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自転車で小さな旅
旅をコンセプトとするサイクリングガイド

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9月8日

青春18きっぷで少し遠くに行こう。
平日、早朝のJR大阪駅で通勤客に遠慮しながら乗り換えて、倉敷駅に降り立つ。
折角なので少し美観地区を流す。

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今日のコースは古代には西国街道と呼ばれ、近代には旧山陽道と呼ばれる京都と九州の太宰府を繋ぐ旧街道だ。
地図を見ていると、瀬戸内から10キロの内陸部なのでローカルな景色なのでは?と勝手に想像していた。


旧山陽道に並行する井原鉄道は20世紀最後の新設路線と言われ、1971年に工事が中止になった未成線を第3セクターとして1999年に開通させた新しい路線でローカル線の風景はない。

高梁川橋梁は錆びているんじゃない。
表面に保護性錆が施された最新技術の耐候性鋼の橋なんだ。

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川辺宿駅
旧山陽道川辺宿は、探偵の金田一耕助を主人公とする横溝正史の推理小説『本陣殺人事件』の設定場所だ。
疎開先が岡山だったそうで、他に『獄門島』『犬神家の一族』『八墓村』などのゆかりの地が周辺にはある。

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吉備真備駅前
きびのまきびって奈良時代の学者で遣唐使って事位しか知識が無いけど、地名だったんですね。

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左大阪道、右玉島の道標を見つけるが、旧山陽道は国道486号線となって歴史遺構は少なく路肩も狭く走りにくい。
自転車には小田川の堤防に快適な道が続く。

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矢掛宿には西国方面の大名行列が通った風景を思わせる多くの古い建物が残る。
高草家のなまこ壁の土蔵は国重文

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県道48号線を笠岡方面に寄り道して、井原鉄道の前身となった笠岡軽便鉄道の旧新山駅の記念館を見に行く。
ここはローカルな風景に似合うな。

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井原駅がもっとも立派だ。
他の駅の予算を削ってこれを建てたの?って感じ。

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継ぎはぎの旧道をたどると高屋宿に県境碑があった。
大正8年に建てられた碑が水害で倒壊し、平成17年に建て替えられたそうだ。

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約20年前に鉄道を作った事で、沿線は土地整備が進んで綺麗な道がたくさんできていた。
仕事も人も増えたのだろう。道路やトンネルの工事現場も多く見かけた。
でも、アクセスが悪いから鉄道を作ったんじゃないの?
道路を整備すれば、折角作った47キロの鉄道はどうなるの?

井原鉄道を作ったのは、岡山県第二の倉敷市と広島県第二の福山市の間にある土地に住む人たちの意地だったんだろうか?

ローカルな風景を勝手に想像していただけに、少し消化不良のサイクリングとなった。

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福山市に投宿。
広島弁が聞きたくて若者が集まりそうなお店で周りに聞き耳を立てる旅の夜でした。

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