|
3月25日
ス師匠が『穴虫に走りに行くよ』と言う。
穴虫は大阪南部と奈良県との県境にある二上山の奈良県側の地域だ。
私の地元でよく知るフィールドだが、わざわざ『行くよ』って程の場所だとは思わないけどな。
大阪の自転車乗りなら『穴虫』と聞くと穴虫峠と答えるだろう。
大和川サイクリングロードで羽曳野市から日本最古の官道である竹ノ内峠を越えて當麻寺経由で車の多い田尻峠を避けて穴虫峠で帰ってくるのが定番コースだから。
しかし、コース選定のセンスの似ているス師匠が言うのだから、『穴虫』には何か面白い所があるのだろう。
ピンと来た今日のメンバーはそんなス師匠の誘いに乗った17名。
柏原市役所に集合して走り出す。
河内国分からサクラ並木の原川沿いを流す。
国道165号線で奈良県に入ると早速長尾街道の旧道へ。
かつてはココがメイン道路だった証拠に『是より東奈良県』の県境碑が残っている。
旧道の関屋越で逢坂へ向かう。
『左 たハらもと(田原本)、ほう里うじ(法隆寺)』の石道標も残る。
逢坂はかつては大坂と呼ばれ大阪と奈良を結ぶ街道が通る奈良時代からの古い地域だ。
同エリアにある穴虫集落は穴に伏す様な低地って事が地名の由来だそうだが今は新興住宅地の丘陵地のイメージなんだよな。
二上山東麓のエリアは相撲が盛んで、大坂山口神社ではかつて奉納相撲も行われていた。
ただの石積みかと思ったが、相撲観戦の為の桟敷席だったそうだ。(当時の様子を再現してみた)
さて、ここまではス師匠が穴虫をわざわざコースにする程の理由が見つからない。
今は裏道になった旧道や古い神社に寄っただけだ。
二上村道路元標がある所をみると、古いっちゃ古いんだろうけど、私もス師匠も大好物な『少し古くて、少し新しい感じのする風景』としてはちょっと弱い。
近鉄大阪線の二上駅をかすめて細い道に入って行くとそこに迷宮があった!
細い路地に焼板の版築塀が続く集落。
辻の向こうにも、こっちにもタイムスリップしたような風景が残る。
これくらいの古さが好きだ。
記憶の隅に残った見たことある様な風景、デジャブかと思うような風景。
富田林の寺内町や橿原の今井町、旧街道にも同様の風景は残っているが、ここは道路の区画や幅員などがキチンと整備されていない生活感がある。
思いつくままに辻を曲がると、迷子になりそうな迷宮の集落だった。
周辺で一番古いと言われるむくり屋根の大屋敷。
なる程、これが『穴虫に行くよ』って理由か。
今日の様な風の穏やかな天気がいい日のランチは遠足の様にお弁当がいい。
香芝市総合体育館の親水公園でおしゃべりも止めどない。
かつては火山だった二上山の山麓エリアは時間もゆっくり流れている様だ。
高校生の頃に良く走っていたエリアだったが、全然知らなかったのは当時とコースの好みが違っていたのだろう。
意外と身近にも知らない所があるんだな?と気づいたサイクリングだった。
メンバーと分かれて大和川サイクリングロードへ。
思い出すと前回ココを走ったのは1年前だった。
自分の時間は意外と早く流れている。
いいねをポチっとお願いします。
JR阪和線堺市駅まで走って輪行で帰宅
ルートラボ 約52キロ走行
|
過去の投稿日別表示
-
詳細
2018年03月30日
全1ページ
[1]
コメント(5)
全1ページ
[1]


