなり関電トンネルをトロリーバスで扇沢へ。

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欅平の関西電力上部軌道に入ってから黒部ダムまでは約2時間半程ずっと地下を移動。
ダム建設だけでなく延長20キロにも及ぶトンネルや水路の建設、当時の高い技術や苦労や根性を感じました。

それを保全し電力の安定供給している現場の方の話を聞く本当に貴重な体験でした。


めったに行けない所なので、黒部ダムのダムカードはしっかりゲット。

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YOUTUBE


自転車の旅ではありませんが、黒部の場所が判りにくいので、ルートラボを貼っておきます。

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