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自転車で小さな旅
旅をコンセプトとするサイクリングガイド

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今年の6月の事。
ゆっくりと峠に向かっているとダイヤモンドフレームに白いフロントバックのランドナーが下ってくる。
見ると女性だ。
『珍しいなあ〜』と思ったら続けて数台が続いた。

峠を越えて最初のコンビニに立ち寄ると同じようなランドナーが3人。
私:『大学のサイクリング部?』
彼:『はい。立命館大学サイクリング部です』
大学サイクリング部員って聞くと嬉しくなって長話だったのは迷惑だったな。
(画像はブログにアップする承認を得ています)

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クラブのHPを拝見すると、本当に楽しそうなフォトが一杯だ。
自転車旅の楽しさっていつの時代も一緒なんだな。
しかも、多くの学生がランドナーに乗っている。
立命館大学サイクリング部には80年代の風景が残っていた。

(この画像がストライクだったので、無許可ですが紹介させてもらいます。自転車と露天風呂なんてすごくいいセンスだと思います)

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私も学生時代は大学サイクリング部だった。
サイクリングブームの1970年から80年代は多くの大学にサイクリング部があって、大学サイクリング部が加盟する西日本大学サイクリング連盟(通称 西サ連)には当時50校近くが加盟していた。
ラリーと呼ばれる他校の部員と交流できるサイクリング大会では学年に関係なく知り合いがたくさんできた。
今でも〇〇大学OBと聞くと他校でも上下関係が発生する。

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宿泊のあるサイクリングをツアーと呼んでいて、泊まりはテント泊だった。
ランドナーのフロントキャリアに日東キャンピーを付けるのが標準的な装備だった。

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合宿では一回生が団体装備を持つ。
テントや鍋や火器、食料はお米10キロやみそや調味料。
自転車15キロ以外に荷物が20キロ近くになったと思う。

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テント泊での火器はガソリンコンロだ。
今は生産されていないホエーブス(Phoebus)625 通称大ブス。
一人2個をサイドバックに入れていた。

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朝は炊き立てだが、お昼ごはんは朝に炊いた冷えた飯盒飯(4合)と1つの缶づめを二人で分ける。
定番はサバ缶やマグロフレーク。

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夜はカレーやシチュー。
ニンジン、ジャガイモ、タマネギと豚肉の具材は毎日一緒。
鍋はキャンピング鍋(通称キャンナベ)ってリアキャリアに積める位の大きさの物が市販されていた。

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しかし、我が部には円盤ナベと呼ぶ伝統の亀甲文様の業務用ナベがあって、これをリアキャリアに積むと二度見されるほどの大きさだった。

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鍋はちゃんと積載しないと、走行中にこうなる。
中には食器が入っているので道路にばらまく事になっちゃう。
先輩から怒られるし一回生としては恥だった。

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合宿は現地集合なので、個人ツアーと呼ぶソロサイクリングしながら集合場所に向かうのが常だった。
合宿解散後も同様だ。
合宿と個人ツアーを含めて60日間のロングツーリングをした事もある。
お金が無くなるまでの自由な旅だ。

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大学生のサイクリングブログで走る事が楽しいって純粋な気持ちを思い出した。
自転車に乗って知らない所を走っていると、それだけで楽しかったっけ。
その気持ちは忘れないでいたいな。


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